鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2752回】 結局はトップ次第

2018年07月13日 | 住宅コンサルタントとして
中小企業の成長力は、社員さんがどれだけ成長するかで決まります。

住宅会社で言うと、2~3億を超えたあたりから、完全にそうなります。

会社が成長するためには、社員さんに成長してもらうしかない、
ということを理解できていない経営者は、結構多いと思います。

そして社員さんに成長してもらうためには、どんなことに取り組まなくてはならないか、
ということを理解している経営者は、ほとんどいないような気がします。

社員さんに成長してもらうために必要なのは、
まずは何といっても経営者自らが謙虚に学び続けることです。

謙虚に学び、学んだことを実践することの模範を見せ続けることです。

学ぶだけ学んで、学びっぱなしというタイプの経営者の下では、
社員さんもそうなりがちです。

学び、実践し、改善する。
その姿勢を自分の背中を通して見せ続けることです。

「ウチの社員、ホント、勉強しない」
「ウチの社員は、聞く姿勢がなってない」

という経営者は、自分自身が謙虚に学ぶことを示せていないですし、
そもそも自分自身の話を聞く姿勢が微妙だったりします。

社員さんというのは

「ウチの社長も勤務中、寝てるから、俺も寝てもいいだろう・・・」
「社長自身が公私混同しているから、俺もそうしていいだろう・・・」

と考えるものなのです。

要するに勉強する、しない、仕事に真剣に取り組む、取り組まないといったことは、
トップの姿勢次第と言えるのです。

組織がピリッとしている会社というのは、
経営者自らが公私混同することなく、学び続け、働き続けている会社です。

そして組織がそういう空気になったとしたら、
経営者が幹部を連れて、いろんなところに学びに行くことです。

幹部が学ぶことの大切さを分かって勉強好きになってきたら、
今度はその幹部よりも若いスタッフさんに学ぶ機会をたくさん与える。

こうして、成長する組織というものはできてくるのです。

経営者の学ぶ姿勢、
それから経営者が本気で社員さんに育ってもらいたいと思い、取り組み続けること。

組織はトップ次第で決まるのです。
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