りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

議会報告を大切にしたいと思います。

2011年10月28日 | なんでもかんでもコーナ~

 毎週金曜日の夕方は、小田原駅東口駅前にて議会報告等をやっています。

 等というのは国政、時には県政についても、その時々の旬の話題というか関心事、問題だと思うことなどをお話しさせていただいているからです。それに市政は国政、県政と切っても切れない関係にあるので、それを語らない訳にはいかないと思っています。そこで今日はTPPについてできるだけ分かりやすくお話しをしたいと思い、準備をして臨みました。日本共産党の中央委員会が発行しているビラも、分かりやすく書いてあるので、配布させていただきました。また後援会の方たちも毎回参加してくださって本当に感謝しています。

 多くの方がビラを受け取ってくださいました。ぜひ環太平洋連携協定(TPP)を多くの市民の方と議論したいと思います。今日本は大事な局面を迎えていると思います。その一つがTPPです。地産地消は人間が人間らしく生きていくために、絶対に必要なことだと私は思っていますが、農水産物の関税撤廃がされたならば、その大切なプロセスがなくなっていくようで、こんなに不安なことはありません。田畑も漁場も森林も欠くことができないものだし、そこにエネルギーを費やすことやその恵みを頂くことは、人間としてこれ以上大切なことはありません。

 だから、日本はあくまでも地産地消を追求すべきです。食料自給率のアップをさせたい、それにはTPPではなく、農業、漁業、林業などに力の限りを注ぐべきです。日本の歴史や風土を思いっきり大切することを今こそ考えるべきだと私は思います。

                                     写真は早川漁港


TPPには反対です。

2011年10月27日 | なんでもかんでもコーナ~

朝はめっきり涼しいというか、寒いと感じる今日この頃ですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

 朝刊にTPPの文字があちこちに見られます。これに日本が参加するのしないのとあれやこれやと言っていますが、TPPとは何なのか?なぜ今TPPなのか、そこらを良く考えてみる必要があると思っています。「参加してみないと分からないので、まずは参加してみることだ」と言う人がいますが、参加する前に良いか悪いかをよく判断することが何事も大切だと私は思うのです。

 原子力発電所を造る前に、よく見極め判断をしていれば今のようなことはなかったように、少なくても国民に不利益を及ぼすようなことが、1つでもあり、妥協できないことであればやらないことが懸命であって、それこそが正しい判断だと思うのです。政治に携わる人であれば何事においてもそうあってほしいと、これは最近特に思うことです。

 先日親戚から新米が届きました。粘りがありその美味しさは格別です。日本のお米は世界に誇る高級ブランドですが、この美味しさが大きく損なわれると思うと、いったい政府は何を考えているのかと猛烈に頭にきます。農水省の試算(昨年10月)だと農林水産物の関税が撤廃されると、カロリーベースの食料受給率は今の39%から13%にまで落ち、生産額にすると4兆5千億円の減少。関連産業も含めると雇用は350万人が失われ、農業の多面的機能で、3兆7千億円が失われ、お米は多くが輸入米に置き換わり90%減少との推定がされています。おいしいお米が食べれなくなる・・・こんなばかげたことはないと思うのです。

 農業だけでなくその影響は漁業林業、医療と広範囲に及びます。医療では保険診療と自費診療の併用を認める混合診療が全面的に解禁されると、公的医療保険の給付範囲が減少するので、社会保障の後退が危惧されています。日本医師会では保険で治療できる医療がほとんどなくなるのではないかと警告が発せられているほどです。これがTPPのほんの一部の中身です。

 26日に東京・日比谷野外音楽堂で、JA、全漁連、全森連、日医、消費者による「TPPに反対する日本の食と暮らし・命を守る全国決起集会」が開かれました。新聞紙上で全国農業協同組合中央会などの代表のごあいさつを読み、TPP反対にともに頑張ろうと、さらに思いました。


酒匂川の左岸と右岸の続き

2011年10月21日 | なんでもかんでもコーナ~

 酒匂川スポーツ広場は、9月の台風15号による被害で使えない状態でしたが、10月29日(土)より被害が大きかった野球場の2面以外は、一般開放することになったようです。詳しくは市のホームページを見てくださいね。昨年の台風9号より被害は少なかったとはいえ、なかなか復旧までにはお金も時間も掛かって大変なことだと思いました。

バックネットは巻き上げ式で、フックが付いていて、巻き上げたネットを掛けるようになっています。どうなっているのか確認したくきょうも視てきました。台風が接近してきた時に急いで他の備品とともに対応したと聞いていましたが、すべて手動なのでこれも大変なことだと思います。何しろ台風だの豪雨が予想されたならば、早目々の対応が必要だと感じました。まだネットが張られていないところもありました。やはり復旧までにはあと少し時間が必要のようです。

 さて次は左岸にある飯泉取水堰ですが、この施設は1日に最大1,564,300㎥の原水(水道水の元なる水)を取水しています。小田原市は80%(20%は水源地から)を取水し、あと神奈川県、横浜市、川崎市、横須賀市が給水対象となっています。

 今年3月の代表質問で、私はこの取水堰に関して「昨年の台風9号で、取水堰には相当土砂が堆積している、底に溜まっている土砂はヘドロ化していると思われるため、放流するとそれが海に流れ込み、魚の生息や漁獲量に多大な影響を及ぼしかねない、放流する前にあらかじめぜひ土砂を除去すべきではないか」と質しました。
 市長答弁は、漁業環境、水道事業等に影響の少ない、酒匂川全体の土砂の計画的な除去等について、県全体で検討し取り組むように要望していくとありました。

 そして、先の9月議会最終日には議員提案で、「二級河川酒匂川の全体的な河床整備の早期実施を求める意見書」が議員の全員賛成で可決しました。 スポーツ広場、魚業、水道事業、自然環境等、酒匂川はフル回転です。これほど河川が日々の暮らしに密接に役立っていることはないと思っています。ただ便利なくらしと自然環境を守る上で、共存はこれも多々難しい点があると感じます。そこで、便利なくらしと自然環境とのバランスがとれるように考えていくことの重要性を一層感じました。今回の調査を生かして、今後も良い提案ができるようにしたいと思います。

 

 


酒匂川の左岸と右岸

2011年10月18日 | なんでもかんでもコーナ~

 ご存知酒匂川は小田原市の中央を流れる河川ですが、市民生活に重要な役割を果たしていることは、多くの人が知るところです。きょうは早朝に相談を1件済ませてから、酒匂川に関わるいろいろ気になることについて現地の調査をしてきました。

 右岸の酒匂川スポーツ広場といえば、河川敷に野球、サッカー、ソフトボール、少年野球、ゲートボールということで、市民のスポーツに欠かせないグラウンドが整備されています。だけど一度台風、豪雨となるとグラウンドは冠水してしまい、大変な被害を受けてしまいます。昨年の台風9号では表面の土やバックネットなどが壊れ、これらの多くが流されました。復旧工事には6千3百万円もかかったということで、9月議会の決算特別委員会・現地査察の際に説明がありました。

決算特別委員会・総括質問では、こうした復旧工事に毎回多額の費用がかかるために、グラウンドを他に移すべきとの質問がありましたが、市長答弁は、「他に同規模の土地の用意は難しい」ということでした。グラウンドをあちこちに分散するようでは使い勝手が悪いし、私もこれはなかなかの難問だと思っています。でも・・・、多額の予算をそれこそ水に流したのではこんなにもったいない話はないし、これはよく研究してみようと思っています。

 
左岸のサイクリング場はきょうは平日のため利用できるのは午後から。そのため午前中は数人の方がウォーキングを楽しんでいらっしゃいました。スポーツの秋を十分に満喫できるには、市内にある各運動施設の充実から。ぜひ既存の施設を大切にしていきたいと思います。


秋は秋でいいですね

2011年10月17日 | なんでもかんでもコーナ~

秋をだんだんと感じる今日この頃ですが、この間はちょいと上高地に行って来ました。ずいぶんと久しぶりの上高地でしたが、水があまりにも綺麗で、感動しました。それから穂高連峰は雄大な眺めで、山並みに引きこまれました。

 

そして現地で買ったお弁当は、美味でした。

 

 相談活動で、入生田へ。
彼岸花のまっ赤な色がすてきです。走っている電車はロマンスカー。歩いているのは旧道ですが、この道を歩くのはけっこう好きです。帰りがけに、野菜の直売所で栗とミョウガを買いました。栗は初物。どちらも新鮮でした。

  国道1号線沿いを歩くと、秋空が気持ちよく迎えてくれます。お城のような建物は薬で有名な「ういろう」を売るお店。この辺りの風情もいい感じです。秋も歩くと思わぬ発見がいろいろあって、ほんまにいい季節になりました。

 

~ 追伸~道志村のクレソンうどん。クレソンの香りがして、こしが強くて美味しいおうどんです。 

 →   秋と言えば・・・ですね!ちょこっと麺にこってます。


平成22年度決算の認定について

2011年10月07日 | *市*議*会*

9月議会では平成22年度決算の認定について、その賛否が問われました。そこで9月28日に行なわれた決算特別委員会の現地査察に、傍聴議員として同行しました。

左の写真は庁舎の車庫棟(ケヤキ通り側)の屋根に設置された、太陽光発電設備で、444.6㎡に60kW・パネル468枚がセットされたもの。その右が庁舎2階エレベータホール横に設置された、発電状況表示モニター(1台・42型)で、日ごと時間ごとに、どのくらいの発電があるのかをひと目見て分かるようになっています。

事業費はこの他に、車庫棟蛍光灯と屋外照明灯を含み、合わせて6千2百45万4千円ですが、財源は地域グリーンニューデイール基金事業ということで、県より10/10の補助金交付金となっています。ただこれはもともとは国の政策の一環で、都道府県・指定都市に国庫補助金の充当があってのことだと思います。

事業効果は、二酸化炭素削減効果が約27・6t/年、光熱費削減効果が約86万円/年ということです。工期は平成22年8月4日~平成23年2月4日までとなっています。市民の方たちに良く見えるようにということで、車庫棟の屋根にパネルの設置がされたということですが、写真は7階の食堂から撮りました。ここから見た方がより全体像が分かります。

さて黒岩神奈川県知事は知事就任時に太陽光発電を積極的に普及していくかのような明言をしていたと思うのですが、ぜひ県内の学校等の公共施設に太陽光発電設備設置をどんどんやっていってほしいと思います。だいぶトーンダウンしているかのように思うのですが、どうなっているのか、最初の勢いが見えてこないなと思います。ぜひ神奈川から太陽光発電・自然エネルギーの旋風を起こしてほしいと思います。


9月議会を振り返って

2011年10月06日 | *市*議*会*

 9月定例会はきのうで終わりました。

 今回特に気になったのは小田原地下街再生事業の実施設計委託料、権利の放棄について、消防広域化です。

 小田原駅東口前の地下街については、生を願う声が多くあるのは事実だが、アミーおだちかなど過去2度の経営破たんをしているので、もう3度目は絶対に繰り返してはならないという、この声が大変多くあるのも事実だ。執行部からは商業施設などをつくる基本方針が一定示されているものの、肝心な採算性はどうなのか?など、再生計画がきちんと示されている分けではない。だから実施設計とはあまりにも拙速すぎる。日本共産党市議団は、十分な再生計画を立てるべきことを求めて、補正予算からこの予算の削除を求める修正案を提出した。本会議で議員の圧倒的多数がこれに賛成し、修正案が可決となりました。

 根府川にあるヒルトンおだわらリゾート&スパは土地建物を大家である小田原市が貸付けている。3・11大震災で売り上げが大幅に減になったという理由で、ヒルトン側から賃料減免のお願いなるものが市長に提出されていた。市長はこれを受けて、4月~6月までの家賃の3か月分(1億1千2百万円余)を免除にする権利の放棄についての議案を議会に提出してきた。これには我が会派を含む数人の議員が反対したが、残念なことにこの議案については賛成多数で可決した。 市民のくらし、営業が大変なときに、何でヒルトンだけが手厚く行政により助けられなくてはならないのか、ここは断じておかしいと思う。先の震災で営業が窮地に立たされているのはヒルトンだけではない。市内の中小零細企業はどこも厳しい状況にあると思っている。それに本当に震災だけの理由なのかどうか、それさえよく分からないのが疑問なのです。私はこの議案に対して次の要旨で反対討論を行ないました。

 1、家賃の未納があると、ヒルトンが銀行融資を受ける際に、不利になるなどとの理由を言っていたが、1企業と金融機関との交渉ごとに振り回されることなく、一定時間が掛かってでも家賃の回収はすべき

 2、今回家賃を免除とする際、不動産鑑定士にヒルトンの経営状況の調査を依頼したが、調査は専門家である税理士、公認会計士等に依頼すべきで、不動産鑑定士だけでは不十分すぎる

 3、「ヒルトンが撤退するかもしれない」、「ヒルトンと施設売却の方向で話が出ている」という憶測が取り出されていたが、このことによる審査への不安を感じた。撤退、売却と家賃の回収は別である。大事な収入源となる家賃収入は行政の責任できちっと回収すべきである

 消防広域化はブログで触れてきたが、問題を多く含んでいると思っている。そのためか神奈川県は県内を5ブロックに分けて、消防広域化を進める計画をしているが、他のところの議論はまったく進んでいない。県西地域だけがこれも拙速に進めている。私にはそう思えてならないのです。これは今回一般質問を行いさらにそう感じました。市民の命と財産を守る消防のことだけに、けっして国や県の広域ありきで進めてはならないと思いますが、その心配もすでに感じています。