りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

一般会計、競輪事業、後期高齢者医療事業特別会計に反対討論をしました。

2022年03月25日 | 市議会

 本日3月定例会が終了しました。

 予算特別委員会も設置となり長丁場でした。でも定例会終了まで集中できてとても充実した日々を送ることができました。私ども日本共産党は2022年度予算では、一般会計予算、競輪事業特別会計予算、後期高齢者医療事業特別会計予算の3件にのみ反対を表明いたしました。ちなみに当初予算案と条例議案合計20件あります。

 

私は討論で以下の通り述べました。

 議案第21号 令和4年度小田原市一般会計予算について、日本共産党を代表し反対討論を行います。

当初予算額(案)は、予算総額1709億291万5千となり、過去最大となっており、一般会計予算につきましても710億円と過去最大になっております。

 コロナ禍で市民の暮らし向きは未だ厳しい状況にあると思っています。令和4年度においても引き続き、市民の暮らしや営業、福祉をあたためる予算の組み立てとなっているのかが問われています。

 予算特別委員会の個別審査では生活保護事業に関する質疑において、本市の保護率が2021年11月現在18・63パーミルということで、県内19市中3番目に高いということが分かりました。コロナ禍の影響で職を失い、苦境に立たされている比較的若い方からのご相談が相次いでおります。

  ご高齢になりましても雇用先を求めるご相談もありましたが、市民の暮らし向きの大変さを身近に感じております。この間、新型コロナウイルスワクチン接種や、給付に関するご相談も多くありましたが、やはり医療や福祉の充実がますます求められていると思います。

2022年度一般会計予算でよいと思い評価している点

 本市の重度障がい者医療費助成事業は、重度障がい者ご本人やご家族に負担を負わせない市独自の努力を堅持しておりますが、このことを高く評価致します。他にも、女性活躍推進事業、フードバンク活動事業費補助金等評価しております。

 コロナ禍において、子どもたちにも感染が広がる中、小中学校の学級閉鎖等が後を絶ちません。児童・生徒をコロナ感染症から守ることや、コロナ禍における学校生活の在り方についても多くの工夫や改善点等が求められていると思っております。

反対した理由

そんな中、私は予算特別員会の委員として、総括質疑にあたり教育費に関する質疑を複数してまいりました。

 1つはステップアップ調査です。

 ステップアップ調査は児童・生徒の学力の「伸び」に注目した客観データを基に授業を評価、検証することが可能となるため、授業の質の向上につながるものということでした。

 しかし学力の伸び等はその児童・生徒を総体的に見なければならず、「伸び」を評価できるのは学級を受け持つ先生や教科を受け持つ先生であり、一元的な調査で評価することに危惧を抱いております。他の学校に広げることがないよう、考え方の見直しを行い中止を求めさせて頂きました。

 2つに新玉小学校水泳授業実施委託、新しい学校づくり推進基本方針策定支援等について

 こちらも安全安心や、少人数学級に関わるところで疑問や問題があると思い質疑をさせていただきました。又、私ども会派では過去に関連する案件に対して学校統廃合に繋がることを指摘し、反対をしてきた経緯があることを申し上げてまいりました。

 3つに(仮称)家庭教育支援条例に関連することについて

 本市が実施してまいりました「家庭教育学級」の実績を評価し、条例制定はされなくてもよいのではないかと申し上げてきたところです。従いまして、教育費の1つ目2つ目について賛同することはできないと考えます。

 なお3つ目の(仮称)家庭教育支援条例につきましては、条例制定には反対ですが、今回直接予算には含まれていないということが審査を通じて分かりましたので、関係する予算には反対するものではありません。

そのことを申し上げまして以上反対討論と致します。


 以上です。
なお競輪事業と後期高齢者医療事業については、横田英司議員が反対討論を行いました。この後、3月定例会について徐々に報告して行きたいと思います。

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予算特別委員会の全会計における審議が終了いよいよ総括質疑へ

2022年03月12日 | 市議会

  昨日、2022年度予算を審議する予算特別委員会の全会計の審議が終わりました。

いよいよ総括質疑になります。総括質疑は18日(金)と22日(月)の二日間となっています。

 審査最終日の11日は教育部の教育費につて審議となり、私は教育活動の推進のところで①学力向上支援事業の学力・学習状況調査委託料について、②ICT活用教育推進事業について質疑。

教育に関しての質疑

 教育環境の整備のところでは、①新しい学校づくり推進事業の委託料・新玉小学校水泳授業実施委託、新しい学校づくり推進基本方針策定支援等について質疑。

文化部の教育費の審議では、教育家庭支援の推進のところで、①家庭教育学級事業②PTA研修事業について質疑。

文化財保護費は小田原城の整備・活用のところで、①御用米曲輪整備事業について質疑しました。

 1 4日(月)は総括質疑の質疑項目についての告知締め切り日となりますので、ぜひこの土日でまとめて提出したいと思っています。

総括質疑の順番で行きますと、日本共産党は最後の6番目になっています。頑張ります‼

  3月定例会は長丁場で議場に長時間おりますと、外の景色も忘れがちになります。ふと気が付くと合同庁舎のオカメ桜ももう満開に近い状態でした。すっかり春めいてきているのですね。

今朝、錦通り商店街にて。春が来た~

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