りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

政策監に9名の議員が反対

2020年06月27日 | 市議会

25日の6月定例会最終日。

 聞きなれない政策監を設置するための、「小田原市政策監の設置等に関する条例」とそれに連動する追加の補正予算が可決成立しました。

政策監、これは何か。

 市長の直属の常勤特別職ということだが、目的はそれこそ市長が毎回述べるスピード感をもって施策を前に進めるために設置するということになっています。

 任期は1年。成果がない場合は更新しなければいい等賛成意見にありましたが、そういうことでいいわけがないなと思うのです。何せここに要する費用が約 1000万円もするからです。

                   政策監に関わる追加予算の削除をもとめる修正案を提出

 実際にどんな人物かも分からないまま、まず制度をつくるための条例の採決があり、そのご一般会計補正予算の採決となり、いずれも可決成立。

 条例には議長除く9名の議員(日本共産党の3名も反対)が反対し、反対議員から補正予算は政策監に関する予算の削除を求める修正案が提出されたが、否決となりました。

 前市長が特別に施策を進めるのが遅かったという認識はないし、このようなことの設置をしなくても施策を前に進めてきていたと考えるので、何でこのようなことが必要なのかいまいちよくわからないのと、

 どこの誰だかわからない人物が政策監になるのかもわからず採決となり、不透明感というか、拙速というか、なかなか納得がいきませんが。今後この政策監については要チェックです。



小田原城址公園の花菖蒲

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酒匂市民集会施設第二が取り壊される・・・

2020年06月21日 | 市議会

 6月定例会は3常任委員会での審議も終わり、本会議で補正予算等が議決となりました。一般質問に入っています。

 総務常任委員会では酒匂市民集会施設第二が解体されることになってしまう、「酒匂市民集会施設用地活用事業」という案件について、日本共産党は修正動議を致しました。一部除く酒匂小学校の土地についてここの活用を民間に貸し出すというこの事業は、元々は酒匂窓口コーナー、市民集会施設第一、第二等がある場所。

  貸出す先の優先交渉権者が決まり、事業形態はドラックストアということです。そのため今回道路付け替えのための予算が計上され、いよいよ酒匂市民集会施設第二の解体をしなければならなくなってしまいました。
 
           壊すのは簡単、移築も視野に建物保存を

 酒匂町役場という歴史的意味深い近代建築をぜひ残すべき、合併時の約束からしてもおかしいのではないか、ということで最終的には、土地の貸出しはいいとしても、何とか最低でも施設は残すように意見、提案をしてきたのでした。

 要するに市民に大切な酒匂窓口コーナーの機能を廃止、集会施設を廃止。その後を民間の営利のために土地を貸し出すという、よくよく考えると自治体の果たす役割はこれでいいのだろうかと思うのです。

 ドラックストアが来て住民が便利になるとの意見があった。そりゃあ便利になると思っている。そのことはいいと思う。でもその前に支所の役割を果たしていた機能や市民の大切な集会施設を廃止して不便にしてしまったことを忘れてはないだろうか。まして市内でも貴重な近代建築の歴史的建造物・酒匂市民集会施設第二を解体してしまうわけだがこれで本当にいいのだろうか。いいとは思わないのです。


 

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臨時議会も終わり6月定例会へ

2020年06月04日 | 市議会

5月28日は臨時議会でした。守屋輝彦新市長にとり初の議会開催ということになります。

 コロナ禍においての議会開催は感染防止第一に行われ、傍聴も控えることをお願いしているため、傍聴席は数人ということで、新市長登場とあってもちと寂しい光景となりました。

 守屋市長の就任あいさつで印象に残ったのは、前市長が行ってきた市政運営について「継承できるところは継承し、変えるところは変える」というくだりでしたが、何を継承し何をどう変えるのか、まだまだ不透明です。いずれにしてもこれからの手腕が問われるところだと思いました。

 この臨時議会において、日本共産党は議員提出議案第2号ということで、新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う、議会費削減についての独自の提案をしました。

 同趣旨で第1号も提出されていましたが、いずれも議会費の、議員期末手当の削減で得た額を感染症拡大防止に役立てるというものです。

 両者の違いは削減額ですが、1号は議長25%減で114万7095円に、副議長15%減で113万3654円に、議員10%減で111万5775万円に。2号は議員一律52万5千円の減で71万4750円に。それぞれ減額した額となっています。
 
 かつて政務活動費の海外視察が廃止となり、その分が現行の政務活動費に振り分けられている(月1万5千円)。議員今期2023年4月までの間これを削減する。またこれを期末手当で一括して一議員52万5千円削減する、これが適当ではないかという内容です。

 提案者は日本共産党の3名でしたが、代表して岩田泰明議員が提案理由の説明を行いました。

 残念ながら議員提出議案第1号が賛成多数で可決となりましたが、今後もぜひさまざまに提案をしていきたいと思います。

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