りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

災害発生時の支援体制の連携強化を

2010年10月27日 | なんでもかんでもコーナ~

 25日に酒匂川防災ステーションで災害対策用機械派遣訓練がありました。この日は魚市場との懇談や地域の道路問題等の調査をして何かとあわただしかったのですが先般の台風9号による本市を含む近隣市町の被害状況などからぜひいざという時の対策を知っておかなければと思い出席しました。

 きょうのニュースでも先日の豪雨により大変な被害となった奄美大島のようすが報道されていました。住民の方たちは次なる台風情報ににおびえながら作業をしているとあって、いざという時の被害を最小限にくいとめるための事前対策や災害に襲われたときの最大限の対策は何なのかと非常に考えさせられます。

 訓練ではではまず派遣要請手続き等についてということで、横浜国道事務所・京浜河川事務所の方よりお話しがありました。次いで屋外にてさまざまな機械の操作説明を受けました。災害発生時に各方面からの支援体制については整備されていると承知していましたが、正直今回のような横浜国道事務所との連携で災害発生時における支援システムがあるのを知ったのは初めてだったと思います。まぁ、よく分かっていないほど市内ではここを利用するような近年大規模な災害が発生したことはないということだと思いますが、万一の際には支援要請できるということがこのような訓練を通じてより鮮明になったことはよかったと思います。


 それにしても今年9月に起きた台風9号は改めて大変な被害だったと思います。酒匂川の河川敷もそうですが、床上床下浸水など住民のところの被害は極めて厳しいものがあって、関係するみなさんのところでは完全に元通りになるまでには相当時間がかかるのではないかと思われます。

 特に酒匂の下菊川下流部にお住まいの方たちのところの被害は大きく、原田敏司市議は関係者とのコンタクトをとりながら地域の方と今後の対策を考えているところです。会派でも議論しています。これまでにも岡崎明氏、内田輝夫氏といった先輩の議員による下菊川、関口川、久野川、山王川、狩川流域などの治水対策を求めてきた経緯がありますが近年でも新たな提案をしながら対策を求めてきました。本市では河川の護岸整備、雨水渠整備等が進んできています。でもさらに災害に強いまちづくりに適した整備を進める提案をしていかなければならないと思っています。

(写真は機械の操作の場面。左から対策本部車⇒の方向に車が変化して行き車内に入ると会議室になっています。写真右は加藤市長。その先の写真は衛星通信車で下が排水ポンプ車。) いずれも災害発生時に活躍する車両ですが、対策本部車は現地対策本部の役割を果たす車両です。                  

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肝っ玉母さんだった

2010年10月24日 | どの子もかがやくように
 きのうは知人と放課後児童クラブ(学童保育)のかつての関係者にお会いしました。

 まずお会いしたとたんに御年81歳とのことでしたが、体格やお顔のはり声の大きさはっきりとしたところなど、まったく年齢を感じさせないとびきりお元気なことにびっくりしました。実年齢より10歳はお若いと感じました。すごい人に出会った~

 その方は市内の小学校区にある放課後児童クラブでも最初の頃にできたクラブの中心的な創設者のお一人で、ご自分のお家の1部を放課後児童クラブに開放して自らがお子さんを預かっていたということです。10数人の子どもたちを一人で見ていたというのですからなかなかできたもんじゃないと創設までの経緯等お聞きしながら何かと感服するのでした。まさに肝っ玉母さんです。

 そして創設とその後の運営を支えて来られたのは「お母さんたちが安心して働けるために必要なんだ」という信念にあったということがお話の中で分かりその時の熱意に心を動かされました。

 今や市内にある放課後児童クラブは25の小学校区のすべてにあります。1200名の子どもたちが放課後を安心して過ごすことができ、保護者の方たちも安心してお仕事ができています。先ほどの方や多くの関係者、行政の方たちによってますます充実してきていると思っています。私たち会派でも拡充をずっと求めて来ていますが対象をぜひ6年生卒業までに、さらに内容の充実をと思います。
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障害がい者の応益負担の廃止を

2010年10月22日 | なんたって住民福祉

 先日、定例の「自立支援法を考える会」があり原田敏司市議と出席しました。この会の立ち上げ当初から出席させていただいてかれこれ4年が経ちました。障害者自立支援法の廃止がこの会に集まってくる方たちの願いでした。重度障がいの方や視覚障がいの方など重い障がいを抱えながらも障がい者の方たちの権利やくらし等を守るために自らの体をおして一生懸命に頑張っている姿に毎回励まされます。

 会ではそれぞれの活動報告をして今後の方針を確認し合いますが、報告に当たり資料ということで障がい者の方たちから何枚ものプリントが差し出されました。点字プリンタを用いてご用意されているとお聞きして、この間の活動報告に対する感想や意見を出し合う場ではまずは改めていろんなご努力に感謝を申し上げました。

 2006年4月に施行された障害者自立支援法は福祉サービスを利用すると応益1割負担という重い負担があり、法案が国会を通る前の議論の段階から障がい者の方たちがなぜこんなに大変な負担を負わなければならないのかと特にその部分に納得がいきませんでした。

 障がい者の方たちは障がいがあるがゆえにお仕事ができなかったり、お仕事ができても所得は圧倒的に低くまたそのご家庭も経済的に大変な方が多いのが現状です。応益1割負担というけどお金がなければ福祉サービスを受けることができないので受けることができなければ体に支障をきたしてしまいます。重い障がいのある方ほど病気やケガになりやすかったりするので、障がいのある部分の支えとなる福祉サービスを得ることは病気やケガを未然に防ぎ体のいい状態を保つためにも必要なのです。

 それと閉じこもりがちになる心身を開放するためにも福祉サービスは必要で、ありとあらゆる障がい者福祉サービスは生きていくための空気や水などと同じように障がい者の方たちには日々欠かせないものになっていると実感しています。ですから応益負担ほど障がい者の方たちを苦しめていることはないと思い応益負担の1日も早い撤廃を願ってやみません。

 いろんな調査でも福祉サービスを利用する際の負担の重さに利用するのを控えているなどの現象が現れています。経済大国を誇る日本なのにGPDに占める障がい者関係費の割合はというとドイツの4分の1、スウェーデンの8分の1と極めて低くて福祉水準の低さには経済大国の名が聞いてあきれます。弱い立場に置かれている方たちを本気で大切にする国の姿勢が経済が厳しいといわれる今だからこそ必要になっていると感じます。

 この秋の企画で「今こそ進めよう! 障害者制度改革 自立支援法廃止と新法づくりを確かなものに 10・29全国大フォーラム」が日比谷野外音楽堂で開かれます。前回の7000人をはるかに上回る人数が期待されています。今年の6月の自立支援法改定案を審議未了廃案に持ち込んだときと同じように全国で運動が活発になっていて、フォーラムには全国から大勢の方が集まります。ぜひ成功するといいなと思います。 

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収穫の秋なのに・・・

2010年10月19日 | なんでもかんでもコーナ~
 今朝、尊徳蔡で買ってきたお米を炊きました。美味じゃ~

  お米は足柄平野のブランド米・きぬひかり。新米の味はほどよい甘みと粘りがあってとてもおいしかったです。これは尊徳蔡当日に会館外にある仮設のお店で子どもたちが威勢よく売っていたものです。元気な呼び込みについ引き寄せられて買いました。
 当日は松沢知事もお見えになり、各お店を回った後子どもたちに囲まれて満面の笑みで記念撮影に応えていらっしゃいました。

 そのお米や野菜ですが、夏の猛暑の影響がとっても心配されています。ついこの間はレタス1個400円!!、トマトもネギもあれもこれもとにかく高くて主婦としてはとてもじゃないけど買いたくても買える状態ではないなと思っています。レタスを食べなくても生きていけるし、まっいいか~ということで最低限必要なものは買っても、野菜の前を通り過ぎる日々が続いています。まだ当分野菜の高値は続くようなので本当に猛暑恐るべしだとつくづく思います。

 さてとお米はというとこれがまた大変で、価格は安くて消費者にはありがたくても生産者には非常に厳しいことになってきていると思います。生産費を大幅に下回るお米の価格がつづくことで、このままでいくと稲作農家が生計を立てていかれない。その存在が危ういなどとも言われています。こんな状態が続けばやがて消費者にもかかわってくるのではないかと思い・・・、率直なところ安くておいしいのは本当にうれしいけど複雑な思いと今後が不安ですね。米価の暴落は稲作農家だけの問題だけでは済まされないと思っています。本市の農産物の状態をよく調べなければと思います。

この間国会で紙智子さんがこの問題で質問をしています。非常に分かりやすい内容になっていました。
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それぞれの青春

2010年10月19日 | なんでもかんでもコーナ~

        16日(土)は秋晴れのお天気。 空が真っ青でとっても気持ちがいい1日でした。ね!
  
               午前中は城山陸上競技場で秩父宮腸杯・第50回実業団・学生対抗陸上競技大会の開会式に出席し、しばらく観戦しました。午後からは尊徳記念会館での第53回尊徳祭に出席し、アトラクションなどを楽しみました。

 陸上競技大会では全国から参加してきているすごい記録の保持者による競技が繰り広げられたのですが、市内の中学生による中学生招待リレーが行われるなど、身近に感じられて、しかも手に汗握るシーンがありました。一緒に観戦する他の市議から中学時代にやっていたスポーツの話がとび出すとひとしきりその場はスポーツの話で大いに盛り上がりましたが、目の前の走る、跳ぶ、投げるといった一ひとりの選手のみごとな戦いぶりにふっと青春あの頃を思い出していたのかな?なんて思いました。ちなみに私は中学、高校ともバスケ部でした。
                
                           尊徳祭では尊徳祭の記念ポスターやパンフレットの表紙を飾る尊徳さんの絵が毎年選定されます。今年は城北工業高校デザイン科3年生の渡辺真衣さんの作品が選ばれました。キュートな絵にホッと和みます。他のもみんな個性があってかわいくて癒されました。(写真は真衣さんとその作品です。)
         

 アトラクションでは下中座の公演を観ました。独特の空間と熱演にいつも感動します。相模人形芝居下中座は国指定無形民俗文化財。風格がありまね。最高。



スポーツに絵に芝居に若い感性が溢れているなぁ~、青春まっただなかだなーと思いました。つづく・・・

                                                                                                             

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尖閣諸島について思うこと

2010年10月14日 | Weblog

 尖閣諸島について、知人といろいろと議論になりました。

 先月に起きた中国の漁船が海上保安庁の巡視船に衝突して漁船の船長が逮捕された事件は、その後多くの人の関心事になっているように思います。知人とも、どうしていつまでも同じような争いごとがつづくのか、過去の歴史、事実関係はどうなっているのかというようなことであれこれと話は尽きませんでした。

 こんな時、外国との平和友好関係とはどんなことを言うのだろうかと思うのですが、やはり本当の友好関係というのは正しいことは正しいとはっきりものが言えるところにあるのだと思い、今回のことを通じてさらにそう思いました。国際法という正規の手続きを経て日本の領土となったのが尖閣諸島です。だとしたら他国の国に領有権があるはずがないわけであって、領有権問題が起こるのがおかしいと思っています。
 
 そんな意味で、やはり今回の事件についてはもっと日本政府がきちっとした態度をとっていくべきであったと思います。あやふやなあいまいさはかえって国際的に、平和外交ともすべてにおいて中途半端なおかしな事態を招いてしまうと思います。歴史や真の事実関係は塗り替えることはできませんので事実に沿って事件の究明をしていくべきだと思います。

 1972年に日本共産党は尖閣諸島は日本の領有だと見解を発表しました。この10月4日にも改めて見解を発表しています。そこには日本が1895年1月14日に尖閣諸島を領有したとあり、そうなるまでの経緯もはっきりと記されています。私自身もこの事件をきっかけに、初めてこの島々に探検を挑んで、事業を起こしてきたという日本人の古賀辰四郎氏のことなどいろいろと調べてみました。そこにはまぎれもない日本の領有だということに改めて確信するのでしたが、ぜひ平和な国際社会をつくっていく為にも今後とも冷静な話し合いによる解決をしていってほしいと思います。

 尖閣諸島の写真を見ながら、自然界や人間界の風雪にさらされながらもでんと構えている島々の姿に今日までの問題とは別に、自然の持つ姿、そのすごさにちがった意味の興味を持つのでした。大自然を目の前にして人間の不条理が情けなくも感じます。とにかくぜひ今回を機に一歩改善することを望みたいものです。

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ちょっこし小田原フラワーガーデンに行ってきました。

2010年10月13日 | ザ・フラワー


       
                                          コスモスは県立おだわら諏訪の原公園。...

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焼き鳥に目がないですね~

2010年10月12日 | なんでもかんでもコーナ~
 教育指導課と文化財保護課に聞き取りを行いました。

 内容は今年の小学校の教科書採択と城址公園の植栽計画について、採択となった当日の状況や植栽計画では再度計画はどのようになっているのかを確かめました。子どもたちに良い教科書を選定することや城址公園の緑を大切にすることは重要なことです。

 ここにきて小田原城址公園の緑の大切さを訴える市民運動が盛り上がってきているようです。城址公園は国指定史跡、都市公園、観光の3つの視点からその重要性が位置づけられていると思います。なので・・・、その3つがうまく調整できないかと思っています。緑を大切にしたいのは誰もが一致できることなので、市民も行政も一体となっていい方向性を探っていかなければならないところだと思います。聞き取りは関野隆司市議と行いました。 

 帰りがけ夕飯の買出しに行きました。少し前からですがみょう~に焼き鳥にはまってます。

 ということで、きょうはレバーを食べたくて買いに行きました。ところがそのお店のは豚レバーで、おまけに他のお店とちがって一本一本がかなり大きいときてる。そこで3本(いつものと比べると6本分になるかな)にしたのですが、誰も食べようとしないので、あっという間に一人で全部食べてしまいました。

エヘ。  食欲の秋がこわいですね~
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9月定例会最終日

2010年10月06日 | *市*議*会*
 9月定例会がきょうで終わりました。

原田敏司市議が決算特別委員会委員長報告に対して以下のようなことで討論を行いました。

 平成21年度決算は城下町ホールとお城通り再開発ビルの二つの大型開発事業を中止して見直しに着手したことは大きい。他の事業はというと医師や看護師の大幅な増員をして救命救急センターの開設をしたことや、妊婦健康診査の公費負担の拡充(4回~14回にした)、小児医療・重度障害者・ひとり親家庭の医療費助成は県が一部負担金の導入をしたことで市民の負担が増えるところ、そうならないように市がその分を補てんしてきたことなどが評価できるところで、

 障害者地域作業所への補助金の増額、小学校2年生までの35人以下学級の実施、中小企業経営安定緊急資金融資預託金制度で利用者が増えていることなども評価できるとしました。

 ただ今後は県内19市中、高すぎる国保料の引き下げに努力を尽くすことや、ごみ処理広域化計画を見直すことはますます求められてきているということで、引き下げ、見直しにぜひとり組むべき。根府川にあるホテルヒルトン(旧スパウザ)は市が旧スパウザを購入したとき以来、本来自治体がホテル事業に手を出すべきではないなどで反対してきましたが、将来的に大規模修繕等のかかる経費の増大を見据えて、今後は売却する方向で検討することが必要だと指摘しました。

 また後期高齢者医療事業は国に廃止するよう求めていくこと。競輪事業は理念上反対してきた経緯がありますが、これも赤字に転落しない前にきちっとした対応をするようにすべきだと求めました。

 以上の点で、一般会計決算という会計決算には賛成しましたが、ヒルトン、後期高齢者医療、競輪事業には反対しました。一括採決なの反対討論となりました。
                      
 次に小田原市病院事業会計決算ですが、これは問題となっている「過払い」という大きな問題が含まれているということで、多くの議員がこの会計決算は認定できないということで反対。日本共産党市議団も反対をしました。
 
 本会議終了後に全員協議会が持たれてこの問題に対する調査をしてきた外部調査委員会からの報告を受けました。そこでこの問題の全容が明らかになりましたが、大本にある原因がはっきりとしてきました。

 平成18年8月以降は循環器科ではオンコールとするため宿日直をやめたが、手当ての支給に関する事務行う経営管理局職員のところではオンコールに切り替えたことを知らず、そのまま宿日直をしていると思い、そのため手当ても宿日直として支給していたということでした。これが原因だということです。

 そこで、知らないということはありえないだろうと思い、そもそもいつ誰が何処でオンコールに切り替えると決めたのかを改めて質すと、それは院長だということだったので、次にそのことは他の幹部に報告がされたのかを確認すると、報告はしてあって、報告は通っていたとのことでした。そこでそれならばこんな間違いは起こらないだろうと思ったのですが、

 報告書には循環器医師の勤務体制を宿日直からオンコールへ切り替えた際に、経営管理局職員へ確実に伝達すべきだった。とあるので、確実に伝達するという極めて単純で重要なことがなぜできなかったのかと非常に残念に思ったのです。
 今後一層この問題はより何が問題だったのかが鮮明になり、また責任の所在等が議論の対象となると思いますが、適切な問題解決になるように意見を述べていきたいと思います。
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花束~ で、何歳になったの?

2010年10月04日 | なんでもかんでもコーナ~

私のお誕生日です。

家族から大好きな花束がプレゼントされました。

しあわせ・・・



  お料理はいつもより腕を振るいました。

  お花は大事に大事にします。

      ありがとうねー。   



     sannkyuu。
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不登校問題は焦眉の課題。

2010年10月03日 | どの子もかがやくように

1日は決算特別委員会の総括質疑でした。

原田敏司市議は、
1、教育費を維持拡充し教育の充実を図るべき
2、おおとり保育園を市の保育園として引継ぎ0・1歳児の受け入れも行い待機児童の解消につなげるべき
3、関口川、下菊川の抜本的な治水対策を行うべき
4、一般会計からの繰り入れを増やし、国保料の引き下げをすべき
5、市立病院・過払い問題はオンコールに切り替った時点で、集計表の宿直欄を削除すべきで、そこがおろさかにされていたことが問題発生の要因ではないかと以上5点を質しました。その具体的な内容はほぼ以下の通りです。

 原田市議は、平成21年度の工事請負費における学校要望に対する実施件数、金額、その実施率を見ると件数は小学校79・6%、中学校95・7%、全体で86・1%。金額において小学校35・2%、中学校79・6%、全体で48・1%という実績であり、
 学校要望に対する実施率は以前と比べ上がってきているが、校舎リニューアル事業や夏場の教室の暑さ対策など子どもたち、保護者、教師の切実な要望にもっと応えていく必要があると指摘。

 不登校児童の増加が大変心配されるが特に中学校の不登校生徒数が平成21年度は223人と高止まりしている。神奈川県は全国でも不登校児童生徒の出現率が高いが、神奈川県の中でも小田原市は高い。不登校問題は焦眉の課題だとし市長、教育長に見解を求めました。
 
 平成21年度10月時点の保育園・待機児童は0歳児13名、1歳児19名、2歳児10名、3歳児8名、4歳児以上3名の合計53名となっている。0・1歳児の待機児童が多くなってきているが、明らかに子育て世代が経済的に困窮し、0・1歳児を抱えた母親が子どもを保育園に預けて働きに出なければならない境遇に置かれていることを現している。
 酒匂にある独立行政法人国立印刷局のおおとり保育園は23年度末に廃園が予定されているが、なんとしても市が引継ぎを。交渉はどうなっていて、市長はどう位置づけているのか、引き継ぐことになったあかつきには0・1歳児の受け入れを行うべきと重ねて求めました。

 先日の台風9号の被害を最小限にとどめることができたのは平成21年度も関口川、下菊川の河川改修を継続してきたからだが、まだ不十分である。今回、下菊川の国道1号近傍の酒匂地区で、床上10件、床下9件の浸水の被害が発生している。研究し、抜本的な対策をと求めました。

 平成21年度の一人当たりの国保料は前年並みの102,168円で県内19市中高いほうから5番目。一般会計繰り入れは24,429円で県内19市中一番少ない。繰り入れを増やし保険料の引き下げに努力すべきだと求めました。

 市立病院は平成18年4月1日に宿日直に関する施行規則が改定され、オンコール1回につき12,000円が支給となった。だがこの時点で、循環器科では宿直も継続して行われ、20,000円の手当てが支給されていた。つまり循環器科では施行された4月1日からCCU廃止の8月1日までの4ヶ月間オンコールと宿直の両方が制度として存在していた。
 ただしこの4ヶ月間循環器科においては宿直のみ実施され宿直手当が支給となり、オンコールのみとなった8月以降も宿直が無くなったにもかかわらず宿直手当てが支給され続けたと、今回の問題の中身について明らかにしました。
 そして、オンコールに切り替った時点で、勤務体制を記した集計表から宿直の欄を削除すべきではなかったかと指摘し以上質しました。

 答弁は原田市議が不登校問題でさらに全中学校に不登校生徒訪問相談員の配置をするように求めたところ、各校の状況に応じて訪問相談員を含め、適切な支援員の派遣をしていきたい。おおとり保育園が保育所として継続できれば0・1歳児の受け入れも実施していきたいとありました。
 治水対策では何らかの根治的な対策が必要であると認識している。財政状況も踏まえ計画的に対応していく。国民健康保険事業の適正な事業運営に努めていく。オンコールというふうに明確にすべきだった、しっかり伝えていなかったなどとありました。

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