川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

宇気郷山里のひなまつり始まる

2012-03-31 22:00:31 | 日記
 松阪市柚原町地区一帯で今日、3月31日より「宇気郷 山里ひなまつり」が始まりました。私も毎年見せてもらいに行っています。この催しは宇気郷山里ひなまつり実行委員会が主催し、三重県や松阪市、観光協会が後援をして4月8日まで行われています。
 4年からこのひなまつりが始まりましたが、今年は地区内32ヶ所の民家や施設でひな人形が飾られています。
 
 この期間中にはぜんざい(100円)やコーヒー(300円)、抹茶などなどを振る舞う休憩所も開設されています。ぜんざいを振る舞う「ひなみせ」では気さくなおばちゃん達と話しをしながら、甘~いぜんざいを堪能して下さい。臨時休憩所の1つ、珈琲喫茶の「ようこさんち」ではマスター手作りのログハウス風の建物の狭いお店の中で、他のお客さんと肩を寄せながら、マスターが立てたコーヒーなどがいただけます。

問い合わせは
松阪市宇気郷地区市民センター
℡ 0598-35-0014
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松阪商人の館で雅楽の演奏会

2012-03-31 18:31:16 | 日記
 松阪市本町にある松阪商人の館(仲村隆彦館長)は、松阪が生んだ豪商・小津清左衛門の旧宅で、三重県の指定文化財として、現在公開されています。この建物は江戸時代に造られたもので小津家は松阪から輩出した江戸店持ちの豪商の中でも筆頭格に挙げられており、宝暦5年(1755)には三井・長谷川・長井とともに紀州藩の御為替御用を命じられたということです。

 今日3月31日、この商人の館で雅楽の演奏会がありました。平成8年10月にこの施設がオープンしてから今年は16年が経ちますが、今までお茶会などは催されたことはありますが、このような催しは初めてということです。

 雅楽は日本に古来から伝えられてきた神楽歌や中国や朝鮮から渡来した外来音楽の総称で、1つの曲を複数の楽器で演奏することから「世界最古のオーケストラ」とも呼ばれています。この日は日本雅友会のメンバー8人が、古来の曲や童謡のふるさとなどを演奏しました。また雅楽にあわせて浦安の舞が披露されました。来場した市民約50人はしばし古来より伝わる日本の音色を堪能しました。
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惜しまれる仲村隆彦歴史民俗資料館館長の退職

2012-03-28 22:39:04 | 日記
              (仲村隆彦館長と記念に写真を取っていただきました)
松阪市殿町の松阪公園内にある松阪市歴史民俗資料館(仲村隆彦館長)で、祝古事記編纂1300年「ふるさとゆかりの私の一品展」が開催されています。今回展示されているのは本居宣長、本居太平、世古格太郎などの直筆の書や、林子平が書いた「三国通覧図説」では李氏朝鮮、琉球王国、蝦夷地などの地理や風俗を紹介したもので、後の蝦夷地を探検した松浦武四郎に影響を与えたということです。
この企画展は5月27日まで開催されています。

なお同資料館の仲村隆彦館長がこの3月末をもって退職されます。人脈が広く、これまで数々の企画展を楽しませていただきました。彼の退職は大変残念ですが、今後別な舞台での活躍をお祈りいたします。
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三重高の2回戦、甲子園へ応援に

2012-03-27 18:20:50 | 日記
 春の第84回選抜高校野球大会の6日目、松阪の三重高校の2回戦は埼玉県の浦和高校との対戦でした。私も1回戦に続いて甲子園に足を運びました。今日の戦いは1回戦と違って緊迫した投手戦でした。一投一打に大きな歓声をあげながら応援しました。

 0×0で来た8回に痛恨の2点を奪われ、そのまま0×2で敗退しました。三浦投手は敗戦投手になりましたが、2安打しか打たれず、夏が楽しみです。

 今日は1人で行ったのですが、帰り際に大平議員、山本芳敬議員と会い、大阪で食事をして急行でのんびりと帰りました。
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丹生寺町本里で市政報告

2012-03-26 10:13:32 | 日記
 松阪市丹生寺町本里地区で3月25日、市政報告会をさせていただきました。この報告会は毎年この時期にさせていただいているもので、約30人の皆さんが熱心に聞いていただきました。

 この日は桂瀬町のごみ処理施設建設の入札について、災害ガレキの受け入れについて、2月議会でのマニフェスト条例など3つの議案の否決について、東日本大震災ボランティア報告についてなど報告しました。
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立野茶屋宅老所で市政報告

2012-03-25 10:06:00 | 日記
 松阪市立野町には2つの宅老所があり、その内の1つ茶屋宅老所(岡村ももゑ代表)で市政報告会をさせていただきました。この宅老所では月に2回位の割で開催されており、食事をしたり般若心経を唱えたり、またぼけ防止のためということで毎回ビンゴゲームをされています。
 以前に1度お邪魔したことがあるのですが、今回は市政報告などをさせていただきました。市政についてはごみ処理施設の入札について、また災害ごみの受けいれの問題についてなどの話しや、東日本大震災にまつわるいろいろな話しをさせていただきました。
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いろいろあった2月議会終わる-中川副市長再任される

2012-03-23 21:13:26 | 日記

 松阪市議会平成24年2月議会は3月23日に最終日を迎え32日間の会期を終了しました。この議会はいろいろなことがあった議会でした。

 まず松阪市と近隣の多気町、大台町、明和町と結ぶ定住自立圏構想の議案が上程されていましたが、3町からの取り下げの申し入れにより松阪市の2月議会の議案が取り下げられました。これまで請願などでは途中で取り下げられたことはあるが、市が上程した議案が途中で取り下げられたことは記憶にないとベテラン議員も言っていっており、異例な出来事でした。

 またマニフェスト条例など3つの条例案が否決されました。下村市長の時代は市が上程した議案が否決されるというのは大変なことで、市長に対する不信任だという位置付けがありました。今はそのようなものはありません。
 またこの3つの条例案が否決された時、山中市長から再議の申し入れがありました。これも松阪市議会では初めてのことで、結局この「再議」は主になる議案に対して修正案が可決したときに用いるもので、今回のように否決された議案には用いないということから、市議会としても受け付けないことになりました。

 最終日の今日、今年の3月で任期の切れる中川副市長の再任について山中市長から提案があり、全会一致で承認されました。

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RDFからの脱退をめぐる混乱

2012-03-22 00:24:53 | 日記

 ごみ固形化燃料(RDF)は「夢のエネルギー」として、全国88自治体が導入した事業であったが、電力の自由化で売電価格が下がり、事業体の経営は苦しくなっていった。このような時に三重県のRDF貯蔵槽で発生した爆発事故は全国に衝撃を与えた。RDFの処理委託料がどんどんと上がっていき、関係自治体の負担が増していった。
 松阪市の山中市長が新ごみ処理施設の稼働にあわせ、奥香肌伊勢資源化広域連合(RDF)からの離脱を表明してから残る3町からは不満が噴出している。松阪市が脱退すればその分の負担が残りの3町に覆い被さってくるからです。
 2月議会の最終日の3月23日の本会議終了後に、山中市長は全員協議会を開催してRDF脱退の説明をします。

1)RDFとは
 RDFとは、Refuse(ゴミ)Derived(由来する)Fuel(燃料)の略称で、家庭や事業から出るごみを押し固めて作った固形燃料です。形状は円柱形で、直径10~20㎜、長さ30~50㎜のペレット状です。RDFは乾燥圧縮して成形を行うため、通常のごみに比べて重量が1/2、体積が1/5、含水率が10%以下で、腐りにくく輸送がし易く、発電の熱源として利用できます。

2)三重県のRDF事業
 三重県のRDF事業は北川正恭元知事の時代に始まりました。これまで市町村で焼却処分していた一般廃棄物を、リサイクルの観点から熱エネルギーとして活用しようとするもので、北川知事の強い思い入れで導入が決まり、三重県桑名郡多度町(平成16年に桑名市と合併)に総工費83億5000万円で建設された三重県企業庁のRDF焼却発電設備が、平成14年(2002)12月1日、稼働を開始した。北川知事はRDF全国自治体会議の会長も務めている。
しかしその北川知事は稼働半年後の平成15年(3003)4月に三重県知事を退任し、野呂昭彦氏が後任の知事に就任した。

3)RDF貯蔵タンクの爆発事故
 三重県多度町のRDF貯蔵槽で平成15年(2003)8月火災爆発事故が発生した。7月中旬頃から貯槽内RDFの温度が異常に高まり、8月14日に処理中の作業員4名が負傷した。また8月19日には爆発事故が発生し、消火に当たっていた消防士2名が死亡、作業員1名が負傷した。消火活動は45日間にわたり、桑名市消防本部、三重県広域応援隊、名古屋市消防局などの特殊部隊が消火にあたる。爆発の原因は水分を含んだRDFが発酵、不完全燃焼で発生した一酸化酸素が爆発したとされる。
 平成16年(2004)に焼却発電設備は再稼働しました。

4)三重県の稼働中のRDF化施設
 現在三重県内で稼働中のRDF化施設は次の7施設で、このうち志摩市は平成26年(2014)3月で撤退する。
◆紀北町               稼働開始12年4月   関係自治体 紀北町
◆香肌奥伊勢資源化広域連合 稼働開始13年4月   関係自治体 松阪市、多気町、大台町、大紀町
◆桑名広域清掃事業組合    稼働開始14年12月  関係自治体 桑名市、いなべ市、木曽岬町、東員町
◆伊賀市               稼働開始14年12月  関係自治体 伊賀市
◆南牟婁清掃施設組合      稼働開始14年9月   関係自治体 御浜町、紀宝町、熊野市
◆紀北町               稼働開始14年12月  関係自治体 紀北町
◆志摩市              稼働開始14年12月   関係自治体 志摩市
詳しくは「三重県の環境と森林」のページをご覧下さい。

5)香肌奥伊勢資源化広域連合の設立
 平成10年7月1日に、地方自治法第284条第3項の規定により、平成10年9月1日から廃棄物(し尿を除く)施設の設置等に関する事務を処理するための、香肌奥伊勢資源化広域連合の設立協議が整った。参加自治体は飯南郡飯南町、飯高町、多気郡大台町、勢和村、宮川村、度会郡大宮町、紀勢町、大内山村8町です。
 この施設は平成13年4月から稼働しました。

施設名 香肌奥伊勢資源化広域連合香肌奥伊勢資源化プラザ(ごみ固形燃料化施設)
年間処理量(t/年度)  1890
燃料製造量(t/年度)  1202
処理対象廃棄物 可燃ごみ
処理能力(t/日)  44
使用開始年度 2001(平成13年)
燃料供給先の利用状況 燃料用 
香肌奥伊勢資源化広域連合の稼働は平成32年度までとなっています。

6)処理委託料の推移
 1995年の県の計画ではRDFによる発電で採算がとれ、市町の処理委託料はゼロのはずであった。しかし同年の電力自由化で売電価格が下がり、県は事業開始前にRDF1トン当たり4500円の処理委託料を市町に求めたが反発にあい、灰処理費用の名目で、3790円で話しがついた。その後処理委託費は値上がりし6130円となったが、平成15年に起きた爆発事故後安全対策費がかさみ、平成21年(2009)からは毎年550円ずつ値上がりし、平成28年(2016)には9420円になる予定であった。
 ところが平成23年4月5日の三重県RDF運営協議会総会で収支計画の見直しが行われ、今後のRDF搬入見込量が現計画の90%程度にとどまる等の要因により、平成20年度から平成28年度までの収支不足見込みが、現収支見込額の19億円から4.1億円悪化して23.1億円となり、平成23年度からの処理委託料が現行の毎年550円/tアップから923円/tアップとなり28年には10908円/tになる。

7)三重県のRDF発電の終了計画
 県は平成19年(2007)に、桑名市多度町のRDF焼却発電施設が耐用年数を迎え、委託業者との契約が切れる平成28年(1016)に撤退することを表明した。これに対して市町側が一方的だと反発し、その後県と市町の首長らによるRDF運営協議会で協議して、平成32年度(2020)まで続けることで合意しました。

8)松阪市の広域連合からの離脱の申し入れ
 松阪市の山中市長は平成22年(2010)4月16日の香肌奥伊勢資源化広域連合議会の臨時会で、松阪市の新ごみ処理施設の稼働と同時に同連合から正式に離脱をしたい意向を表明しました。この時山中市長は『平成32年までは協定書があり、松阪市としても公債費支払いの役割を負うが、32年以降は離脱したい。』と述べています。
平成22年4月23日の山中市長の定例記者会見で『自分たちだけで決められる部分でもありませんし、当然それこそ他の市町との兼ね合いもあります。ただ松阪市として、ごみ処理の一元化を27年度以降に進めていくという方向性と、遅くとも33年度以降は離脱という形は、明確には話をさせていただいています。』と述べています。
平成24年1月23日松阪市の山中市長は香肌奥伊勢資源化広域連合の久保行央連合長(多気町長)に対して文書で脱退届けを提出。これに対して、久保連合長から山中市長に対して、『今後、構成市町並びに連合議会で協議を行って行きたいと思いますので、ご協力お願いいたします。』と返信があった。

9)久保多気町長、尾上大台町長が松阪市にごみ処理の受け入れを要請
 平成24年1月31日に定住自立圏構想の関係市町長協議が松阪市役所で行われ、山中市長、久保多気町長、明和中井町長、尾上大台町長が出席し、今後のスケジュールや協定内容について確認しました。この席上、久保町長は「ごみ処理、減量化対策」のため、県のRDF事業が終了後、多気町、大台町、大紀町のごみ処理を松阪市が受け入れる仕組み作りしてほしいと申しいれた。これに対して山中市長は平成27年から新ごみ処理施設が稼働するが、地元との協議の中で、他自治体のごみは受け入れない方針と、同年からRDF事業から脱退すると表明し、地元合意の問題と処理能力の説明をして理解を求めた。(夕刊三重 2月1日の記事より抜粋)

10)松阪市が離脱して公債費しか負担しなかった場合の3町の負担増は10億円
 同広域連合の市町分担金は、公債費(定率割額20%と人口割額80%)と経常経費(定率割額20%と人口割額30%と利用割額50%)で構成されているが、山中市長はこのうち松阪市は公債費しか負担しないとしている。経常経費の内のごみ投入量にあたる利用割額の負担をしないのはわかるが、定率割額や人口割額を松阪市が負担しないと、それが残った3町に負担となって被さってきます。
 夕刊三重紙の平成24年3月14日付け記事によると、松阪市が離脱して公債費しか負担しなかった場合の3町の負担増は、多気町の試算によると10億円になるということです。

 以下、夕刊三重紙の2012年3月14日の紙面からの抜粋です。

市が経常経費など払わず脱退なら3町村負担10億円 多気町が試算
 広域連合離脱表明をめぐる山中市長の手順や離脱内容について、久保町長は「松阪市から、2年前に口頭で広域連合を離脱したいという申し入れがあった。山中市長は、関係町長にきめ細やかに説明してきたと言ったが、今年1月まで中身の話はなかった。正式な文書表明もなかった」と〝山中流〟の進め方に不満を漏らした。
 山中市長が、離脱の際には、負担金のうち公債費しか支払わないと発言していることに「町長、関係議員もあぜんとした。何のための広域連合だったのか。(枠組みを)まったく無視され、崩壊させるような内容だった」と話した。
 経常経費や施設撤去費、県協議会脱退負担金などを一切支払わない「松阪市案」を町が試算したところ、20年までに最大で計約10億円が3町の負担に上乗せされることになるという。
 久保町長は松阪市長の姿勢について「われわれの町で10億円単位の負担を求められるようなことは納得できない」と反論し、「今後はルールに従い、関係町の求めに応じ協議の場を持ち、負担金や撤去費、分担金の中の割合をどうするのか話し合わなければならないと思う」と話した。

11)広域連合脱会のルール
 地方自治法291条の3規定、地方自治法の広域連合の「組織、事務及び規約の変更 (第291条の3)」及び 「議会の議決を要する協議(第291条の11)」では 

(組織、事務及び規約の変更)
第291条の3 『組織する地方公共団体の数を増減し若しくは処理する事務を変更し、又は広域連合の規約を変更しようとするときは、原則として関係地方公共団体の協議によりこれを定め、加入状況により総務大臣か都道府県知事の許可を受けなければならない』とあります。

(議会の議決を要する協議)
第291条の11  『第284条第3項、第291条の3第1項及び第3項、前条第1項並びに第291条の13において準用する第289条の協議については、関係地方公共団体の議会の議決を経なければならない。』とあり、

  この規定では広域連合の団体数の増減(加盟・脱退)は関係自治体で話し合い、最終的には同議会、香肌奥伊勢資源化広域連合でいえば松阪市議会、多気町議会、大台町議会、大紀町議会の議決が必要となります。

 まとめ
  松阪市の同広域連合からの脱退には、こちらからの条件を示して脱退を宣言すれば、脱退できるということにはならないようである。地方自治法のルールから見ても、またこれまで共に組織の運営をしてきた自治体同志としても、各々が納得する十分な話し合いが必要であろう。
 RDF事業が終了したあとの施設の撤去費に約7億円かかるということであるが、これらの分担金を含めて約10億円ものお金が、松阪市の脱退によって小さな3つ町に被さってくることは、3町にとっても大変なことであろう。
  松阪市の新ごみ処理施設へ3町からごみの投入の申し入れがあったが、今の段階では難しいだろうと思う。広域消防組合や広域衛生組合のようなかたちも考えられるが、地元協議や機種選定の前なら、また違った展開があったかも知れない。
  広域連合に加盟する松阪市の近隣の3町(多気町、大台町、大紀町)や、明和町とはこれからも長い付き合いをしていかなくてはならない。円満な解決が望まれる。

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三重高の応援に甲子園へ

2012-03-21 17:57:34 | 日記

 

 春の第84回選抜高校野球大会は3月21日から甲子園球場で開幕しました。松阪の三重高校は開会式直後の第1試合で、鳥取県の鳥取城北高校と対戦しました。私も野口議長と一緒に甲子園に応援に行きました。
 一塁側のアルプス席の学生さんたち応援席の一番前に陣取り、応援団の指示に従って大声を張り上げたり、もらったタオル高く掲げて振ったり、一投一打に大きな歓声をあげながら応援しました。

  

 試合は開始早々から一進一退を繰り広げ、中盤まで3×3と緊迫した状況でした。8回の裏に三重高が3点をあげ6×3と突き放すと、応援席には安心した雰囲気が漂ったのですが、9回の表に相手が2ランホームランを打ち、1点差にせまり、さらに2アウト1塁2塁まで攻められたのですが、三浦投手が最後の打者を仕留めて、見事1回戦を勝利しました。最後は応援席もハラハラドキドキしましたが、勝利が決まった瞬間大きな歓声につつまれ、握手したり抱き合って勝利を喜びました。
 三重高の次の試合は、大会6日目(中止の日がなければ3月26日)の午前11時30分から、埼玉の浦和学院と対戦します。

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多気町の災害ガレキの受け入れ

2012-03-18 18:03:08 | 日記

 中日新聞の取材によると、東日本大震災で発生したガレキの受け入れについて、中部6県(愛知、岐阜、三重、滋賀、長野、福井)で正式に受け入れを表明している自治体はまだないが、受け入れを前向きに検討している自治体が7市町あるということです。三重県では多気町だけで、久保行央町長が13日の町議会で「放射能に汚染されていないものを受け入れる用意がある」と表明しました。

 町営の多気町美化センターでは1日に15トン焼却できるが、5トンの余裕があるということです。最大でも1日に5トンということですが、被災地の膨大なガレキの量からみると極わずかです。でも、たとえ1トンでも2トンでもいいのです。三重の小さな町がガレキの受け入れを前向きに考えているという意義は大きく、これから町民の理解を得るなどの手続きが必要ですが、もし実現できれば、受け入れに消極的な全国の自治体への手本となるでしょう。

 この同じ日に松阪市の山中市長は香肌奥伊勢資源化広域連合(RDF)の連合長である久保多気町長に、同連合でもガレキの受け入れの検討を申し入れたということです。なぜこの時期にRDFへの申し入れなのでしょうか。夕刊三重の記事によると、別件での電話のついでに久保町長に申し入れたということです。久保町長が文書で正式に申し入れてほしいと理解を求めたが、これが正式な申し入れだと、聞き入れなかったということです。

 今は、久保町長は多気町美化センターへのガレキ受け入れを、町民の皆さんに説明をして理解を求める大変微妙な時期です。この時期に同じ多気町内にあるRDFへガレキの受け入れの申し入れは、同町の町民の気持ちや行政を混乱させるようなものです。

 山中市長は昨年松阪市でも災害ガレキの受け入れを検討すると表明して話題になりました。ガレキの受け入れには以前このブログでも書きましたが、市民への説明や多くのハードルを越えなくてはなりません。その後この問題は立ち消え状態で、16日付けの中日新聞のガレキの受け入れを検討している市町に松阪市は入っていませんでした。

 ガレキを受け入れの難しさは山中市長自信が一番よく知っているはずです。松阪市で受け入れが実現したあと、RDFに申し入れるのであればまだしも、自分の市でもできないものを、他の町に立地する施設にガレキの受け入れを求めるのは理解し難い。しかも今松阪市はRDFからの脱退をしようとしている時ではないか。

 多気町に影響を受けたのか16日付けの夕刊三重によると、松阪市でも周辺住民や市民と意見交換する場を設けるということです。

 

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大足町で市政報告会

2012-03-18 15:13:27 | 日記

 松阪市大足町の自治会(清瀧薫会長)の総会で私の市政報告会をさせていただきました。この報告会は毎年この時期にさせていただいているもので、約50人の皆さんが熱心に聞いていただきました。 

 今日は桂瀬町のごみ処理施設建設の入札について、災害ガレキの受け入れについて、2月議会でのマニフェスト条例など3つの議案の否決について、東日本大震災ボランティア活動についてなど報告しました。

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松阪市立の小学校で卒業式始まる

2012-03-16 13:57:53 | 日記

(写真は松尾小学校の卒業式) 

 今日3月16日から来週にかけて松阪市立の小学校の2011(平成23)年度の卒業式が行われます。私も今日、松阪市丹生寺町の松尾小学校(山畑和之校長)の卒業式に来賓として参列させていただきました。 

 松尾小学校では今年が第122回の卒業式で、71名の卒業生が巣立っていきました。式では国歌、校歌斉唱のあと、卒業生一人一人に山畑校長から卒業証書が渡されました。この時卒業生の写真と将来の夢や抱負が、会場内に設置された画面に映し出されました。 

 このあと山畑校長は祝いのことばのなかで、学校・地域の人々・お父さんお母さんなどのおかげで今の自分があることを忘れないでほしい。東日本大震災では多くの人々の尊い命や財産が失われましたが、皆さんは命を大切にしてほしい。学校でのあいさつ運動やペットボトルのふた集めによる外国の子どもたちへの支援、見回り活動などの貴重な体験・経験を中学生活動に生かしてほしい。また相手の気持ちを考えながら行動してほしい、そしてこれから中学生として自分なりの目標を持って一歩一歩歩んでほしいと述べられました。 

 来賓として参列され教育委員会の福田哲也さんは、東日本大震災では多くの命が失われましたが、皆さんは自分の命を大切に、そして周りの全ての人々の命を大切にして下さい。また感謝の気持ちを持って、これまで支えていただいた学校や家族や地域の方々にありがとうの言葉を伝えて下さいと祝辞を述べられました。また松尾小学校PTA会長の河野昌子さんは、好きなスポーツや趣味などから自分の夢を探して下さい。新しい世界に飛び込むことに不安はあっても勇気と自信を持って、力強く歩んでいってほしいと祝辞を述べられました。

 最後に在校生の歌う「Believe(ビリーヴ)」という歌に送られて卒業生が会場をあとにしました。素敵な卒業式でした。

 

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松阪市議会 再議の行方

2012-03-16 08:38:20 | 日記

 松阪市議会では3月15日、議会運営委員会を開催して山中市長から申し入れのあった再議の申し入れについて検討しました。地方自治法や国からの通達、過去の事例など協議した結果、「否決された議案は再議の対象とならない」等の理由から申し入れを受けないことになりました。 

 これまでの事例から見ると、長から出された議案が否決された時に用いるのではなく、本来、主になる議案に対して出された議員提案の修正案が可決された場合に用いるもので、今回のような形で再議が出されるのであれば、否決された議案に対して全て再議が出てくるのではないかという懸念も指摘されました。 

 新聞の取材に対して山中市長も、この市議会の決定を受け入れる旨を表明したということです。

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再 議

2012-03-15 00:12:48 | 日記

 マニフェスト条例など山中市長が提出した3つの条例案が否決され、山中市長が出した次の一手が「再議」である。私を含めて議員にとって初めて聞いた人も多いのではないか。
インターネットで調べてみるとこれまでそれほど多くはないが各地で用いられている。2004年3月25日宝塚市で渡部市長が一般会計予算の修正案に再議書を提出、長野県の田中康夫知事は2005年3月24日に否決された5つの議案をもう一度審議してくれるよう再議を要請したとあります。また2010年3月31日に広島県の秋葉市長がオリンピック招致予算を巡って再議lをかける臨時会を招集しています。また名古屋の河村市長が2010年の議員提案で可決した議案が議会の権限を越えているとして再議を求めています。

 今回の山中市長の再議の用い方はおかしいかも知れません。本来は主になる議案があり、それに対して修正案が出されて、修正案が可決された場合に用いる手法である。例えば平成24年度予算に対して、議員提案で給食費の無料化を入れるべきだという案が提出され、採決の結果過半数(松阪市議会の場合に当てはめたら15票)以上の賛成で可決されたとします。このとき市長は今の財政状況ではとても給食費の無料化は無理だとして、この無料化案に対して再議を申し入れる。そして再議決が行われるが、このときはハードルが高くなり、3分の2以上(松阪市議会では20票)の賛成がなければ可決できない。賛成が3分の2以上あれば給食費の無料化案が可決され、市長は給食費の無料化を実施しなければならない。3分の2以下(松阪市議会では19票以下)であれば無料化案が否決される。

 ウィキペディアの「一般的拒否権」というところに次の一説があります
『176条1項の再議に付すことができる議決に否決された議案が含まれるか否かについて、通説は含まれないとする。なぜなら、176条1項はその効力が発生することによって執行上の支障が生じる議決を再議の対象とするものであり、否決された議案については執行上の効力が発生せず執行機関を拘束することにはならないからである[12]。』

  松阪市議会議会では3月15日、運営委員会を開催して、市長から出された再議の申し入れについて審議した結果、地方自治法や過去の事例などを基に検討したが、、議会で否決された議案については再議の対象とならないという項目があるなどの理由から、申し入れを受けないこととしました。

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松阪市議会、マニフェスト条例など3つの議案が否決

2012-03-14 06:22:02 | 日記

 松阪市議会平成24年2月議会は3月13日、平成24年度予算などの議案の採決があり、24年度予算は賛成多数で議決されました。またこの日山中市長の肝いりで上程されていたマニフェスト条例など3つの議案も採決されたが、いずれも賛成少数で否決されました。

 この議案は次の3案で28人の議員(議長及び欠席の水谷晴夫議員除く)で議決された結果は次の通りです。
「議案第14号 松阪市市民まちづくり基本条例の制定について」は賛成9×反対19
「議案第15号 松阪市住民投票条例の制定について」は賛成9×反対19
「議案第16号 松阪市政に係るマニフェスト作成の支援に関する条例の制定について」は賛成4×反対24 のいずれも大差で否決されました。

 これに先立ち3月7日に行われた総務生活委員会で、この3つに議案は賛成少数で「否決すべきもの」となりましたが、マニフェスト条例に至っては賛成する委員が一人もいないという特異な状態となりました。委員会で市から上程された議案が否決されることは稀にありますが、請願などは別として、全員の反対で否決されることは、私の議員生活中では初めてです。

 本会議での否決を受けて山中市長は「再議」の申し入れを行い、市議会では議会運営委員会を開催してこの再議についての対処を検討することになりました。

再議とは
 地方自治法176条では、首長は議会が可決した議案に異議があれば、10日以内に審議をやり直す「再議」を求めることができる。再議後、再び同じ議案を可決させるためには、出席議員の3分の2以上の賛成が必要で、再議前の過半数よりもハードルが高くなる。河村市長は2009年12月に名古屋市議会で37年ぶりとなる再議を発動。以来、4度再議をしている。
                              (朝日新聞掲載「キーワード」の解説より引用)

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