「8・15を考える会」の反省会がありました。
会は今年も8月14・15日の二日間で戦時下の写真展やシンポジウム、食体験などといった企画で、「戦争」と「平和」についてさまざまに語り合うイベントを行いました。猛暑にもかかわらず二日間で約200名の方が会場に足を運んで下さいました。まことにありがたいことです。

写真はリアルに見る者に戦争の悲惨さを伝えます。シンポジウムは米田佐代子さん加納実紀代さん松本茂さんがパネルストでしたが、3人の方の平和活動への原点を知ることができ、さらに説得力のあるお話しに引き込まれていきました。
(左からコーディネータ・宇佐美ミサ子氏、パネリスト・松本茂氏・米田佐代子氏・加納実紀代氏)

食ではサツマイモのふかしたのとタンポポコーヒー、大豆コーヒーなどを試食。ちょっぴり当時の食生活を体験した思いになりました。
以外にも若い方がおいしいという感想を言っていましたが、新鮮だったみたいです。
でも戦争中のふかし芋はもっとまずくて、それにサツマイモを食べることができたらまだいいほうだという感想もあり、食に関してはとにかく大変だったと思います。
戦争体験の交流会では何人もの方がお話しをしてくださいました。戦地に行かれた方、空襲で逃げ回った方、食べ物がなく飢えとの戦い、生きることで必死だったことなど。その一つひとつに戦時下の厳しさを感じました。きっともっと想像をはるかに超えた厳しい現実があったに違いないと感じました。
小田原空襲を体験された飯田耀子さん(小中学校での語りべ)は65年前の今日、この時間は青物町通りは火の海。あまった爆弾を捨てていくとは何とおろかなことかと身をもっての大変なお話しをしてくださいました。ある方は焼夷弾の一部を持ってこられて当時の生々しいお話しをしてくださいました。
戦後生まれの方や若者も戦争と向き合います。学校ではあまり戦争について教えてもらったことがないといった方から参加して貴重な体験だったと感想を言われる方など。この二日間で戦争とは何か、平和とは何かということでだいぶ語り合うことができたように思います。大切なことは語り継いでいくこと、語り合うことだなーって思いました。来年もまたみんなで語り合おうねー