鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2764回】 ウェブ制作関連の自称コンサル

2018年07月25日 | 住宅コンサルタントとして
あらゆる情報を収集する手段として、スマホの割合は若い世代になればなるほど髙い。
だからスマホに適した形での情報発信を強化する必要性が、
住宅業界はもちろん、ありとあらゆる業界にあるのです。

ということで、web制作関連の会社には多くの仕事が舞い込んでいるかと思うのですが、
このweb制作関連の会社、結構、社会的常識を知らない会社が多いことを
依頼する側は知っておいた方が良いでしょう。

弊社がHP制作を依頼している会社も、その対応に思わず顎がはずれそうになってしまいました。

先日、サーバーの更新のための請求書が届いたので、
請求金額通りの額を振り込んだところ、1週間もしないうちに
サーバーの変更のお知らせと、これまでのサーバー契約料の3倍強の金額に値上げする、
という通知が届いたのです。

その会社、マーケティングコンサルをやっています、ということをうたっております。
セミナーをバンバン開催し、地域を元気にするというキャッチフレーズで展開されていて、
トップは一流大学を出て講演をしまくって、拠点を拡大することに必死なようですが、
マーケティングの基本を勉強しなおした方が良いんじゃないか、と心配してしまいます。

契約締結後、すぐに値上げを通知してくるって、
それがどれだけお客様の信用を下げているのか、ということを分かっていない。

顧客心理を考えずに売り手の都合を押し付ける、というのは、
信用を無くす上では最適の手段でしょうが、
マーケティングを構築する上で顧客の信用を獲得することが欠かせない、
という、基本を無視して、何がマーケティングコンサルなんだろう、と思ってしまいます。

他社さんにノウハウをお伝えする前に、商売の常識を勉強した方が良いでしょう。

また、日々進化する技術の勉強を全くできていない会社も多いですし、
時間や約束を守るといった、常識を知らない会社も数多く存在します。

自称コンサルを名乗り、ランチェスター戦略に基づいたさまざまなマーケティングの提案をし、
貴社の業績向上のサポートをします、という人の業績向上の最大の手段が、
何とロゴ制作だった、というコントのようなオチを用意してきた経営者もいました。

人を見る目がある経営者は全く問題ないと思いますが、
あまり人を見る目が無い経営者は、信頼おける人に相談した方が良いでしょう。

世の経営コンサルを名乗っている会社、個人と同じくらい、
webコンサルという人たちも微妙です。

どの業者さんに依頼すれば良いのかを判断できる、しっかりと見る目を持ちたいものですね。
コメント
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