リオデジャネイロ五輪レスリング女子69キロ級で金メダルを獲得した土性沙羅選手の凱旋パレードと金メダルを祝う会が、今日9月19日に出身地の松阪市で行われました。
【凱旋パレード】
土性沙羅選手の凱旋パレードは午後0時30分松阪駅前を出発して、大勢の市民から祝福の言葉を受けながら市街地を通り、松阪市役所までのコースで行われました。
土性沙羅(21)選手は松阪市高町出身で現在至学館大学(愛知県)に在学中。土性選手の父・則之さんも元国体のレスリングの選手で、娘の沙羅さんを小学校1年生から吉田沙保里選手の父・吉田栄勝氏が主宰するレスリング道場に通わせました。沙羅さんそこでメキメキ力をつけて小学生のときから数々の大会で優勝や上位入賞をし、今回オリンピック出場を決めました。
リオ五輪では順調に勝ち進み、決勝では前回のロンドン五輪72キロ級の覇者のロシアのボロベアに0-2と負けていたが、残り30秒で逆転し、日本女子レスリング重量級で初の金メダルを獲得しました。
(到着セレモニーで挨拶する竹上市長) (大勢の市民が祝いに駆けつけました)
この凱旋パレードは土性沙羅選手応援実行委員会(谷川憲三会長)が主催し、松阪市、松阪市教育委員会が共催して行われたもので、午後0時30分から松阪駅近くの松阪シティーホテル前で出発セレモニーが行われ、パレードがスタートしました。日野町信号を右折、松阪市産業振興センター近くの本町信号を左折して午後1時頃松阪市役所に到達しました。
この日は台風16号の影響もあり天候が心配されましたが、パレードの時間帯は雨が降らず、沿道には金メダリストを一目見ようと、多くの市民が駆けつけ、盛んにカメラのシャッターを切っていました。
市役所での到着セレモニーでは、沙羅選手の同級生の友達から花束が贈られ、土性沙羅選手応援実行委員会の谷川憲三会長、石垣三重県副知事、西村友志松阪市議会議長が祝いの言葉を述べました。土性沙羅選手は挨拶の中で「子どもの時からの夢であった金メダル取ることができました。松阪の皆さんに金メダル見ていただくことができました。次の東京オリンピックでも金メダルを取りたい」と抱負を述べました。最後に竹上市長の音頭で万歳三唱をしました。
【金メタルを祝う会】
(竹上市長から「市民栄誉賞」が贈呈された)
また同日午後2時30分から土性沙羅選手の母校である鎌田中学校の体育館で、「金メダルを祝う会」が行われました。
祝う会では始めに来賓の皆さんによりくす玉が割られ、土性沙羅選手応援実行委員会の谷川憲三会長、西村松阪市議会議長が祝いの言葉を述べました。
この後竹上松阪市長から土性選手に新設された「市民栄誉賞」が贈呈されました。また市内の24の事業所から市民栄誉賞協賛品が贈られました。この中にはJA松阪からコシヒカリ600㎏、フレックスホテルから名誉会員券、松阪木綿振興会からもめんの着物、その他ホテル宿泊券、旅行券、食事券などが贈呈されました。
(第四小学校の児童から特大の金メタルが贈られた) (大勢の市民が祝いに駆けつけました)
土性選手の母校である第四小学校の児童から、また同母校の鎌田中学校の在校生から土性選手に記念品が贈られました。また鎌田中学校の同級生からも花束が贈られました。
土性選手は「リオから帰って来て友達と遊んでリフレッシュできました。オリンピックが終わっても世界選手権など日本や世界で大きな試合があります。これからも頑張っていきます。」と述べました。最後に土性選手の両親が紹介され、竹上市長の音頭で万歳三唱をしました。