川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

地域おこしの巨星・西井静男氏逝く

2014-01-27 18:10:36 | 日記
(西井さんの葬儀があった西善寺)
 

 むらおこし、地域おこしの先駆け的な存在であった松阪市柚原町の西井静男さんが、1月23日に草刈り作業中の事故により亡くなり、葬儀が同27日同町西善寺で行われました。私も西井さんとは親交があったので参列させていただきました。
 西井さんのこれまでの功績や親交の広さから、同寺には多くの花輪が立ち並び、参列した大勢の人達が氏の功績を讃え、冥福を祈りました。

 西井さんは、柚原町にあるお食事処「うきさとむら」の運営や、「ジャンボ七草粥祭り」や「うきさとむら夏祭り」そして宇気郷地域全体で行われる「ひなまつり」などの開催に尽力されていました。
 私も「うきさとむら」には時々立ち寄り、食事をしたり買い物をしたりしますが、西井さんにお会いすると、いつも気さくに声をかけて下さいました。また七草粥祭りや夏祭り、そしてひな祭りには毎年参加させていただいています。

 2年ほど前、柚原町の空き民家で宮崎あおいと向井理主演の映画「黄色いゾウ」の撮影が行われました。この撮影には「うきさとむら」が全面的に協力しました。うきさとむらの協力なくして映画の撮影は出来なかったのではないかと思います。この時俳優やスタッフ数十人分の昼食をうきさとむらが注文を受けたとき、500円の予算だったそうです。西井さんは儲けを度外視して撮影期間中1000円の弁当を作るように指示されたそうです。地域おこしに取り組んでこれらた西井さんの歓迎の心意気を感じた一面でした。

 柚原地域、宇気郷地域は過疎のムラ、そして限界集落という地域に分類されます。以前にうきさとむらの祭りで挨拶をされた下村前市長が「限界集落とはお年寄りの多い地域を言うのではありません。お年寄りが多くなって元気をなくした地域を限界集落と言います。この宇気郷地区はたしかにお年寄りが多い地域ですが、元気な地域ですので、ここは限界集落とは言いません」と言われたのを憶えています。
 まさに過疎のムラに元気を吹き込んだのが西井さんでした。そしてこの取り組みは、県や国、そして全国的にも高く評価されています。

 これまで祭りなどは、多くのボランティアが携わって運営されていますが、主柱を失ったことで心配です。西井さんの意志を継いでいく意味でも、これからもこの地域が元気になる取り組みを続け、さらに発展していってほしいと思います。
 西井静男さんの安らかなご冥福をお祈りいたします。
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第19回西黒部町民凧揚げ大会開催される

2014-01-26 18:17:15 | 日記


 前日に予定されていた平成26年西黒部町民凧揚げ大会が無風のため、今日1月26日に順延し、松阪市高須町の櫛田川河川敷のモーターグライダー滑空場で開催されました。
 この催しは西黒部公民館(小川祐治館長)を中心とする西黒部町民凧揚げ大会実行委員会(小薮助次右衛門委員長)が主催して毎年行われ、今年が19回目となります。この日は曇り空で時々小雨がちらつく天気でしたが、予定通り開催されました。

 

           (子ども達の凧あげ)                (かわいい買い物袋の凧)

 開会セレモニーのあと、子ども達の凧揚げがあり、自分で作った凧を思い思いに上げていました。中には買い物袋にひもをつけて上げている子もいました。

 部門別に分かれて競技がスタートしました。凧はそれぞれの個人やチームが手塩にかけて作ったもので、よく揚がるようにいろいろな工夫がされており、審査は凧のデザインと飛行性で行われました。
 順調に揚がって凧もあれば、糸が絡まってなかなか揚げられない凧、ゆらゆら揺れるのもあれば、くるくる廻る凧もあり、詰めかけた来場者はハラハラしたり、拍手や歓声をあげながらみていました。

 

        (森本由紀雄さんとあんどん凧)            (森本由紀雄さんの連凧)                   
 またこの日会場では凧揚げの専門家の田村町森本由紀雄さんが、珍しいあんどん凧や連凧をあげていました。

 この日会場には多くの市民が来場して、恒例の凧揚げ大会を満喫しました。また来場者には主催者側から豚汁やしるこが無料で振る舞われました。この大会のために準備をされた地元の皆さん、凧揚げに参加された皆さん、来場された皆さんご苦労さまでした。

 町対抗の部の結果は次のとおりです。
  優 勝  松名瀬町チーム
  準優勝  高須町チーム
  三 位  西黒部町チーム
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松阪吹奏楽フェスティバル開催される

2014-01-26 16:53:08 | 日記
 

           (小学生のバンド演奏)                 (中学生の演奏)

 「楽しもう!ブラスの響き」というテーマで「第13回松阪吹奏楽フェスティバル」が1月26日、松阪市民文化会館で開催されました。この日出場したのは松阪市内の小学生、松阪市、多気町、明和町地内の中学生、高校生、そして松阪地区の吹奏楽部のOBで結成されたバンドなど7つのチームが、テレビや映画の主題歌や歌謡曲、クラシック曲など演奏しました。

出演したのは次の団体です。
 ○小学生
  松阪ハーモニックジュニアバンド
 ○中学校
  殿町中学校、鎌田中学校、西中学校、三雲中学校、中部中学校、勢和中学校、明和中学校、
  多気中学校
 ○高 校
  飯南高校、相可高校、松阪高校、松阪工業高校、松阪商業高校、三重高校、
 ○一 般
  松阪シンフォニックバンド
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小阿坂かんこ踊り、御火試・御粥試開催される

2014-01-18 22:02:26 | 日記
(小阿坂かんこ踊り)


小阿坂町に古くから伝わる「かんこ踊り」と「御火試・御粥試」が1月18日、阿射加神社で行われました。私も久しぶりに見せていただきました。
 松阪市内に伝わるかんこ踊りの多くは初盆供養踊りですが、小阿坂町のかんこ踊りは、我が西野町のかんこ踊り(子踊りとも言う)と同様、和歌山県日高郡日高町にある道成寺の流れをくむ神事踊りです。今日は20曲ある中の4曲が踊られました。
 5年ほど前までは1月14日に行われていましたが、今は14日に近い土曜日に行われています。


(御火試・御粥試)


 かんこ踊りが終わると、やぐら状に組んだどんど火に火がつけられ、庁屋の囲炉裏では神主により御火試・御粥試が行われました。
 御火試神事は月数を書いた樫の木の先端を囲炉裏で焼き、その燃え具合で月毎の天候を占ない、粥試神事は小豆粥釜に竹の筒を入れ、筒に入った小豆や米粒の入れ具合でその年の米の豊作を占うものです。御粥試で占う今年の御年試では、作物の出来は早生は「大豊作」、中生及び晩生は「大々豊作」という結果がでました。また来場者にはその粥が振る舞われ、私もいただきました。
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松阪市消防出初式開催される

2014-01-13 21:19:44 | 日記
 

               (表彰式)                      (一斉放水)

 平成26年松阪市消防出初式が1月13日、松阪市外五曲町の松阪市民文化会館と鈴の森公園で開催されました。消防出初式は、消防団に永年在籍している団員の活躍に対して、表彰及び感謝状を授与する式典と、消防団の士気を高揚するため、車両観閲、分列行進、一斉放水を年頭に行うものです。

 市民文化会館で行われた式典では、屋外で行われる様式で実施され、制服、制帽姿の消防団員・消防署員が凛々しく整列する中で、式は進められ、表彰授与では394名の団員が三重県消防協会長表彰、三重県消防協会松阪支部長表、松阪市長表彰、松阪市長感謝状を受けました
 今回来賓として出席された消防関係者や国会議員、県議会議員、市議会議員とともに、私も出席させていただきました。

 式典のあと、場所を鈴の森公園に移し、車輌観閲、分隊行進、一斉放水が行われました。今回の出初め式には、市内の消防団員440名、消防職員120名、合計560名が出場し、また消防団車両60台、消防車両7台、計67台が参加しました。
 各分団員の行進のあと、消防団小型ポンプ18台による一斉放水が行われました。

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成人式の思い出

2014-01-09 21:22:40 | 日記
 松阪市の平成26年成人式は、1月12日(日)松阪市民文化会館で10時から開催されます。今年の新成人は1,565名(男子775名、女子790名 平成26年1月6日現在)が対象となります。

 以前は各地で、荒れる成人式として問題になりましたが、最近では一部を除いて落ち着いてきているようです。成人式は大人となったことを祝い、大人としての自覚をするためもので、成人式で暴れては、何のための催しか分からなくなります。
 成人式で騒ぐのは単なる目立ちたがり屋が起こす、軽薄なパフォーマンスに過ぎません。社会の中で、本当の意味で目立つことは、多くの努力の後で花開く結果です。成人式で目立たなくても、自分の将来をしっかり見据え、足を地に付けた多くの新成人がいることを忘れてはなりません。私たちは彼らに日本の将来を託したい。

 私たちの若い頃は、今の産業振興センターの場所にあった松阪市公会堂で成人式が行われました。当時、市の青年団体「松阪市青年連絡協議会(略称 松青協)」が活発に活動しており、成人式の企画運営を、全て同会で請け負っていた時代がありました。
 この頃は会場の前には国会、県会、市会の議員さんなどからのたくさんの花輪が並びましたが、これらを全て辞退し、来賓も市長以外全て辞退し、若者による若者のための成人式として進行していきました。

 市から成人式の運営を請け負った当初は出し物として、熱海の海岸散歩する寛一お宮の二人づれ、金色夜叉の名場面を舞台の上で演じました。ど素人のカツラをかぶっての芝居に、新成人の人達もよく辛抱して見ていてくれたものと感心します。

 式に来てくれた新成人全員が参加する企画として、キャンドルサービスをやろうということになりました。ペンライトなど無い時代、ろうそくを会場内の新成人全員に渡して、BGMとしてベートーベンの「月光の曲」が流れる中で、火を灯してもらいました。現在ではおそらく消防法などの関係で、このようなことは無理だと思います。
 また新成人の代表男女10人ずつが舞台の上に上がって誓いの言葉を述べる企画も、この頃から始まりました。

 当時青年団の組織が強くて、青年の方から結構無理なこともいいましたが、市の方も私たちに任してくれたものと思います。あとで聞いた話では、市の関係者の人はハラハラものであったということです。
 私も23才の時に青年代表として新成人を前にして挨拶をさせていただきました。遠い昔の出来事ですが、最近のように記憶に残っています。
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立野町の嫁入り神事行われる

2014-01-05 13:09:57 | 日記
 1月5日、松阪市立野町下出地区(18戸)で「嫁入り神事」が行われました。私も2年ぶりに見せていただきました。

 この神事は男女一対の山の神碑を中心に行われ、男の神には雑木で作った三ツ股を、女の神には同じく雑木で作った二股を供えます。また男の神には「米十分」女の神には「麦十分」と書かれた紙を供えます。

 地区の人たちが集まって藁でたいまつと、男を形どった人形、女を形どった人形をつくります。広場には大火が焚かれ、藁を燃やして「寝床」を作ります。そしてたいまつと人形に火を付け、場を半周して最後には焚かれた大火にたいまつを投入し、女の藁人形を仰向けに続いて、男の藁人形を下向きに重ねるようにして大火に投入して燃やします。
 10数年くらい前まではおかゆを炊いて、その中に餅をいれ、その餅を神に供えましたが、今は大火を焚いて、そこで焼いた餅を神に供えます。

 

         (米十分と書かれた男神)           (藁で作られた男の人形、女の人形)

 大火の周囲に地区の人達が輪になって餅を焼きます。先の尖った竹に餅を刺して火にかざして焼くのですが、黒く焦げたり、餅が竹からはずれ火の中に落ちたり、ワアワア言いながら焼いていました。私も焼き餅をいただきました。

 男の神に供える「米十分」、女の神には「麦十分」の意味はわからないのですが、米が十分取れるように、麦が十分取れるようにとの願いではないかと言われています。また男の藁人形と女の藁人形重ねるようにして大火に投入するのは、子孫繁栄を願ってのことではないかと言われています。

 この神事は以前7日に行われていましたが、最近はこの日に近い日曜日に行われています。また現在は地区の南側の八王子という山で行われていますが、中部台公園ができるまでは別なところにありました。中部台公園の建設で立ち退きにあい、現在の場所で行われるようになりました。
 この神事がいつ頃から始まったかは定かでありませんが、地区のお年寄りが子供のときにはすでに行われていたということで、かなり昔から行われていたことになります
 このような昔からの伝承神事はいつまでも続けていただきたいと思います。 
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松尾神社のホームページを開設しました

2014-01-03 10:47:17 | 日記
(写真は2014年の元旦祭)

 かねてより念願であった松阪市立野町の松尾神社(岡村行通 宮司)のホームページが昨年11月に開設しました。開設にあたっては神社側からは私に一任していただいていたのですが、飯南の樋口喜一郎さんに作成をお願いして、立派なHPを作っていただきました。
 内容についてはまだまだ改善するところが多いのですが、これからいろいろな情報を発信していきたいと思います。

  松尾神社ホームページアドレス
    http://w01.tp1.jp/~a714945331/
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2014年、明けましておめでとうございます

2014-01-01 07:49:15 | 日記
(写真は松阪公園から見た初日の出)


空には少し雲が多いが、風もなく穏やかな正月を迎えました。
2014年、平成26年元旦。
皆様明けましておめでとうございます。
皆様ご健勝で新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
本年もよろしくお願いします。

朝5時から本居神社で行われた「朝起会の元朝式」に出席させていただきました。大勢の会員さん、来賓の皆様とともに新年を祝いました。

今年の初日の出は、松阪公園で見ました。空全体に雲がかかっていて、今年は初日の出を見ることは無理かなと思っていました。公園に来てみえる市民の人達もあきらめムードの中、午前7時7分頃、伊勢の方の山から初日が上がりました。真っ赤な初日は、すぐ上の雲に隠れていきました。数分間の出来事でした。

 このあと10時から行われた松尾神社の元旦祭に出席します。

                       松阪市議会議員 川口 保
コメント (4)
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