りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

スクールゾーン

2008年09月25日 | どの子もかがやくように

   学校統廃合。聞きなれない言葉だけど身近に迫っている重要な問題。何せ地域から学校がなくなってしまうのだからこんなに大変なことはないと思う。先日、厚生文教常任委員会を傍聴し小田原市立片浦中学校の現状がこの統廃合に関わる事情にあると聞いて驚いたのです。

 説明を聞けば「学校のあり方を考える委員会(略)」を立ち上げて検討してきたということだった。この委員会では検討の結果今後片浦中学校は近隣の中学校に統合し、平成22年3月で閉校、平成22年4月から市立城山中学校に編入するといったことで最終的に意見がまとまり提言書という形で教育委員会に託しました。

 提言書の中身を見れば子どもたちの将来を思う保護者の思い、地域のみなさんのやむにやまれぬ切実な思いがびっしりとこめられていて、あり方委員会での最終結論に至った経緯がよく理解できるのでした。それと地域から学校がなくなるということがどんなにか重要な意味を持つのか、このこともよくわかるのでした。

 少子化といわれる下で学校の小規模化が進む中、学校統廃合をどう考えるのかは全ての学校に共通することだと思う。そこで私はむしろ小規模学校の持つ特色を生かした学校づくりがこれからはもっと行われていくことを期待するのです。

 全国各地には小規模学校の研究や実践によるすばらしい経験が生まれているようです。小田原市は小規模特認校や複式学級の経験がないということなので、ぜひそのような経験も積み重ねていくことも大切ではないかと思っているのです。
 研究や実践にはいろいろ困難な面があるということだけど、やってみる価値は大いにあると思っているところです。

 小規模学校についての問題点が言われる一方で、その良さに注目すると、子どもたち同士がとっても仲良しで、学習力、発表力が高い、地域の高齢者にやさしく行事への積極的な参加が見られるなど、とっても子どもらしい姿を見るようなうらやましいかぎりのことが言われています。不登校やいじめ、学力の低下が何かと取り出される今、これって大事だなと思う。
 
 先日片浦中学校を視察しました。以前にも近くを歩いて感じられたように学校へのスクールゾーンは左右にみかんの木、すずなりの金柑、竹林、野の花が目に飛び込んでくるような自然に囲まれていて抜群の環境でした。
 明るい教室からは海が輝いて。非常に学校とは何かと考えさせられる。

 先日議会の一般質問にて、私は片浦中学校の統廃合に関する質問をした際に最後のまとめとして、いつでもまた「再校できるように」。教育長に教育委員会での最終判断にこの点を含んだ議論をするよう要望した。


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合併のゆくえ

2008年09月24日 | *市*議*会*

 開催中の9月議会で「任意合併協議会の設置を求める請願」が可決。請願には数名の議員が賛同をせず、日本共産党市議団は反対をしました。

 任意合併協議会は合併をするに当たっての新市の将来像、住民サービスをどうするのかなど2000項目にもなる事柄について協議をする場で事実上の最終調整を行うところとなっています。

 任意合併協議会が合併への大きな入り口となってしまうこと。市民との合意形成が十分に図られていないことなど。この請願の審議を通じて合併は県西地域2市8町の首長や議会が先行して進めるものではなく、とにかく拙速に進めてはいけないいうことを誰もが肝に銘じなければならないということを改めて思ったのでした。

 前回6月議会で私は地方分権、少子化などを理由に合併を推進するその疑問について、合併する・しない場合の財政推計についてなど。市内全世帯に配った「市町合併を考えてみませんか?」というパンフレットに沿い合併に対する問題点の多くについて取り上げた。合併して良くなったという例がない合併をなぜ推進しなければならないのか、どうしても理解に苦しむのです。

 国・県は言うまでもなく合併を推進しています。県は県西地域2市8町に特に力を入れているのもわかります。国の800兆円にものぼる赤字、その赤字の埋め合わせに地方交付税を減らすなど地方への支出を大きく削って、これじゃやっていけないでしょう、だから合併しましょう。なんて言われているようにも聞こえてならないのが平成の大合併。本当に問題の多くを感じる。

 市町村合併が一番の行財政合理化となるとでも言うのだろうか。自治体リストラなんていう声もある。いずれにしても国の舵取りの失敗を地方にさせてどうするのか、なんてことも思うのです。

 合併問題を調査することで見えてきていることは数多くあるけど、小さな町でも自立を目指して頑張っているところに出会うと無性に元気が湧いてくる。またそういう町って、住民の助け合いというのか、とびきり熱くて元気が感じられるのです。

 いまなぜ合併なのか、合併って何なのか、合併すると何がどうなるのか、市民のみなさんのところで議論が活発になることの大切さを何よりも感じています。

 この9月議会で、私は以上のような視点に立った一般質問などをしました。

 そしてこの9月議会から本会議場での模様がインンターネット配信により見ることができるようになりました。またそちらの方も見てくださると質問・答弁のやり取りが良くわかると思います。それでは・・・

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朝にテクテクと

2008年09月15日 | なんでもかんでもコーナ~

 朝に歩く。 テクテクテク・・・・・

小田原城址公園の中を歩いて、街なかを歩いてっと。



するといろんな発見がそこにはあります。



街がきれい。ゴミ収集車が来ていたけど、
ゴミがきちんとまとめられていて気持ちよか~



細長いビルの右の通りがお城通り商店街。
ここに面して再開発ビルの建設計画がある。

でももめにもめている。駅前の一等地、
市民との合意形成が大事だと思っている。

 ということで。。。。。

   おいしかったなー 朝の空気。  


                         








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建設経済常任委員会にて

2008年09月08日 | *市*議*会*

 きょうは所属する建設経済常任委員会でした。補正予算、条例の議案、陳情について審議があり、報告事項も何点かありました。傍聴者の方たちも熱心に大勢見えられていました。

 企業等立地促進事業費補助金について①すでに補助金を受給されている一企業がここで補正となるがなぜか②新規に受給見込みとなっている企業の事業概要と経営状況について③補助金の使いみち等の報告書の提出についてなど何点かについて聞きました。

 そこでわかったことは、中に大手企業が補助金の受給をされていたということ。大企業は一貫した法人税引き下げなどによって十分措置されてきている。なぜこれ以上の手厚い援助を行わなければならないのか。大変な疑問となった。

 この事業は市の企業立地促進条例に基づき事業化となっているが、もともとは国の政策によって行われている事業。地域に企業を誘致して、産業の集積と形成、活性化をというのが目的となっている。しかし見直すことの大切を感じた。

 お城通り再開発事業についての報告ではアーバンコーポレイションの経営破綻、民事再生手続きに関して説明がありました。

 アーバンコーポレイションは「民事再生手続き開始の決定」となっているとのこと。
ここでは、民事再生の流れについてのところで、再生計画案の決議とあるが、債権者などの意見によってはその案が否決される。再生計画が遂行となっても計画通り履行されなければ再生計画の廃止となるのでは?といったことで、確認した。

 そして、民事再生手続きといっても倒産をしたということで、これ以上、公共事業を共に進めていくわけにはいかないと考えるがどう考えているのかを聞いた。

 すると、今後の対応については、地権者と十分に連携をとり対応していきたいということだった。ぜひ覚書、事業計画の白紙をすべきだと思う。

 以上の他にも私はさまざまな点から質疑をしてきたが、結果、補正予算の一般会計に計上されている、企業等立地促進事業費補助金に関しての一点のみ賛成できないことを表明することとなりました。

 

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運動会は得意だったのに

2008年09月07日 | どの子もかがやくように

  朝、区民体育祭を知らせる花火が上がりました。子どもの頃からこの音にはやる気を起こさせられます。

 どちらかというと運動会は得意でした。リレーの選手になりたくてなれなかった時には落ち込んでいたように思います。

  それなのに・・・
 今では走ってー、なんて言われたら、とてもとてもとても。。。情けない
デス。

  さてと、肝心の「芦子地区の区民体育祭」は今年も大勢の人が集まって、
 にぎやか元気でした。走り回る子どもたちの姿に和みました。

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議会2日目

2008年09月05日 | *市*議*会*

 議会の2日目。議案に関する質問(質疑)と請願などの審議となりました。

 今回は議案への質問が多く、全部で7件。私は2番目に、文化財保護費について聞きました。城址公園内にその姿がうきぼりになってきている「馬屋曲輪整備事業」。この事業は「史跡小田原城跡本丸・二の丸整備基本構想」に基づいて行われていて、江戸時代の馬出し門の復元その整備を目的にして着々と進められているものです。

 補正予算に、この事業への増額が計上された(約600万円)。何のための増額なんだろう? そこで、疑問になっている2つの点について聞きました。

 ①事業費の増額の理由について
 
 ②馬屋曲輪整備事業の総事業費とその内訳について

 すると、今回の増額は発掘調査を行う、これまでの総事業費は国、県支出金も入れて5億1千万円余などといったことだった。

 文化財を保護すると一口に言ってもこれまた非常に多くのお金を必要とすることで、どこまでを、どのように復元・整備を行うことがよいのか、改めて考えさせられるのだった。

 小田原城跡は国指定史跡。国指定史跡といえば小田原市という1都市だけの史跡に終わらない。この史跡に国、県、市の責任がしっかりかかっているってことになる。

 財源について国、県、市の負担割合などを聞いて、特に本市への県支出金が少ないと感じた。市の財政負担が大きくならないように。国、県に財源に関してどのような場面でどのように要望してきたのかも聞いた。一定の成果は感じられたがまだ々不十分だと思っています。

 この補正予算についてはひき続き9
日10時開会の厚生文常任委員会に
 て審議となります。
 

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9月議会、開会

2008年09月02日 | *市*議*会*

 本日から9月議会が始まった。今回は平成19年度決算についての審議もあり、会期終了は10月8日。ということで長丁場の議会。集中力アップで頑張ろうと思います。

 市長が公約した駅前(再開発ビルの予定地)に城下町ホール(市民会館のホールに代わるホール)をという提案。しかしこの計画提案に新たな動きがあった。市長が駅前ではなく、これまで通りの計画地で行うと提案し直したのだ。これって、これこそが最もいいと考え抜かれたものなのか?それもとも妥当な線ということなのか、はたまた迷走しているのか??いずれにしても今議会の焦点となりそうです。
 
 そして駅前の再開発ビルの計画をどう考えているのか。事業者アーバンコーポレイションとの覚書はどうなるのか?株価の急落で、アーバンコーポレイションは経営が悪化、民事再生手続きが開始という事態になっている。この際、覚書も計画も白紙に戻すべきだと思っている。このことも焦点になりそうです。

 
県西地域2市8町の合併問題も6月議会に引き続いて議論が活発になりそうだ。当然大切な福祉や教育に関する補正予算なども審議の対象となります。日本共産党の3名の議員団でがんばるぞ

コメント (2)
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