川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

第2回 松阪史跡めぐりの参加者募集

2014-04-30 16:40:15 | 日記
               (写真は第1回史跡めぐり-リバーサイド茶倉で) 

 松阪市内には数多くの歴史的・文化的遺産があります。名勝、名山、城跡、遺跡、古墳、神社、お寺、名木、祭り、神事、食、名産など、その土地の人にだけにしか知られていないものもたくさんあります。これらの隠れた名所旧跡を探訪する、松阪史跡探訪会主催の「第2回松阪史跡めぐり」を開催します。

 昨年11月に行われた第1回史跡めぐりの「和歌山街道めぐり」には、約50名の市民が参加していただきました。今回は嬉野方面を探訪します。参加していただける方は下記の要領で申し込んで下さい

○月 日 平成26年5月25日(日) (小雨決行)

○集 合 鈴の森公園、松尾神社 午前8時30分

○会 費 1800円(マイクロバス車代、保険、謝礼など)

○定 員 50名 (定員になり次第締切ります)

○コース 嬉野方面
   嬉野考古館、忘れ井、天華寺廃寺跡、八田城跡、天白遺跡、なめり湖、平家六代の墓(説明のみ)、合ヶ野ほのぼの休憩所他、などから選択します。(見学地は変更することがあります)

○集 合 鈴の森公園、松尾神社

○その他
    ・弁当、飲み物など各自持参して下さい(朝スーパーに寄ります)
    ・歩きやすい服装、運動靴などで来て下さい。
    ・参加申込みされた方には後日、詳しい案内を差し上げます。

○主 催 松阪史跡探訪会

○問合せ・申し込みは 川口保まで連絡下さい
  申込みは電話またはメールでお願いします。(申込み締切5月18日)
   氏名、年齢、住所、電話番号(自宅、携帯)を伝えて下さい。

   川口保 ℡0598-58-2948、E-mail:kawaguchi@tamotsu.info
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松尾まちづくり協議会総会開催される

2014-04-29 23:05:07 | 日記
 松尾まちづくり協議会(会長 村田善清)の第6回総会が4月29日、松阪市丹生寺町の松尾地区市民センターで開催されました。この日会場には協議会の役員約120人が出席をして、25年度の活動報告・会計収支決算、26年度の活動計画・収支予算などの審議が行われました。私も山中市長らとともに来賓としてお招きいただきました。

 松尾まちづくり協議会は5年前の平成21年4月に松阪市内13番目の協議会として設立され、5年が経過します。
同会には公民館部会、福祉部会、安全防災部会、生活環境部会と4つの部会があり、それぞれ部会で事業を主催して活動をしています。
 
 松尾まちづくり協議会の平成26年度の新役員は次の通りです。
    会 長         村田善清
    副会長        田畑辰生
     〃          早川和志
    会 計         古市一喜
    書 記         岡村勝由
    監 査         中島 誠
     〃           古田秀夫
    運営委員長      矢ヶ瀬学
    副運営委員長    沖本昌之
    事務局長       垣本長生
    自治会連合会代表 中口 保
    公民館部会長    古市 仁
    福祉部会長      三村幸夫
    安全防災部会長   矢ヶ瀬学  
    生活安全部会長   中川文夫
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水墨画の林幸男先生の古稀を祝う

2014-04-28 22:16:27 | 日記
 

 水墨画の画家として、また水墨画を教える先生として活躍されている猟師町の林幸男さんの古稀を祝う「林幸男さん70年の歩み」が4月27日、松阪市高町の華王殿で開催され、私も参加させていただきました。
 林さんは、私が若いときに書道を習った先生で、現在は水墨画を教えていてみえます。水墨画教室は松阪、津地区で12教室、約80人が習っていて、遠くは愛知県の東海市まで行ってみえます。

 
 (お孫さんから林夫妻に花束が贈呈されました)    (各テーブルから代表が祝辞を述べました)

 
 この催しは、青年時代の地元グループ「六四部屋」の仲間や、松阪市青年連絡協議会の当時の仲間達が企画したもので、この日会場には林先生の水墨画の生徒や、かつて書道を習った生徒、松阪市青年連絡協議会の当時の仲間たち、地元の人達など約100人が来場して、林さんの古稀を祝いました。
 オープニングでは、林さんの友人で尺八の師範・種谷天山(公雄)さんの尺八の演奏に合わせて林幸男・由紀子夫妻が入場しました。田中操実行委員長のあいさつ、中村貴雄友人代表の挨拶のあと乾杯があり、歓談に入りました。

 また「林さんの70年の歩み」では青年団時代から、現在までの林さんの多岐にわたる活躍を写真と、書道の生徒であった日野千春さんのナレーションでで紹介されました。
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第85回 メーデー開催される

2014-04-27 22:39:18 | 日記
 

 労働者の祭典「第85回メーデー松阪地区集会」が4月27日、松阪市民文化会館で開催され、私も来賓として参加をさせていただきました。
 この催しは連合三重松阪多気地域協議会(大津未来生 議長)が主催して行われたもので、会場には多くの同地域協議会加盟の働く人達が参加して盛大に行われました。

 メーデーは今から128年前シカゴで、当時12時間労働や14時間労働がまかり通って時代に、労働条件の改善を求めて労働者が大規模のストライキを実施したのが始まりとされ、この日が5月1日であったことから、世界的に5月1日がメーデーの日となっています。
 日本では1920年に東京の上野公園で第1回が行われ、参加した約1万人の労働者が8時間労働制の実施や、最低賃金法の制定などを訴えたのが始まりです。

 10時から始まった式典では、主催者を代表して大津未来生議長があいさつをし、来賓として連合三重の土森弘和会長、中井幸充明和町長などが祝辞をのべました。
 このあと「力合わせよう! 心つなげよう! みんなの暮らしの底上げ実現のために」というメーデースローガンを採択し、メーデー宣言を確認しました。
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「松尾神社崇敬奉賛会」結成される

2014-04-21 07:19:59 | 日記
 松阪市立野町の松尾神社を側面から支援していく、「松尾神社崇敬奉賛会」が4月20日結成されました。奉賛会準備委員会により1年半ほど前から準備が進められてきたこの奉賛会は、この日同社務所で結成総会が行われ正式に発足しました。

 総会ではこれまでの経過の説明、「敬神生活の綱領」の朗読のあと、村田善清議長の進行で議事に入り、規約の承認、役員の選出、これからの活動計画の承認、予算の承認などが行われました。
 これからの活動計画では、月見の会(お茶会)、夜桜鑑賞会、例大祭のイベント部分の運営や、御田植祭、抜き穂穂祭(収穫祭)など神社行事への参加、また記念植樹などが予定されています。
 4月20日現在の会員数は、特別会員(企業・商店・団体)が16団体、普通会員(個人)が35人です。

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 松尾神社崇敬奉賛会の新しい役員に次の人たちが選任されました。

    松尾神社崇敬奉賛会役員
    役職名         氏 名
    会 長        錦  金則
    副会長        岡村 昌男
    副会長        古市 武巳
    副会長        小林 岩雄
    幹事長        中村伸太郎
    副幹事長      丸山 富子
    副幹事長      高橋 信代
    会計         垣本 和美
    会計補佐      奥本 哲也
    幹事         中村 和美
    幹事         三井 善弘
    事務局長      川口  保
    監査         三宅  登
    監査         古市 幸子
    顧問(神職)   岡村 行通
    顧問(神職)   垣本 長生
    顧問(職員)   大和 哲司

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松尾神社崇敬奉賛会規約は次のように定められました。

松尾神社崇敬奉賛会 規約 
第1条 名称
  本会の名称は、「松尾神社崇敬奉賛会」と称する。
第2条 事務所
  本会の事務所は、松阪市立野町786 松尾神社社務所に置く。
第3条 目的、
  松尾神社に対する奉賛・崇敬の心を持ち、神社の伝統ある祭事や貴重な文化財の維持伝承や、鎮守の杜に輝く本殿などの神社建物と境内環境を守るための支援を通じて、松尾神社と地域の健全な発展を図る。
第4条 事業
  本会は前条の目的を達成するため、次の事業を行う。
  1 松尾神社が行う各種行事の積極的参加による奉賛協力。
  2 松尾神社の環境を整え設備の充実を図るための積極的な奉賛協力。
  3 松尾神社を通じて会員相互が交流を深めるための事業活動。
  4 その他、本会の目的を達成するために必要な諸活動。
第5条 会員
  1 本会の目的に賛同し事業に協力する個人又は団体を会員とする。
  2 本会の会費は、普通会員では入会金5,000円、年会費2000円、
    特別会員では入会金10,000円、年会費5,000円とする。
    ただし入会年度の年会費は入会金に含まれる。
  3 継続年会費は毎年1月1日~3月31日の間に納入する。
    会費が納入されないときは、会員資格を失う。
第6条 名誉会長
  1 本会に名誉会長を置くことができる。
第7条 役員等
  1 本会に次の役員を置く。
   ・会 長    1名
   ・副会長    3名
   ・幹事長    1名
   ・会 計    1名
   ・事務局長  1名
   ・幹 事    若干名
   ・監 事    2名
  2 その他の役員は幹事が兼務する。
  3 松尾神社神職は顧問とする。
第8条 役員の選任
  1 会長・副会長等の役職は役員の互選により選出し、総会で承認を得る。ただし特別な事情により、途中交代するときは役員会で承認を得る。
第9条 役員等の任期
  1 本会の役員等の任期は3年とする。ただし再任を妨げない。
  2 任期途中の交替又は増員により就任した役員の任期は、前任者又は現任者の残任期間とする。   
第10条  役員の任務
  役員の任務は、次のとおりとする。
   1 会長は本会を代表し、会務を統括・処理すると共に役員会、総会を招集する。
   2 副会長は、会長を補佐し、会の調和的活動を促す。また、会長不在時の時これに代わる。
   3 幹事長は会長を補佐し、幹事を統括する。
   4 会計は会の経理を担当し、収入支出を司る。
   5 事務局長は、会の事務処理・通信業務を行う。
   6 幹事は幹事長の指示に基づき、会の円滑な活動のために、第4条に示す活動の推進を積極的に行う
   7 監事は事業及び会計の監査を行う。
第11条 会議
    会議は総会と役員会とし、規約の改正及び、重要な事項にあっては、役員会で審議のうえ総会に於いて決議する。
   1 総会は全会員を対象に会長が招集し、定期総会は年1回開催し、また臨時総会を開催することができる。
   2 総会での議決は出席者の過半数の同意を得て議決する。
   3 役員会は、第6条及び第7条の役員を以って構成し、会長が随時招集する。
第12条 会計
   1 本会の会計年度は毎年4月1日に始まり3月31日に終る。
   2 本会の運営費は入会金、年会費、その他の収入により賄う。
第13条 本規約に定めのない事項で必要な事項は、役員会で定めることができる。
附則
  ・本規約は平成26年4月20日から施行する。
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松阪市総合運動公園多目的グランドオープン

2014-04-19 17:59:05 | 日記
 

 松阪市山下町で整備が進んでいる松阪市総合運動公園の多目的グランド(人工芝グランド)が完成し、今日4月19日、オープニングイベントが開催されました。
 この運動公園は、平成8年から事業が開始され、途中事業の縮小などの紆余屈曲を経て、平成24年10月に開園した芝生広場や駐車場などに続き、この日の多目的グランドの開園ということになりました。

 今回完成した多目的グランドは人工芝が張りめぐらされた立派なもので、大人の公式サッカー場として1面、子どものサッカー場として2面が取れます。夜間照明ができる人工芝のサッカー場としては鈴鹿市、伊勢市に次いで県内3つ目のグランドとなりました。

 
          (中島議長の祝辞)                (開園を喜ぶサッカー少年達)
 この日会場には、サッカー少年やその家族、また競技関係者や来賓などが多数来場して、新しいグランドの完成を祝いました。山中市長の式辞、中島松阪市議会議長の祝辞などがあり、選手宣誓では山室山フットボールクラブの高橋楓磨主将が、「こんなに素晴らしいグランドを造ってもらってありがとう。僕たち選手一同この素晴らしいグランドで一生懸命プレーしますと」述べました。
 このあとこのグランドで市内の12の少年サッカーチームが参加して、第1回 育松会杯 松阪市少年サッカー大会が行われました。

 この事業の全体計画面積は63.4ha、事業認可区域は52.5haで、国からの補助金は用地取得1/3、工事費1/2があり、この多目的グランドの完成で、全体の約8割(事業費計算)が完成したことになり、平成30年の全体の完成に向けて、さらに工事が進められます。
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松阪市議会第3回議会報告会来週21日から開催

2014-04-17 06:21:39 | 日記
 松阪市議会の第3回議会報告会が、4月21日(月)、22日(火)、24日(木)の3日間市内各地で行われます。今回は2月議会の予算審査を中心に、28人の議員が4つの班に分かれて報告します。市民の皆様多数ご来場下さい。開催日程、班割は次の通りです。


開催日程
  
4月21日(月)  
午後7時から  第1班   米ノ庄公民館      久米町926番地  56-4780
午後7時から  第2班   嬉野宇気郷公民館    嬉野小原町587番地  35-0022
午後7時から  第3班   飯高保険センター    飯高町森1410番地 45-0029
午後7時から  第4班   仁柿小学校(休校中)  飯南町上仁柿194番地

4月22日(火)
午後7時から  第1班   宇気郷地区市民センター  柚原町38番地  35-0014
午後7時から  第2班  第二公民館            垣鼻町633番地  23-6107
午後7時から  第3班  中原文化センター        嬉野田村町425番地  42-4836
午後7時から  第4班   港地区市民センター      大平尾町629番地1  51-5642

4月24日(木)  
午後7時から  第1班  櫛田地区市民センター     豊原町1118番地1  28-2675
午後7時から  第2班  西黒部地区市民センター   西黒部町713番地32 52-0020
午後7時から  第3班  第一公民館           殿町1310番地2  23-4265
午後7時から  第4班  大河内地区市民センター  大河内町796番地 36-0001

班割(○は班長)
第1班 ○水谷 晴夫 松岡 恒雄 野呂 一男 中村 良子 田中 祐治 濱口 高志 今井 一久

第2班 ○山本  節 植松 泰之 中瀬古初美 大平  勇 中島 清晴 久松 倫生 松田 千代

第3班 ○海住 恒幸 深田  龍 堀端  脩 川口  保 大久保陽一 西村 友志 前川 幸敏

第4班 ○田中  力 沖  和哉 坂口 秀夫 山本 芳敬 永作 邦夫 松田 俊助 野口  正
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西野町に黄色い桜咲く

2014-04-17 06:00:27 | 日記
 「黄色いさくらんぼ」ならぬ黄色い桜が西野町で咲いて話題になっています。この桜は松阪市西野町の錦金則さんの庭にあるもので、うす黄色花が満開を迎えています。
 この桜はボタン桜の一種で、それほど大きくはないが、錦さんの話しではかなり前から植えられているということです。
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「松阪てつどうかん」がカリヨンプラザにオープン

2014-04-12 14:16:35 | 日記
 松阪市日野町のカリヨンプラザの一階に「松阪てつどうかん」が4月12日オープンし、午前10時30分よりオープンセレモニーが行われました。
 この施設は、株式会社ディスカバージャパンみえが運営するもので、昨年松阪市が公募したカリヨンプラザの利用に関する公開プレゼンテーションで計画案を示し、同社が選定され、出店が決まったものです。

 この日のオープンセレモニーでは、松阪市商店街連合会の宮村元之会長が挨拶し、来賓として参列した山中市長や中島松阪市議会議長らがお祝いの言葉を述べました。この後テープカットがおこなわれ、一般来場者も含めて施設内の見学が行われました。
 館内には、精巧に作られた列車が実際に走る鉄道ジオラマなど、鉄道ファンだけに限らず、誰もが楽しめる設備があり、列車を見ながら食事ができます。

 
         (精巧な鉄道ジオラマ)             (松方弘樹や細川たかしの花輪も)

 この施設は完全入れ替え制で、列車と同じように途中乗車はできません。11時00分発の「しまかぜ1号」から1時間15分毎に乗車(入館)でき、最終列車は18時30分発です。なお途中下車はできるということです。休館日は水曜日です。
 松阪てつどうかんが開館した場所は、松阪市の市街地の中心部にあり、商店街活性化の拠点になればと、大きな期待が寄せられています。

  株式会社 ディスカバージャパンみえ 
    三重県松阪市日野町788 
     カリヨンプラザ1F
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松尾神社崇敬奉賛会4月20日に設立

2014-04-04 09:19:34 | 日記
 松阪市立野町の松尾神社の「崇敬奉賛会」が設立されることになり、会員が募集されています。この奉賛会は、1年以上前から有志で準備が進められてきて、神社を直接運営している氏子とは別に、松尾神社を側面から支援していく「応援団」のようなものです。この奉賛会には氏子以外の方も、また松阪市外の方も入会していただけます。入会していただく方は下記のように申込みをお願いします。なお4月20日に設立総会が行われます。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「松尾神社崇敬奉賛会」へのご入会のお願い

 
 陽春の候、皆様方には益々御健勝のこととお慶び申し上げます。日頃より松尾神社に尊崇の心と護持へのご協力をいただきありがとうございます。この程次の趣旨に基づき、「松尾神社崇敬奉賛会」を設立することになりました。皆様方におかれましては、何卒この趣旨にご理解とご賛同をいただき、ご入会をお願いいたします。

1、崇敬奉賛会設立趣旨
  松尾神社に対する奉賛・崇敬の心を持ち、神社の伝統ある祭事や貴重な文化財の維持伝承を行い、鎮守の杜に輝く本殿などの神社建物と境内環境を守るための整備、諸活動を通じて松尾神社と地域の健全な発展を図るため、氏子とは別に松尾神社を側面から支援していく、松尾神社崇敬奉賛会を設立することといたしました。

2 沿革
 明治7年6月に社に列格(昭和21年2月勅令により社格廃止)された立野神社は、明治40年から41年にかけ松尾村内の白山神社、八雲神社など15社を合祀し明治41年4月7日官許を得て松尾神社と改称されました。 前身の立野神社は「延喜式神明帳」記載の飯高郡九座の一で立野の産土神として古くから奉祀してきた由緒ある社です。
 千二百年余を経た古書「和名類娶鈔」「神鳳抄」にも“多千乃”“立野”の名があり古社であることが窺がえます。 紀州徳川家の尊崇を受け享保10年(1725)には殺生を禁ずる旨の制令を贈られており、この碑は今も保存されています。 (神社庁 式内社調査報告より抜粋)  
 主祭神は大山咋命で、他28柱が祀られ、山頂の正殿境内には伊勢の神宮、熱田神宮、明治神宮、橿原神宮、靖国神社の遥拝所があります。  

3、奉賛会へのご入会の手続き
 松尾神社崇敬奉賛会の主旨にご賛同していただき、ご入会していただく方は各地域の総代又は立野町の岡村昌男(090-3858-5526)まで御連絡をお願いいたします。
   個人  入会金 5,000円  年会費2,000円
   団体  入会金10,000円  年会費5,000円
       (初年度は入会金の中に年会費が含まれます)
                     
4、設立総会の開催のご案内
 松尾神社崇敬奉賛会の設立総会を次のように開催いたします。入会していただいた方はご出席をよろしくお願いいたします。
  日時  平成26年4月20日(日)午後2時より
  場所  松阪市立野町786 松尾神社社務所1
        電話  (0598)22-1540

5、松尾神社崇敬奉賛会設立発起人
錦 金則、川口 保(以上西野町) 中村伸太郎、高橋信代(以上丹生寺町)
岡村昌男、奥本哲也、中村和美、垣本和美(以上立野町)丸山富子(岡本町)
古市武巳、古市幸子(以上藤之木町) 下村忠義、三宅 登(以上大足町) 





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松阪市のRDF脱退をめぐる経緯

2014-04-02 10:22:30 | 日記
                   (香肌奥伊勢資源化プラザ-多気郡多気町丹生)

 松阪市議会平成26年2月議会は、2月19日から3月24日まで34日間の日程で開催され、各当初予算が可決されました。この一般会計予算の中には香肌奥伊勢資源化広域連合(RDF)からの離脱を前提とした債務負担行為(次年度以降の予算を確約するもの)が入っており、議論を呼びましたが、この予算も一緒に可決され、松阪市のRDFからの離脱問題は新しい段階に入りました。

 松阪市の山中市長は平成22年(2010)4月16日の香肌奥伊勢資源化広域連合議会の臨時会の席上で広域連合からの離脱を表明し、それから約4年間この離脱問題は解決できずに混乱しています。RDFとは何か、三重県のRDF発電所の発足や、香肌奥伊勢資源化広域連合の発足から山中市長の離脱宣言、そしてその後の混乱の経過は2年前の「RDF離脱をめぐる混乱」に、詳しく書きましたので、まずそれをご覧下さい。ここではそれ以降今日までの経過をまとめます。
 経緯の作成にあたっては、夕刊三重、中日新聞などの記事を参考・引用させていただきました。また【 】内には私の意見を挿入しました。

《文中組織・施設の説明》
◆香肌奥伊勢資源化広域連合(文中略称 香肌広域連合、広域連合)
 平成10年に8町村で結成されたごみ処理施設「香肌奥伊勢資源化プラザ」を運営する連合体、合併により現在の構成市町は、松阪市、多気町、大台町、大紀町の4市町。
香肌奥伊勢資源化プラザ(文中略称 資源化プラザ)
 香肌奥伊勢資源化広域連合が運営する多気町丹生にあるごみ処理施設で、ごみを乾燥圧縮してRDF化する。
◆三重県RDF運営協議会(文中略称 県RDF、県協議会)
 三重県桑名市多度町にあるRDF焼却発電設備にRDFを投入している製造団体及び市町で構成される協議会。
三重県RDF焼却発電施設
 三重県企業庁が運営するRDFを燃料とする火力発電施設で、平成32年度の閉鎖が決まっている。

1)平成22年4月山中市長がRDFからの離脱の申し入れ
 松阪市の山中市長は平成22年(2010)4月16日の香肌奥伊勢資源化広域連合議会の臨時会で、松阪市の新ごみ処理施設の稼働と同時に、同連合から正式に離脱をしたい意向を表明しました。この時山中市長は『平成32年までは協定書があり、松阪市としても公債費支払いの役割を負うが、32年以降は離脱したい。』と述べています。
 平成22年4月23日の山中市長の定例記者会見で『自分たちだけで決められる部分でもありませんし、当然それこそ他の市町との兼ね合いもあります。ただ松阪市として、ごみ処理の一元化を27年度以降に進めていくという方向性と、遅くとも33年度以降は離脱という形は、明確には話をさせていただいています。』と述べています。(H24.3.22の私のブログより抜粋)

2)広域連合からの脱退を文書で提出
 平成24年1月23日松阪市の山中市長は香肌奥伊勢資源化広域連合の久保行央連合長(多気町長)に対して文書で脱退届けを提出しました。これに対して、久保連合長から山中市長に対して、「今後、構成市町並びに連合議会で協議を行って行きたいと思いますので、ご協力お願いいたします」と返事がありました。 

3)3町のごみ処理を松阪市の新施設でしてほしいと要請
 平成24年(2012)1月23日に松阪市から脱退届けを受け取った連合長の久保多気町長は、RDF焼却・発電事業終了後の多気町・大台町・大紀町のごみ処理を松阪市の新ごみ処理施設でお願いしたいと述べました。これに対して山中市長は地元協議や処理能力から100%受け入れは出来ないと答えたということです。

4)県がRDFからの離脱ルールを設定
 平成20年11月6日及びへ23年4月5日の三重県RDF運営協議会の総会決議に基づき出された「RDF焼却・発電事業に係る確約書(案)」に運営体制からの脱退等の取り決めがあり、それによると次の様に定められています。
①製造団体及び同団体を構成する市町が、平成33年3月31日(志摩市の場合は平成26年3月31日)までに脱退する場合は、脱退希望の1年前までに文書で協議しなければならない。
②協議会理事会で脱退が認められた場合、製造団体及び同団体を構成する市町は、脱退負担金を遅滞なく一括で支払わなければならない。
 この他、脱退負担金の算出方法や、製造団体や構成市町は、RDF焼却・発電施設以外でのごみ処理を禁じる(3Rによるごみ減量化、堆肥化などごみの発生・排出抑制はこの限りではない)などの取り決めがあります。

5)山中市長が県のRDFの離脱ルールに反対を表明
 山中市長は平成24年1月6日の定例記者会見で、県のRDFからの離脱ルールに反対することを表明しました。

6)新ごみ処理施設入札で予定価格より約100億円安く落札
 平成24年(2012)1月24日にごみ処理施設建設専門委員会(武田信生委員長)が開催され、松阪市が桂瀬町に建設する「松阪市ごみ処理基盤整備事業」の施設建設工事及び運転・維持管理業務委託の施工業者の審査が行われました。この委員会で1月6日に行われた入札で、最低価格で応札した名古屋市の川崎重工業(株)中部支社を施工業者と決定しました。
 今回の発注では施設建設とその後のメンテナンスを同時に発注する方法がとられ、この入札には3社が応札し、予定価格の219億円より約100億円も安い119億7000万円で同社が落札しました。落札率は54.7%。

7)RDF離脱問題の影響で定住自立圏形成協定締結議案を取り下げ
 松阪市議会平成24年2月議会に上程されていた「定住自立圏形成協定の締結について」の3件の議案が取り下げたいと行政側からの申し入れがあり、議会運営委員会で協議した後、議会で承認されました。この議案取り下げは、松阪市の協定相手である多気町、大台町、明和町がそれぞれ議会への上程を見送ったためで、約2年前から協議を重ねてきた協定が流れる結果となってしまいました。

 この定住自立圏形成協定は法務省の事業で、中心市(ここでは松阪市)と近隣の市町村(ここでは多気町、大台町、明和町)が、それぞれの2自治体間で協定を結んで、連携及び協力を図りながら地域の活性を高め、幸せを実感できる地域にしていくことを目的としています。

 多気町の久保町長は2月28日の記者会見で、協定締結の見送りについて、多気郡3町と松阪市の協議の中でごみの減量化や、バイオマスなどの取り組みを提案したが協定書の中に含まれていなかったことや、RDF離脱の問題で松阪市との信頼関係構築に不安や疑問を抱いたためと述べたということです。(夕刊三重の記事から)

 その後、明和町は伊勢市を中心都市とする伊勢志摩定住自立圏協定に参加し、平成25年7月18日に鳥羽市、志摩市、玉城町、度会町、大紀町、南伊勢町とともに伊勢市との1対1の協定書に調印しました。調印後、中井幸充明和町長は松阪市とも協定締結をしたいので、RDFの問題を早く解決して、3町(明和町、多気町、大台町)が揃って調印できることを期待すると述べたということです。

【 この協定を締結すれば国から松阪市には毎年上限4000万円が、各町には1000万円の交付金が入るが、市と町の間に信頼関係が無ければ無理であろう。ただ3町からの協定締結の辞退の申し入れは、松阪市が同議案を2月議会に上程する前にすべきであった。】

8)広域連合の全員協議会で松阪市の離脱について協議するも話し合いがつかず
 香肌奥伊勢資源化広域連合では平成24年(2012)2月24日に全員協議会を開催して、松阪市の同連合からの離脱問題について協議しました。この話し合いの中で山中松阪市長が、離脱後松阪市は、公債費(借金返済費)は払うが運営費などは支払わないとしていることに、多気町・大台町・大紀町が反発し、また平成22年に離脱を表明した後、文書で正式に申し入れたのがこの年の24年1月であり、遅すぎると批判して話し合いはつきませんでした。

9)東日本大震災の災害ガレキの広域連合プラザへの受け入れ要請でもめる
 平成23年3月に発生した東日本大震災では膨大な量のガレキが発生しました。このガレキ処理をめぐっては全国の自治体で取り組みが始まっていましたが、福島原発の事故に伴う放射能の心配から、遅々として進まなかった。松阪市でも山中市長がガレキ受け入れの可能性を見るため、職員を現地に派遣したり、説明会など開催して市民への受け入れに対する意見を聞いていました。

 平成24年3月14日、山中松阪市長が、香肌奥伊勢資源化広域連合長の久保多気町長に対して、香肌奥伊勢資源化プラザへの災害ガレキの受け入れを要請したことで、トラブルがありました。山中市長は正式に申し込んだと言い、久保町長は正式に申し込まれていないと言う。電話で別件の話しの切り際に山中市長が「RDFで災害ガレキを受け入れてもらえますか」と言い、久保町長は「重要な案件ですので、文書などで正式に申し込んで下さい」と言うと、山中市長は「これは正式な申し入れです。申し入れましたからね」と聞き入れなかったということです。久保町長は尾上武義大台町長、谷口友見大紀町長と協議の結果、正式な申し入れではないという認識で一致したということです。
 また資源化プラザでもRDFの原料には金属類が混入していてはならない上、生ゴミやプラスチックなど一定の配合割合が必要で、ガレキのRDFは不可能という結論を出しました。

【この頃は災害ガレキの受け入れについて全国の自治体でもなかなか進まない時期でもあった。松阪市でもガレキ受け入れを模索している時期でもあり、また多気町でも町営のごみ処理施設でのガレキの受け入れに取り組んでいる時期でもあり、山中市長からの資源化プラザへのガレキの受け入れ要請は、連合長である久保町長にさらに負担を上乗せすることになり、嫌がらせと受け取られても仕方があるまい。災害ガレキの受け入れがどれだけ難しいか、山中市長も身に染みて知っているはずである。少なくとも電話の切り際に話すような簡単な問題ではない。】

10)定住自立圏構想で松阪市が多気町に見送った経緯など求める文書を提出
 平成24年3月6日、松阪市の中川昇、小林益久副市長らが多気町役場を訪れ、応対に出た山下薫副町長に、定住自立圏構想を見送った問題で、経緯や今後の方向性について回答を求める文書を提出しました。これに対して多気町は3月14日回答文書を山中市長宛てに送付しました。
 この回答文書の中で多気町は、「松阪市が言うRDFからの離脱問題と定住自立圏構想は切り離して考えるべきであるという意向には承服できず、松阪市が離脱した場合、残った3町に独自負担分以外に10億円の負担がかかることや、今の山中市長のやり方では松阪市を核とした連携には参加することは難しい」として、RDFからの離脱問題とは切り離して考えられないという見解を示しました。これに対して山中市長は、「多気町民に対する説明も果たしていなく、松阪市に対しても求めている回答になっていないと述べ、2年間の協議で積み上げてきたものを無にするのはあまりにも無責任」と述べたということです。

11)県RDF運営協議会が松阪市に対して離脱後も負担金等を支払うよう再確認する
 三重県RDF運営協議会(会長 内保博仁伊賀市長)の理事会が平成24年(2012)3月28日に開催され、昨年4月の同協議会総会で決議した内容を順守するよう、松阪市を含む構成14市町に通知することを決めました。
 同理事会では、香肌奥伊勢資源化広域連合から松阪市が離脱を表明している現状を連合長である久保多気町長が説明し、「一方的な松阪市の離脱は承服できない、松阪市に対して断固たる態度を示してほしい」という文書を提出しました。この文書の内容も踏まえて協議した結果、同協議会から離脱する場合は、23年4月5日の協議会総会で同協議会から離脱する場合は、負担金や売電収入減に相当する額を支払うよう決議した内容を順守するよう各市町へ通知することでまとまったということです。
 山中市長は3月29日の夕刊三重の取材に対して、「連合長として構成員の意向を聞かず、(同運営協議会に)こういう文書の提出や報告をするのは独断専行。意向を聞こうとしない、協議会を持とうとしないのは遺憾」と不快感を表したということです。

12)松阪市の東日本大震災被災地ガレキの受け入れなくなる
 松阪市議会24年6月議会が始まる時点では松阪市も災害ガレキ受け入れの可能性を持って話しが進められていましたが、6月25日の本会議の席上で市長のほうから、岩手県から県内処理と既に受け入れが決定している自治体などの処理で賄うことができるため、松阪市にお願いすることがなくなる可能性が高くなったという連絡が入ったということです。私もガレキ受け入れを前提に一般質問の通告をしていましたが、松阪市の取り組みが無くなったということで、内容を変更して質問をしました。

【東日本大震災で発生した災害ガレキ処理では、福島原発事故に起因する放射能の心配から松阪市内でも反対する声が高かった。松阪市は5月27日に東日本大震災のガレキ処理の在り方を考えるシンポジューム」を2会場で行った。私は桂瀬会場に行ったが、この会場では地元の人も含めて冷静に意見交換がなされたが、市産業振興センター会場では山中市長に対して怒号が浴びせられる荒れたシンポジュームとなってしまいました。
 私は被災地である岩手県山田町で1週間ボランティア活動をする機会を得ました。現地で被災の様子をまのあたりに見て、そして被災地に山のように積まれたガレキを見てきたため、できることなら松阪市で少しでも処理できればと思っていました。結果的にガレキ受け入れに取り組んでいた三重県も、松阪市を始め県内各市町もガレキの受け入れはできませんでした】

13)4市町の首長が多気町役場で協議
 松阪市の香肌奥伊勢資源化広域連合からの離脱問題が進展しない中、平成24年(2012)8月30日、松阪市の山中市長、多気町の久保町長、大台町の尾上町長、大紀町の谷口町長が多気町役場に集結して、離脱問題について協議しました。
 この中で山中市長は、松阪市が建設している新ごみ処理施設が稼働する平成27年に、ごみ処理一元化のために同広域連合から離脱したいという従来通りの方針を説明し、現状では離脱ルールがないことから、ルールを構築する中で、この年まで市は計上経費をはらうべきとか、この費用は負担すべきといった協議はできても、離脱することが大前提と述べたということです。
 これに対して3町からは、設立当初の約束として、途中離脱せずにRDF事業が終了する平成32年(2020)まで飯南・飯高のごみは同広域連合で処理すべきと主張し、県のRDF事業を当初の2017年から2020年に延長するように求めたとき、山中市長も連署しているとしました。
結局、話し合いは平行線をたどり、何一つ成果の得られない会議となりました。

【会議に臨むにあたって3町側からは、山中市長から何らかの譲歩案を期待したようであるが、そんなものはなく、大方の予想通り話し合いは物別れに終わりました。ここまで来ると感情的なもつれが先に立ち、何らかの結論を見出そうとするきっかけさえつかめなかった。
 同広域連合が結成された時点では、どこかの市や町が途中離脱することなど思いもよらぬことで、連合からの離脱のルールの取り決めが無かったのは当然のことであろう。松阪地区広域衛生組合や松阪地区広域消防組合にも離脱ルールの取り決めはない。それだからこそ松阪市が途中離脱をしようとする時には、一方的に離脱を宣言するのではなく3町に対して礼節を持って丁寧に話しを進めるべきであった。ここまでくると今後、何度首長が寄って話し合いを持っても合意に向かうのは無理な気がした。】

14)広域連合の全員協議会で今後離脱問題の交渉は事務レベルで行うことを決定
 香肌奥伊勢資源化広域連合議会(寺村龍介議長)の全員協議会が平成24年(2012)9月7日多気町丹生の香肌奥伊勢資源化プラザで行われ、今後松阪市の離脱問題の交渉は事務レベルで行うことに決定しました。
 この席上山中松阪市長は、施設運営費のうち公債費しか払わないというこれまでの主張から、「定額割り額」や「人口割り額」についても交渉の余地があることを示唆したということです。

香肌奥伊勢資源化プラザの負担割合は次のように構成されています。
 ①経常経費-定率割2割、人口割3割、利用割5割
 ②建設経費-定率割2割、人口割8割
 ②公債費-定率割2割、人口割8割
ただし
・人口割は前年10月末日の住民基本台帳人口、公債費に係る人口割は、元金借り入れ年度の前年10月末日の住民基本台帳人口を基準とする。
・利用割は前々年11月から前年10月までのごみ処理量を基準とする
・定率割は松阪市8分の2、多気町8分の1、大台町8分の2、大紀町8分の3に案分する
  (香肌奥伊勢資源化広域連合規約第4条第1号及び第2号の事務に係る負担金より)

【山中市長が離脱に際して公債費しか払わないという当初の主張がこの離脱問題の混乱を招いた大きな要因の1つである。ここにきて始めて公式の場で「定額割り額」や「人口割り額」に言及した。利用割り額はごみの投入量に応じた割り当て額で、投入量が半分になれば額も半分に、ゼロになれば額もゼロになるのは当然であり、離脱をすれば利用割り額は払わないというのは分かるが、当初のように公債費しか払わないというのは、他の3町から反発があるのも当然であろう】

15)山中松阪市長が再選
 平成25年1月27日に行われた任期満了による松阪市長選挙で、現職の山中市長が無所属の新人候補を破り再選しました。

16)事務方協議で経費負担割合などほぼ妥協し脱退に見通しつく
 平成25年(2013)9月18日、香肌奥伊勢資源化広域連合長の久保多気町長や、山中松阪市長が夕刊三重の取材に対して、松阪市の同広域連合からの脱退協議が合意に向けて進んでいることを明らかにした。
 これによると、広域連合内項目では公債費、経常経費の負担額についてほぼ妥結。香肌奥伊勢資源化プラザの撤去費や最終処分場維持管理費などの負担額も議論が進む見通しであるということである。
 今後は県RDF運営協議会からの脱退協議が課題となり、同協議会では県事業が終了する平成32年度(2020)前の脱退には負担金を支払わなければならないという確約書が理事会で決議されている。県との話し合いは「3町は関わらず松阪市が直接話しを進めてもらう」という久保町長に対して、山中市長は「松阪市は広域連合の構成団体の一つ」であるので市が直接県と話し合うことには消極的であるという。
 久保町長は「松阪市の離脱について4月以降課長、部長級で4回会議をして、事務レベルで前向きになっており、年内には見通しがつくのでは」と述べ、山中市長も「松阪市の離脱に向けて課題が整理でき前向きに議論が進んでいる」と歓迎したということです。

17)県RDF運営協議会からの脱退をめぐり、松阪市と3町が再び対立
 香肌奥伊勢資源化広域連合議会の協議が平成25年(2013)10月8日多気町丹生の資源化プラザで開催され、松阪市の県RDFからの脱退について話し合いました。久保連合長は「脱退したい市町が直接県と話し合う文言を確約書に入れたい」として広域連合を巻き込まずに直接交渉するように求めたのに対して、山中市長は難色を示し、「負担金を前提とした確約書に同意しない」「香肌奥伊勢連合で合意した3項目の枠組みは変更しない」として、確約書には反対の立場をとっており、法的拘束力はないとしている。また県RDFへの負担金問題は連合と県で話し合うこととしています。

18)離脱条件として松阪市が広域連合へ5億6,000万円支払うことに
 平成25年(2013)松阪市議会9月議会における10月10日の一般質問で、海住恒幸議員の質問に対して山中市長は「香肌奥伊勢資源化広域連合から離脱について、多気町、大台町、大紀町の3町からほぼ合意を得た」と答えた。また磯田康一環境部長から離脱条件の支払額は「あくまで広域連合事務局の試算」と前置きしながら、公債費1億円、経費4億6,000万円、計5億6,000万円であると答えた。また事業終了時の資源化プラザの撤去費や最終処分場の管理費用は合計で6,000万円となる見込みであるが、広域連合施設の施設や車両などの財産処分と相殺することも検討しているということです。

 【離脱に向けて大きく前進した感じであるが、ここで1つの問題が発生する。松阪市の飯南・飯高地区のごみをRDFに最終年まで投入し続けたとした場合の松阪市の負担額が約10億円と試算されており、早期離脱した場合の負担金が5億6,000万円、その差額4億4,000万円は安くなることになる。しかし飯南・飯高のごみを新ごみ処理施設に投入する場合、収集など新たな費用が発生し、もしこの費用が、差額分の4億4,000万円を越えることになれば、離脱負担金と合わせて総額で10億円を越えることとなり、何のための早期離脱かわからなくなります。】

19)県RDF運営協議会から松阪市に対する離脱負担金2億2,500万円提示
 県RDF運営協議会理事会が平成25年(2013)10月18日に津の県自治会館で開催され、香肌奥伊勢資源化広域連合が提案したRDF製造団体を構成する市町が脱退する場合、その市町が脱退負担金を支払う内容が承認されました。これにより松阪市が脱退する場合は広域連合ではなく、先行脱退する松阪市に脱退負担金の義務が生じることになります。これに対して山中市長は「一方的な押しつけ」として不快感を示しているという。また県協議会が発行済とする確認書に松阪市が「連合への負担金を前提とした確認書に同意することはできない」としていることに、同協議会理事会は「受け入れがたいとものである」としています。

 その後、松阪市が県RDF運営協議会に支払う脱退負担金は、2億2,500万円と発表されました。これは松阪市の離脱で生じる売電収入に相当する額で、山中市長はそれを市町に求めるのはおかしいと主張している。これに対して香肌奥伊勢資源化広域連合長の久保町長は「払わないという道理が通るはずがない」と対立している。

【長い間続いてきた松阪市の香肌広域連合からの離脱問題も、事務方レベルでの話し合いで松阪市が広域連合に5億6,000万円の離脱負担金を支払うということで、ようやく解決に向けて大きく踏み出したかに見えた。しかしここにきて県RDFへの負担金を巡って、松阪市と香肌広域連合長の久保多気町長と、そして県も含めて、県への脱退金を払え、払わないともめてきた。負担金そのものの義務や、手続き上の問題も含めて解決の糸口が見いだせない事態なり、まさに元の木阿弥である。
 県RDFも香肌広域連合同様、設立されたとき脱退の取り決めはなかったため、途中で脱退のルールづくりが行われた。「平成26年(2014)3月末に離脱する志摩市の場合の離脱負担金1億円は県と残りの市町で負担するのに、松阪市の場合なぜ全額負担しなければならないのか」という主張も分かるが、志摩市の場合はこのルールづくりの前に脱退を表明している。
 もし松阪市がこの負担金を払うとすると、香肌広域連合への離脱負担金5億6,000万円と合わすと7億8,500万円となり、最終年まで香肌広域連合に残る時の負担金の10億に近づくことになり、離脱しない方が少ない費用負担になる可能性が大きくなる】

20)3町長が松阪市議会に経過説明
 平成25年(2013)11月23日、松阪市の広域連合からの離脱問題で久保多気町長、尾上大台町長、谷口大紀町長が松阪市議会を訪れ、中島清晴議長、山本芳敬副議長、環境福祉委員会の正副委員長、広域連合議会議員の6人に、これまでの経過を説明しました。

21)離脱に向けた混乱続く
 平成25年(2013)11月29日、県RDF運営協議会総会が津で開催された。この席上山中市長は同協議会から脱退するときに支払うとされる脱退負担金について改めて反対しました。山中市長は「松阪市がごみ投入をしないことによる売電収入が減る分を市に負担させることはおかしい、また負担金そのものもおかしい」と訴えました。一方久保町長は「松阪市が平成27年度以降持ち込まんと一方的に言われても困惑する。今のままでは脱退は認められない」と述べたということです。

22)県RDF化事業から早期撤退する伊賀市は県への脱退負担金を支払う方針
 松阪市と同様、県RDF化事業から早期脱退する伊賀市は、県への脱退負担金を支払う方針であることを夕刊三重の取材に対して明らかにしました。11月29日の県RDF運営協議会の総会で伊賀市の岡村栄市長は、平成29年度(2017)にごみ処理を民間に委託する方針を示し、離脱ルールに基づき離脱負担金も支払う考えを明らかにしたということです。

23)新ごみ処理施設工事順調に進む
 松阪市桂瀬町の新ごみ処理施設の建設工事は、平成25年から工事が始まっており、平成26年1月末現在の進捗率は11.6%(処理機器類の設置・検査含む)、同3月末想定で16.1%であり、平成26年12月の「火入れ式」、平成27年2月の「内覧会」、そして同3月の「竣工式」に向けて順調に工事が進んでいます。その施設の名称が市内小学生たちに公募され、2月に「松阪市クリーンセンター」と決まりました。27年4月から供用が開始され、松阪市が一元化をめざす期限まで1年余りと迫りました。

24)多気町の久保行央町長が再選、大台町尾上武義町長が3選
 任期満了に伴う多気町長選は平成26年(2014)1月21日に告示され、無所属現職の久保行央氏(66)が無投票で再選されました。また同じく任期満了に伴う大台町長選が同1月28日に告示され、現職で無所属の尾上武義氏(66)が無投票により3選を果たしました。

25)1市3町が揃って脱退しようと呼びかけた山中市長に対し3町が拒否
 平成26年(2014)1月16日の香肌奥伊勢資源化広域連合議会で、山中市長は3町のごみ処理を揃って民間委託に切り替えたら、同広域連合で処理し続けるより約6億円安くなるとして「外部の有識者を交えた検討委員会を設置してほしい」と呼びかけた。これに対して2月4日、3町の町長が会議を開き、山中市長の提案を受けないことを決めました。

26)松阪市議会平成26年2月議会でRDFからの離脱を前提とした予算を可決
 松阪市議会平成26年2月議会に上程された、平成26年度一般会計予算の中にRDFからの離脱を前提とした予算が入っていました。この予算は平成27年度~29年度の飯南飯高管内のごみ収集運搬費としての債務負担行為(次年度以降の予算付けを約束するもの)1億5163万2千円です。この予算は本来広域連合からの離脱問題が解決した後に出されるべき予算であるとして議論を呼びましたが、山中市長が答弁の中で「私が責任を持って26年度中に円満解決をします」という発言もあり、賛成多数で可決されました。
 今後香肌奥伊勢資源化広域連合からの離脱に向けて、そして県RDF運営協議会からの離脱に向けて、山中市長が中心となって進めて行くことになります。

-まとめ-
 平成24年8月の4首長会議の席上、「広域連合全体でRDF体制から離脱しようと提案したのに3町は何もしていない」という山中市長に対して、谷口大紀町長から「人さまの町のことをとやかく言うのは礼を欠いている、大台や大紀がどうと言うが、みんな大人やで黙っとるが、君は赤ちゃんと一緒や」いう発言があったということです。私もこのブログをまとめていて、山中市長がもっと大人の対応をしていれば、たとえ松阪市が平成26年度末をもってRDF脱退をするにしても、こんな混乱はなかったであろうと思われた。

 平成22年4月の香肌奥伊勢資源化広域連合議会の臨時会の席上で広域連合からの離脱を表明した時、松阪市議会に対しても、同市議会から出ている広域連合議員にも事前の話しはなかった。またこの時離脱するにあたって松阪市は、資源化プラザの運営費のうち公債費しか払わないという宣言が、他の3町から大きな反発を招いた。松阪市のRDFからの離脱問題はここからボタンの掛け違いが始まった。

 松阪市議会平成26年2月議会の当初予算の中にRDFからの離脱を前提とした予算が入っていた。本来離脱の話し合いがついた後に出されるべき予算で議論を呼んだが、山中市長の「私が責任を持って3町と話し合い、26年度中に円満解決をします」という答弁を信じ、多くの議員がこの議案に賛成しました。これは議会の側から市長を支援していくかたちとなりました。
 今後は山中市長が中心になって円満解決への道を歩まなくてはなりません。県RDFの脱退負担金問題も同様です。これまでのように言いたいことを言っていておればいい立場ではなく、話しをまとめる立場です。もし円満解決ができないようであれば、山中市長は議員の信頼、市民の信頼を失うことになります。

 山中市長がその手腕を発揮する舞台として申し分ないが、交渉は、2月議会の代表質問で市民民主クラブの松田俊助議員が山中市長に「あんたが交渉の場に出ていってもまとまらん、事務方に任さなあかん」と言われたように、今後は冷静に相手の立場も理解しながら進められる事務方レベルの交渉を中心として進められると思う。これまで事務方として広域連合や、県と話し合いをしてきた磯田康一環境部長が3月末をもって定年退職を迎えましたが、26年度以降も「ごみ処理一元化調整官」として残ることになりました。

 4年に及ぶ松阪市のRDFからの離脱問題、これからもまだまだその道のりは険しく、しかもタイムリミットが迫っています。

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   川口保メールアドレス  E-mail:kawaguchi@tamotsu.info
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4月1日新しい年度のスタートです

2014-04-01 04:12:38 | 日記
(3月31日に撮影)

 今日4月1日は新しい年度のスタートです。新しい職場に、新しい学校に、そして職場を退職された人は心新たに、第二の人生のスタート切られたことと思います。

 私のブログも6周年を迎えます。今年も新しい年度の始まりは、松阪市飯南町向粥見、春谷寺境内の樹齢約400年のエゾヒガン桜でスタートします。
 この桜も今満開を迎えています。昨年は鷽鳥(うそどり)に蕾を食べられ、満開でも例年の2割くらいの花の量でしたが、今年はきれいに咲きました。
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