新型コロナウイルス感染症に感染しても病床ひっ迫のため入院できず自宅療養者が増大しています。
8月6日現在、神奈川では648人が宿泊療養施設(湘南国際村センターなど)、10,646人が自宅療養となっています。自宅療養が急増しているのは感染爆発となっているからですが、こんなことでは自宅で亡くなる方が増えるのではないかと、ますます危惧します。
首相は重症患者などを除き、自宅療養を基本とする方針を打ち出しましたが、これには驚いたのと何か急に心細くなり、あまりにも冷たい最悪の結果に、怒りがこみ上げてきました。
原則自宅療養‼
これまでは、重症は入院。中等症も入院。軽症と無償状は宿泊施設でやむを得ない場合は自宅療養でした。
それなのに新たな方針は、重症は入院。中等症は重症化リスク高い人は入院。それ以外は自宅療養が原則でやむを得ない場合は宿泊療養施設となります。
軽症や無症状は自宅療養が原則。家庭内感染の恐れなど、やむを得ない場合は宿泊療養施設となります。
デルタ株は急激な変化をもたらすと言われている。また、中等症になると多くの人にとって今までで一番苦しい状態であるとも言われています。
肺炎が広がってくることが原因のようですが、しかし酸素投与が必要なくらいにならなければ、入院対象にはならないのが新たな方針。しかし苦しい状態の中等症の人がいざという時、その危険を自ら知らせることなどできるはずがないと思うのです。一人暮らしの人が本当に厳しい。家族がいても急激な変化に対応できないことも考えられます。
医療に繋がるように
自宅療養に関しては、国会で国会で議論されてきていますが、日本共産党の宮本徹衆議員は、8月4日の衆院厚生労働委員会において、臨時の医療機関の設置、宿泊療養施設に医師・看護師を増強するなど。24時間の看護、診療、健康観察ができる体制の拡充を目指すことが必要と求めました。
なお5日の参議院厚生労働員会の閉会中審議では、田村厚労相がこれまでとそう変わらないが、「中等症は原則入院だ」と述べたとあるので、二転三転しているように思います。
とにかく医療につなぐこと、このことが早急に求められている。