川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

松阪市議会5大ニュース

2008-12-31 05:19:10 | 日記
 今年もいよいよ今日一日となりました。今年の松阪市議会を振り返ってみると、昨年の駅西再開発事業に関連する徹夜議会や住民投票条例案の提出などのような波乱は少なかったが、それでも特筆すべき幾つかの出来事がありまた。今年の松阪市議会の5大ニュースを私なりに選んでみました。

◆ベルライン燃油サーチャージ可決(8月臨時議会)
 松阪とセントレアを結ぶ松阪ベルラインの松阪高速船(株)が燃料の高騰により苦況にたたされたことへの支援策として市は燃油サーチャージを決め、8月臨時議会に上程した。これに対して、議員からは激しい質疑が浴びせられたが、採決の結果賛成23、反対9で可決された。

◆長野議長、野口副議長誕生(8月臨時議会)
 新しい議長、副議長を選ぶ8月臨時議会において長野議長、野口副議長が選任された。今回珍しく無効票が多かった。

◆駅西地区市街地再開発事業破たんで質問相次ぐ(11月議会)
 今年の2月に都市計画決定をした松阪駅西地区市街地再開発事業が破たんし、11月議会では、多くの質疑が相次いだ。

◆議員定数削減条例案可決(11月議会)
 長い間議論されてきた松阪市議会議員の定数削減問題は、4減30案を支持する議員23人の発議による条例案が11月議会に提出され、異例の無記名投票の結果、賛成24、反対7で可決された。

◆高橋護議員逝去(11月議会終了後)
 松阪市議会議員の中では2番目に若い高橋護議員が12月26日病気のため亡くなった。12月16日の議会には出席をしていたが、それからわずか10日後帰らぬ人となった。

 今年の4月にこのブログとホームページを開設しました。皆様方多くの訪問ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。それでは皆様よいお年をお迎え下さい。

                      松阪市議会議員 川口 保
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松阪市今年の十大ニュース

2008-12-30 06:03:39 | 日記
 平成20年、この1年を振り返って松阪市の下村市長は恒例の市の重大(10大)ニュースを次のように発表した。

◆市政3周年記念式典など開催(2月)
◆中川駅周辺土地区画整理事業の完了(3月)
◆松阪市地域福祉計画完成(3月)
◆松阪市都市計画マスタープラン完成(3月)
◆香肌小学校開校(4月)
◆松浦武四郎関係資料の国重要文化財指定(7月)
◆無錫市濱湖区との友好都市提携協定書の締結(10月)
◆松阪市景観条例の制定と松阪市景観計画の策定(10月)
◆レジ袋有料化スタート(11月)
◆松阪市駅西地区市街地再開発事業の現計画に対する補助金断念(11月)

 無錫市濱湖区との友好都市提携協定書の締結は、新松阪市になって国内外を含めて最初の友好都市提携となった。今後どういうかたちでこの友好都市提携を生かしていくかが課題であろう。
 松阪市景観条例の制定は、歴史と文化の都市松阪市にとって大事な条例。今後市民の協力を得ながらどのように実践していくかがカギである。
 この中で今年最大のニュースは駅西地区市街地再開発事業の破たんであろう。これだけの大きな事業が途中で中止になるということは、取り組み方に問題があったと言わざるをえない。来年は1月に市長選、7月ごろ市議会選があり、また激動の1年になりそうである。

          (写真は香肌小学校開校式)
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まつさかまつり考(3)

2008-12-29 10:03:37 | 日記
 松阪市内で一年間に行われている祭りに数多く参加させてもらって感じたこと、感動したことなどをまとめています。

◆第3の祇園まつり
 松阪市の中心市街地で7月中旬に催される「松阪祗園祭り」と、同じ日に開催される「射和祇園まつり」は市民にもよく知られていますが、実はもう一つ松阪市内に祇園まつりがあります。柿野神社の祇園祭です。

 柿野神社の祇園祭は松阪祗園祭りと同じ7月の中旬行われます。柿野神社で出発式が行われ、神社管内の上仁柿、下仁柿、横野、深野の各地区に分かれてそれぞれの神輿が地区内を練り歩きます。
 柿野神社は100年程前にいくつかの神社が合祀されたもので、神社の橋本総代の話によると、この頃からこの祭りが始まったとされます。
 「松阪」、「射和」の祇園まつりに比べるとあまり知られていませんが、地域に結びついたいい祭りでした。

◆八田城山いきいきまつり
 この祭りは松阪市嬉野八田町の集落の南側に位置する、八田城跡のふもとで毎年10月下旬に行われます。
 地区の南側にある八田城山は長い間放置され、木や孟宗竹で覆われ、かっての面影が無くなっていました。そこで地区の人たちがもう一度里山のよさを見直そうと、長い時間をかけてボランテァで城山の整備をして、その一環としてこの祭りが始まりました。
 祭り自体はそんなに派手なものではありませんでしたが、地域の人達の思いがこもった印象に残った祭りでした。

◆市内の奇祭
 新しく近年始まった祭りは、物産販売などバザー中心の祭りが多いのですが、昔から続けられている祭りには個性のある祭りがいくつかあります。

 その1つが小阿坂町の阿射加神社で古くから行われる神事の「御火試(おひだめし)・粥試(かゆだめし)」です。御火試神事は月数を書いた樫の木の先端を囲炉裏で焼き、その燃え具合で月毎の天候を占ない、粥試神事は小豆粥釜に竹の筒を入れ、筒に入った小豆や米粒の入れ具合でその年の米の豊作を占うものです。

 また岡本町の明神社跡の山の頂上で行われる「岡本の火祭り」も個性のある祭りである。昔、堀坂山に住む大蛇がこの村に出没し村人を呑んだり、危害を加えたとき、村人が松明を焚いて大蛇を退治したとの言い伝えからこの祭が行われています。

 もう一つ飯南町粥見の粥見神社で行われる「てんてん」も七百年の伝統がある祭りで、天狗やきつねやひょっとこなどの面をかぶって演じられる奇祭です。天から地上に降り立った天狗が鼻をかんだ紙で頭を触れてもらうと、無病息災と言われています。
 
 特にこのような奇祭は昔からの言い伝えがあり、今の世に始めることはできないので、いつまでも続けてほしいと願っています。

            (写真は柿野神社祇園まつり)
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高橋護松阪市議会議員逝く

2008-12-27 06:23:07 | 日記
高橋 護(たかはし まもる)
松阪市久保町1855-1021
昭和34年3月15日生まれ 49才
党派 無所属
会派 市民クラブ
役職 建設水道委員会委員
    中心市街地活性化対策調査特別委員会委員
    松阪地区広域衛生組合議会議員
    市議会だより編集委員会副委員長
    松阪市都市計画審議会委員
歴任 副議長
    産業経済委員会委員長
    決算特別委員会委員長

 松阪市議会議員の高橋護議員が12月26日に逝去された。松阪市議会議員では二番目に若い49才でした。議員は以前病気で入院されていたがその後回復され、元気な姿で活躍をされていました。しかし今年の11月議会ではかなり悪そうな様子でした。それでも議会に出席されていましたが、特に最終日の12月16日にはかなりつらそうでした。この日は重要案件である議員定数の削減の条例案があり、どうしても採決に出ると頑張ってみえたが、同僚議員に説得されて途中で退席された。それからわずか10日後に亡くなられた。

 高橋護議員は松阪市議会議員の中でも論客であって、いつも論理的に話しをされた。私の中で彼の印象が一番強く残っているのは平成19年の11月議会で、駅西地区再開発事業の是非を問う住民投票条例案が提出されたときに、この賛否をめぐっての質疑でした。
 この条例案は私たち9人が発議したもので、駅西再開発の是非を住民投票で市民に問うてはどうかという議員提案でした。

 高橋議員はこの条例案に反対の立場で質問をされ、賛成側の代表格である竹田哲彦議員が答弁をされた。相手を困らせるためなら、いきなり難しい質問をするのも一つの方法ですが、高橋議員は質疑に答える相手に対する「礼節」として質問内容を事前に通告されていました。それでも二人の論戦は理論と理論がぶっつかりあう大変見応えのあるものでした。私が市議会議員になってから、市議会でおこなわれた議員同士の論戦としては最高のものであったと評価しています。

 いつも落ち着いた紳士で、着こなしがスマートな印象が残っています。高橋議員安らかに。

通夜        12月27日(土)午後6時30分から
告別式(仏式) 12月28日(日)午後1時30分から
いずれも久保町「さくら会館」で営まれます。

                           松阪市議会議員 川口 保
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まつさかまつり考(2)

2008-12-26 12:13:34 | 日記
 この1年間に松阪市内で行われた祭りを振り返っています。次ぎに示すのは主に野外で行われた祭りや催しのうち、私がこの1年間に参加、見学、取材させてもらったものです。

○小阿坂かんこ踊り、御火試、粥試神事(小阿坂町)
○愛宕市(愛宕町)
○松尾神社例大祭(立野町)
○西黒部町民たこ揚げ大会(高須町)
○うきさとむら七草粥まつり(柚原町)
○松浦武四郎まつり(小野江町)
○初午祭(中町)
○なめり湖桜まつり(嬉野宮野町)
○嬉野さくらまつり(嬉野中川町)
○にしくろべ健康桜まつり(高須町町)
○東黒部桜まつり(東黒部町
○石尊大権現まつり250周年記念(飯南町深野・白猪山)
○荒滝不動尊つつじまつり(飯南町赤桶)
○宣長まつり(殿町)
○松阪撫子どんな花?まつり(日野町他)
○松名瀬海水浴場海開き(松名瀬町)
○水辺のカーニバル(飯南町粥見)
○射和祇園まつり(射和地内)
○松阪祗園まつり(市街地一円)
○柿野神社祇園まつり(飯南町横野地内)
○嬉野おおきん祭り(嬉野須賀町)
○御厨神社輪越し神事(本町)
○やたいむら(伊勢寺町)
○松阪七夕祭り・鈴の音市(阪内川~中心市街地)
○うきさとむら夏祭り(柚原町)
○岡寺山四万六千日(中町)
○西野かんこ踊り(西野町)
○新屋庄かんこ踊り(嬉野新屋庄町)
○曽原かんこ踊り(曽原町)
○笠松かんこ踊り(笠松町)
○山室山ふれあい夏祭り(宝塚町)
○松阪薪能(殿町)
○大石不動院八朔祭り(大石町)
○粥見遺跡まつり(飯南町粥見)
○本居宣長墓前祭(山室町)
○八田城山いきいきまつり(嬉野八田町)
○藤之木収穫祭(藤ノ木町)
○マルシエinベルファーム(伊勢寺町)
○ベルファーム秋の祭典(伊勢寺町)
○ドングリまつり(嬉野権現前町)
○氏郷祭(中心市街地一円)
○茶王 大谷嘉兵衛翁まつり(外五曲町)
○粥見神社 てんてん(飯南町粥見町)
○松阪肉牛共進会(伊勢寺町)
○岡本の火祭り(岡本町)

この他野外コンサートとして
 飯福田寺コンサート、青空フェスティバルin森林公園、平和音楽祭in松阪、灯りコンサート、四五之百森コンサート

また盆踊り、夏祭り、団体が主催する祭りとして
 木もれび夏祭り、さくら園夏祭り、松尾夏祭り、西野夏祭り、阿形夏祭り、立野盆踊り、春日町盆踊り、ベルファームJAまつり、JA一志東まつり
などにも参加させてもらいました。

 一つの祭りを開催するには多くの人たちの企画、準備、資金集め、運営、後かたづけなどの取り組みがあり、また天候の心配や、多くの人たちが来てくれるかなどの心配があります。このような諸々の苦労を人々の祭りにたいする入れ込みが支えているのではないかと思います。

                          松阪市議会議員 川口 保
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まつさかまつり考(1)

2008-12-25 21:51:39 | 日記
 松阪市内には実に数多くの祭りがあります。この1年松阪市内の多くの祭りに参加、見学、取材しました。
 何百年という伝統のある祭りもあれば、今年始まった「山室山ふれあい夏祭り」のように近年始まったばかりの祭りもあります。

 また祭りには、初午祭りやかんこ踊りなど神事や仏事に関する祭り、桜祭りや七夕祭りなど季節の祭り、氏郷祭りや宣長祭り、武四郎まつりなど歴史上の偉人を讃える祭り、収穫祭など収穫を喜びあう祭りのほか、まちおこし・むらおこしのための祭りがあます。季節によっても春祭り、夏祭り、秋祭り、また冬祭りがあります。

 祭りは地域を活性化し、地域の人々の結びつきを深めます。私はこの1年間に市内で行われている50ほどの祭りや催しに参加取材しました。次回以降にその祭りの中から特に印象の強い祭りを紹介します。  
 
 松阪市内で行われている祭りや催しのうち、主に野外で行われ、誰もが無料で参加できるものを集めた「松阪まつりごよみ」を私のホームページで紹介しています。ぜひご覧下さい。
  川口保ホームページ
クリック
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松阪消防与原分団に新消防車配備

2008-12-24 10:08:40 | 日記
 今日12月24日、松阪市川井町の松阪地区消防本部で宇気郷分団与原班積載車の配備式が行われ、私も来賓として出席させていただきました。

 宇気郷分団与原班の消防車はこれまで20年間使っていたもので、今回最新鋭の消防ポンプ積載の消防車に変えられました。この日、丸下宏和宇気郷分団長をはじめ、6名の団員が出席して配備式が行われ、小林憲行松阪方面団長から丸下分団長に目録が手渡されました。

 この日来賓として私のほか、長野議長、山本登茂治議員、松尾久志宇気郷地区連合自治会長が出席しました。今日は与原の他にも森2班、粥見1班、波瀬1班にも同じく小型動力ポンプ付積載車が配備されました。
 今後もし何かの時にはこの消防車が、消防団員が活躍されることを祈ります。
 
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民主党緊急雇用対策で松阪市長に協力要請

2008-12-23 07:26:01 | 日記
 派遣社員の契約打ち切りや採用の内定取り消しなど雇用状況が急速に悪化しています。近くでは多気町のシャープ三重工場の生産ラインの閉鎖で契約社員などの非正規社員を約380人削減する方針を打ち出しました。この削減される社員の多くは松阪市民でもあります。

 民主党では緊急雇用対策本部を設置し政策と運動の両面から雇用問題に取り組むことになりました。民主党三重県連としても高橋千秋参議院議員を本部長として対策本部を立ちあげ、関係団体、関係機関に雇用状況の変化に適確対応していただくように要請をしていくことになりました。

 12月22日、民主党の代表が松阪市長を訪ね、緊急雇用(生活支援対策等)対策に関する要請をしました。この日は民主党の森本哲生衆議院議員と松田俊助市議、永作邦夫市議、そして私川口が市長室を訪れ(林市議は所用で欠席)、下村猛市長に要請しました。
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三交百貨店建物の解体

2008-12-22 07:35:12 | 日記
 取り壊しがされていた三交百貨店の工事がほぼ終了し、写真のように松阪駅前の景色が一変しました。

 三交百貨店は1965年(昭和40年)2月、三交ショッピングセンターとして開業し、1977年に三交百貨店と改名されました。1970年11月にはボーリング場も開設され、また屋上ビヤガーデンなども盛況して、松阪市の商業の中心施設として親しまれてきました。

 しかし郊外型大型ショッピングセンターが相次いで出店し、また郊外に団地造成が行われ、まちなか居住人口が減少していき、市民の生活拠点が郊外へと向かっていきました。
 三交百貨店の売り上げも1991年の約110億円をピークに下がり続け、2006年には60億円台と約半減しました。また店舗の老朽化も進んでいて、2006年12月末をもって閉店しました。
 建物は取り壊されましたが、跡地利用に関しては未定ということです。
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サンタクロースって本当にいるのですか?(2)

2008-12-21 07:44:15 | 日記
 アメリカのソルトレークシティー。2002に冬季オリンピックが行われた都市です。この町には、市上空を飛ぶ小型機の高度は600m以上と定めた条例がありました。ただしこの条例には、『クリスマスイブに限り、プレゼントを配るため家々の上を飛び交うサンタクロースとトナカイは例外とする』という条項がありました。

 市航空局ではこの特別条項の削除を求める修正案を市議会に提出しました。「サンタクロースを信じる子どもがいるのに」と反論が殺到したそうです。投票の結果この例外条項は残りました。このとき一人の市議会議員は「人生も政治もたまには多少の遊び心を持つことが大切だ」と語ったそうです。

 政治は厳格でなくてはなりません。しかし何もかも四角四面では息が詰まりそうです。遊び心は政治の中に人間味を吹き込んでくれます。ソルトレークシティーのこの特別条項は考えてみれば実にばかばかしいことです。しかしこのばかばかしいことに人々の心の余裕や暖かさを感じます。
 今年もまもなくクリスマスがやってきます。ソルトレークシティーでだけではなく、世界中の夜空をサンタクロースやトナカイが駆けめぐり、子どもたちに夢をや愛を届けることでしょう。
   【(1).(2)とも、中日新聞 H16.12.24付け 中日春秋を参考にして書きました】
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サンタクロースって本当にいるのですか?(1)

2008-12-20 21:22:33 | 日記
 サンタクロースは昔も今も子供たちに夢を与えます。皆さんは何才ぐらいまでサンタクロースの存在を信じていましたか。私たちの子供のころは今のようにもののない時代、サンタクロースが届けてくれるプレゼントは本当にうれしかったことをおぼえています。

 1897年、アメリカのニューヨーク・サン紙に8才の少女バージニアから一通の投書が届きました。その中には「サンタクロースって本当にいるのですか」と書かれていました。同紙では社説で少女の質問に答えました。

 『この世の中に、愛や、人への思いやりや、まごころがあるのと同じように、サンタクロースもたしかにいるのです。この世界で一番大切なこと、それは子供の目にも、大人の目にも、見えないものなのですから。』
 夢と愛情をもらった少女バージニアは大きくなって先生になり、長期入院の子供たちの学校の副校長になりました。
 ニューヨーク・サン紙では毎年12月24日にはこの社説を載せたということです。

 この話は今から一世紀も前の出来事です。社説は新聞社にとって自社の主張を載せる大事な紙面です。その社説を使って8才の少女の質問に真摯に答えた新聞社の姿勢が今も人々の心を打つのでしょう。そして夢や愛がどれだけ大切であるかを教えてくれる話しです。
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2008のりなが活動発表会

2008-12-19 22:35:37 | 日記
 今日12月19日、松阪コミュニティー文化センターで松阪市の行政経営品質向上活動の「2008のりなが活動発表会」が行われた。これは松阪市にゆかりの本居宣長の宣長からもじったもので『改善を「の」ノーと言わない、「り」理念を持って、「な」納得できるまで、「が」がんばろう!』いう意味をもって命名された。

 1回目はプチ発表会、2回目から今回のような発表が行われ、3回目の今回は昨年の市役所5階ホールから会場をコミセンに移して開催された。
 今日は市役所の各部署で日頃から行われている改善活動の中から次の6つの部、地域振興局が発表した。

1.商工観光部【AAS「安心・安全な生活を」
  『悪徳商法に気をつけて』

2.農林水産部【アグリファーマーズ】
  『出来ることからはじめよう!』

3.保健部【帰ってきた326】
  『ワンストップへのワンステップ』

4.嬉野地域振興局【嬉野オールスターズ】
  『さぁ~!みんなで考えよう』

5.下水道部【のりたまV(ファイブ)とゆかいな仲間たち】
  『下水道イメージアップ大作戦』

6.飯高地域振興局【チームいいたか】
  『一丸となって』

 それぞれの部・振興局は嗜好を凝らしたコントや映像などで活動の取り組みを発表した。これに対して市長、収入役、教育長、監査委員長、総務部長、市議会議長が総評した。
 審査の結果保健部が「のりなが賞」を受賞した。また各部・振興局のは次の賞を受賞した。
・安全安心で賞 商工観光部
・プレゼンティーション賞 農林水産部
・イノベーション賞 嬉野地域振興局
・Tシャツグッドデザイン賞 下水道部
・がんばる地域賞 飯高振興局
・お客様の後ろ姿が満足で賞 保健部

 今回初めてのりなが発表会を見学させてもらって、各部署で改善に向けたいろいろな取り組みを知った。改善の結果はもちろんであるが、取り組みのプロセスの中で生まれる職場の連帯感にも大きな意義を感じる。
 この発表会では15分の持ち時間を使ってそれぞれの方法で表現されていたが、発表の仕方もそれぞれ思考をこらしていて、楽しく見学させてもらった。
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韓国で生きていた姦通罪

2008-12-19 09:17:36 | 日記
 韓国で女優が姦通罪で有罪となった。今の時代に姦通罪が生きていることに驚いた。今回の判決が際どいことからも、裁判官にもいろいろな見方があり、韓国内でもこの刑法を巡って議論になっているとのことである。

 それでも昨年はこの刑法で約1200人が起訴され、50人が実刑判決を受けている。韓国は儒教の国だからこそこの法律があるのかと思いきや、日本の植民地時代に作られたということで日本の同罪の影響を受けているのであろうか。

 日本では1880年に布告された旧刑法にこの姦通罪が制定されてからこの刑法が生きていたが、第二次世界大戦後の1947年10月に廃止されている。

 私は短い期間であったが韓国で仕事をしたことがある。韓国には日本にはないものがあったり、また日本ではすでになってしまったものが残っていたりした。この姦通罪もその一つであろう。
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松阪市民病院への最新鋭医療機器導入について

2008-12-18 08:49:12 | 日記
 松阪市議会の平成20年11月議会最終日にいくつかの議案の採決が行われた。この中の「松阪市民病院会計補正予算」に私は反対した。

 この議案は市民病院に今度招致する循環器科の医師の赴任に会わせて購入する最新鋭のCTスキャンに関するもので、購入価格は約4億円もする。
 12月2日の議会で海住議員が、この医療機器は世界に27台、国内にも8台しかなく、東京の名だたる病院にもほとんど導入されてないものが松阪市民病院に必要なのかと問いただした。

 彼はこの質疑の中で、この機種がアメリカに何台、ヨーロッパに何台、東京に何台、大阪に何台と具体的な数字をあげ、これほど世界や日本で導入例の少ない高性能な医療機器が松阪市民病院に必要なのか、もう1ランク下のものでも充分ではないかと問いただした。彼のこの機種に対する調査は詳しく、最近では稀にみるすばらしい質疑であったと私は評価する。

 私たち議員はあまり他の議員の質疑や討論などに心を動かされることは少ないが、今回の海住議員の質疑はかなりの説得力があり、我が会派の中でも私を含め、何人かこの議案に反対した。ただ海住議員のこの議案に対する反対討論はやや、いやかなり、いや極めて長すぎた。
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松阪市議会の議員定数4減、30へ

2008-12-17 10:50:03 | 日記
 松阪市議会11月議会は12月16日閉会した。この日、議員23名の連名による議員定数を現行の34から30にする条例案が提出された。

 この議員定数の削減案は長い間議論されてきたが、現状のままの34とする案、2減32とする案、4減30とする案などが提案され、なかなか話し合いがつかなかった。このため議会最終日の16日、30案を主張する議員23名で条例案を提出した。

 我が会派「ネクスト松阪」では早くから4減30を主張していて、今回の条例の提出者にも副議長を除く3名が名を連ねた。
 定数削減は議員にとっても身を削られる思いである。また新たに市議会選挙に打って出ようとする新人候補にも厳しい状態であろう。しかし財政事情が厳しいなか、財政負担を少しでも減らそうとして各自治体で削減が行われており、松阪市も決断をせまられていた。

 この日の議会では、この案に反対する大久保議員、水谷議員、竹田議員らからの質問に発議者を代表する西村友志議員が答えるかたちで、激しい論戦が繰り広げられた。採決の結果、賛成24、反対7で可決された。
 この条例は来年7月の任期満了による市議会議員選挙から適用される。
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