鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2745回】 暗記型の勉強は、ビジネスであまり使えない

2018年07月06日 | 住宅コンサルタントとして
勉強と言うと、大半の日本人は暗記型の勉強をイメージすると思います。

さまざまな問題に対する正解があって、それをどれだけ覚えるのか、
という教育を幼少期から受けてきたのです。

しかしながら、こういう頭の使い方をしてきた人は、
答えが無い問題、というか正解が一つではない問題に直面すると、
思考が止まってしまったり、柔軟に考えられなかったりするのです。

住宅営業の場合、お客様の問題点をパターン化することは非常に難しく、
土地の形状、土地に対する規制や制限も千差万別で、
パターン化が非常に難しい。

更にお客様が真に困っていること、求めていることを
こちら側に説明できる訳では無いので、
目の前のお客様のp問題解決に対する答えは、一つでは無いのです。

お客様の目の前でいろんなことを想像し、気づき、
仮説をぶつけて修正していくような、地道なことをやり続けなくてはなりません。

だから暗記型の脳の使い方しかしてこなかった人は、
実は住宅の営業には向いていないのです。

もし、住宅の営業マンで伸び悩んでいる人がいたとしたら、
頭の使い方を変えるトレーニングをすると良いと思います。

答えが無いことを考えるトレーニングをするのです。

例えば、

「自分が住んでいるエリアで、人口を1.3倍にするための政策は?」
「バラバラになっている昔の同級生を80%以上集まってもらって、同窓会を開くには?」
「自分の特殊能力を1時間1万円で売る方法とは?」

など、答えが無いことを考える癖づけをしてみると良いのでは、と思います。

私自身、年々お客様の評価が下がっている住宅業界で、
お客様を安定的に集客するためには、という答えが無いことをずっと考えていましたし、
今でもどうすれば、建築資材販売業界が人を採用しやすくなるのだろう、と考えています。

こういう脳の使い方をすることで、柔軟に物事を考えられるようになり、
結果、臨機応変な対応もできるようになる、と個人的に思っています。

住宅営業マンに必要な脳の使い方、皆さんはできているでしょうか?
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