りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

尖閣諸島について思うこと

2010年10月14日 | Weblog

 尖閣諸島について、知人といろいろと議論になりました。

 先月に起きた中国の漁船が海上保安庁の巡視船に衝突して漁船の船長が逮捕された事件は、その後多くの人の関心事になっているように思います。知人とも、どうしていつまでも同じような争いごとがつづくのか、過去の歴史、事実関係はどうなっているのかというようなことであれこれと話は尽きませんでした。

 こんな時、外国との平和友好関係とはどんなことを言うのだろうかと思うのですが、やはり本当の友好関係というのは正しいことは正しいとはっきりものが言えるところにあるのだと思い、今回のことを通じてさらにそう思いました。国際法という正規の手続きを経て日本の領土となったのが尖閣諸島です。だとしたら他国の国に領有権があるはずがないわけであって、領有権問題が起こるのがおかしいと思っています。
 
 そんな意味で、やはり今回の事件についてはもっと日本政府がきちっとした態度をとっていくべきであったと思います。あやふやなあいまいさはかえって国際的に、平和外交ともすべてにおいて中途半端なおかしな事態を招いてしまうと思います。歴史や真の事実関係は塗り替えることはできませんので事実に沿って事件の究明をしていくべきだと思います。

 1972年に日本共産党は尖閣諸島は日本の領有だと見解を発表しました。この10月4日にも改めて見解を発表しています。そこには日本が1895年1月14日に尖閣諸島を領有したとあり、そうなるまでの経緯もはっきりと記されています。私自身もこの事件をきっかけに、初めてこの島々に探検を挑んで、事業を起こしてきたという日本人の古賀辰四郎氏のことなどいろいろと調べてみました。そこにはまぎれもない日本の領有だということに改めて確信するのでしたが、ぜひ平和な国際社会をつくっていく為にも今後とも冷静な話し合いによる解決をしていってほしいと思います。

 尖閣諸島の写真を見ながら、自然界や人間界の風雪にさらされながらもでんと構えている島々の姿に今日までの問題とは別に、自然の持つ姿、そのすごさにちがった意味の興味を持つのでした。大自然を目の前にして人間の不条理が情けなくも感じます。とにかくぜひ今回を機に一歩改善することを望みたいものです。