鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2746回】 トップ自ら、現場を回る

2018年07月07日 | 住宅コンサルタントとして
先日、カンブリア宮殿を見ていたのですが、非常に勉強をさせていただいた回がありました。

横川竟氏が出演されていた回なのですが、もう本当に感動の回でした。

横川竟氏は、すかいらーくを創業された方でもありますが、
今では高倉町珈琲を経営されているだけでなく、
いろんな外食店を自ら回り、実際に食べて常に研究されている。

それだけでなく、いろんな外食企業にアドバイスをされていて、
外食業界、更には日本全体を良くしていこうというハートをお持ちなのです。

で、横川氏いわく、外食業界で業績が落ちている企業に共通するポイントは、
お店をつくって商品と人をつくっていない企業なのだそうです。

出店ばかりして、肝心の商品をより良くしていくことを経営者が忘れてしまっている。

更に外食で重要なのはスタッフなのですが、そのスタッフを育てることにも尽力していないのです。

経営者は頭の中はそろばんばかりはじいていて、お客様やスタッフを見ていないのですね。

これ、住宅業界も全くあてはまるよな、と番組を拝見していて思いました。

また、業績不振のお店を実際に横川氏が見て、
改善点をずばり指摘するというシーンもありました。

都内にある、あるシーフード店のお店のオーナーに対してもアドバイスも、
これまた物事の本質をついた、見事なご指摘でした。
(詳しくは番組をご覧ください)

また、都内で非常に外食店の運営が難しいエリアで、
大盛況のお店を開発し続けている企業オーナーも取り上げられていました。

そのオーナー、1日に多い時で5~6店舗、
自分のお店にお客様として訪れ、
お客様の視点で改善点を見出し、スタッフさんに指摘されているそうです。

住宅業界よりも、もっと厳しい外食業界。

その外食業界で成功されている経営者は、
常に顧客の視点で自店を見ていると同時に、いろんなお店にも足を運ぶ。

誰よりもお客様の目で物を見て考えている。

それに比べると、住宅業界はどうなんだろう、と思ってしまいました。

お客様の視点で現場を定期的に回れているでしょうか?

我々、見習う点が多々、あるかと思います。
コメント
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