川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

天開山泰運寺の歴史・文化

2016-11-30 08:29:33 | 日記
                       (石段両側の300本の桜)

 松阪史跡探訪会主催の史跡めぐりで泰運寺を訪れ、宮本泰源住職からいろいろな話をお聞きしましたので、まとめました。

✦泰運寺の概要
・寺 名 天開山泰運寺
・宗 派 曹洞宗
・開 山 元文5年(1740)
・開 祖 備前の僧・泰運了啓
・本 尊 子安聖観音
・釣 鐘 八角梵鐘は昭和28年5月7日 三重県重要文化財に指定 
・住 職 宮本 泰源
・拝観料 なし
・駐車場 15台分
・住 所 〒515-1725三重県松阪市飯高町波瀬631番地
・電 話 0598-47-0361
・問合せ 道の駅 飯高駅 ☎0598-46-1111

 「口窄(くちすぼ)さん」として親しまれている「天開山泰運寺」は曹洞宗の古刹で、今から約280年前の元文5年(1740)に、備前の僧・泰運了啓が禅可庵を建て子安観音を祀つり、宝暦11年(1761)に泰運寺と改称されました。
 同寺は子授け寺として開山以来多くの人たちがお参りしましたが、現在でも県内外から多くの参拝者が訪れます。春には桜、夏にはしゃくなげ、秋には紅葉など四季折々の彩が人々を楽しませます。

 
           (泰運寺本堂)               (西国33ヶ所のうつし霊場の地蔵)

✦波瀬口窄口からの山道
 松阪市波瀬町の国道166号の口窄口と呼ばれる同寺への登り口から右折(北側に)、約1.7㎞の山道を登って行きます。ウォーキングをしている人も見かけましたが、徒歩では約20分で泰運寺に到着します。
 またマイクロバス(28人乗り)でも十分通行することができますが、対向車には対応が必要です。
 この山道沿いに赤いよだれかけをした地蔵像があります。この地蔵像は口窄口の1番から本堂前の33番まであり、西国33ヶ所のうつし霊場となっています。

✦参道の石段
 駐車場から本堂までの石段は130段あり、両側の階段状の平坦地は、かつてお寺の食料としての稲作栽培が行われた水田跡です。現在はこの階段の両側には桜やもみじが植えられ、春には300本桜が咲き、秋には700本もみじが彩りを見せます。

✦本尊
 泰運寺本尊の子安聖観音は慈母観音といって安産・子育てに霊験あらたかといわれています。同寺は子授け寺として、子ども抱いた姿の観音さんに県内外から多くの参拝者が訪れます。

 
            (八角梵鐘)                      (山口誓子の句)

✦八角梵鐘
 八角梵鐘は字のごとく日本で唯一の珍しい八角形の形をした梵鐘で、泉州佐野の回船問屋で大富豪の食野次郎左衛門が寄贈したものです。次郎左衛門の娘が豪商三井家に嫁いだが子が無く、同寺の子安観音に祈願したところ一子を授かり、その恩に報いるため寄贈したものです。当時の食野家は長者番付では三井家より格上の「大関」であったということです。
 天明3年に二代住職泰宗のときに鋳造にかかり、天明5年10月に完成、撞初式が行われた。その供養には61寺3200余人が集まったと記録に残っています。
 梵鐘の高さ2.42m、口径1.36m、重量4.87tの大きなもので、外側の上部には龍の彫り物があり、外側には法華経計八巻6万9384文字が刻まれており、鐘を打つとあたかも龍が唸なり、ちょうど法華教を読むがごとく響き渡る音がするという事です。昭和28年(1953)に三重県重要文化財に指定されました。
 この梵鐘は誰でも打つことができます。

八角梵鐘
 ・天明3年(1783)3月18日鋳造にかかり
 ・天明5年(1785)10月完成・撞初式
 ・昭和28年(1953)5月7日三重県重要文化財に指定
 ・高さ 2.42m
 ・口径 1.36m
 ・重量 4.87m
 ・この梵鐘は材料代、加工料など839両かかったという記録があります。

✦岸和田の殿様との縁
 岸和田の7代目の殿様・岡部駿河守(おかべ するがのかみ)が参勤交代の途中体調をこわし、泰運寺に身を寄せ、1週間祈祷をしてもらい直ったことから、50両(今のお金で約500万円)を寄贈しました。その後毎年50両の寄贈を続けたということです。
 
✦山口誓子の碑
 鐘つき堂の横に山口誓子の「七萬の鐘の字が鳴る紅葉山」という句が石に彫られています。宮本住職の話では、山口誓子は昭和52年に初めてこの寺に来て、その後数回きているということです。そのときこの句をつくりました。

 
            (会式の法要)               (会式の最後に餅まきがあります)

✦泰運寺の会式
 この寺の会式は、約200年の歴史があり、毎年4月の第2日曜日に行われています。以前は4月20日に行われていて、その時は桜も満開を迎えていた時期でした。当時は村に子供たちも多く、この日は学校も仕事も休みとなり、会式の参拝者も多くて、たくさんの出店も出て大変賑わったということです。また相撲や剣道の試合も行われ、当時は多くの若者も参拝をして、この会式で見合いをしたり、恋愛をして、これが縁で結婚した人も結構いたそうです。しかし現在は仕事の関係などで日曜日に行われています。
 会式は午前10時30分より本堂において大般若祈願が行われ、参拝者にはぜんざいが無料で振る舞われ、その後もちまきもあります。このお寺には檀家はありませんが、たくさんの地区の人たちが出て運営をします。                                           
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金メダル土性沙羅選手の祝勝会開催される

2016-11-27 22:13:43 | 日記
                  (あいさつする金メダリスト土性沙羅選手)

 2016リオデジャネイロオリンピック レスリング女子69㎏級で金メダルを獲得した土性沙羅選手の祝勝会が、11月27日松阪市高町の華王殿で開催されました。
 この催しは土性沙羅選手応援実行委員会(会長 谷川憲三)が主催して行われ、松阪地区の名士や県・市のスポーツ関係者約200人が参加しました。
 また竹上真人市長をはじめ、松阪地区の国会議員、県議会議員、そして西村友志議長など8人の市議会議員も来賓として参加しました。
 
        
     (挨拶する谷川憲三実行委員長)              (約200人の参加者)

 
     (沙羅選手のご両親にインタビュー)            (私も沙羅選手と写真を)

 初めにスポットライトに照らされ土性沙羅選手が入場し、花束贈呈のあと、土性沙羅選手応援実行委員会の谷川会長が挨拶をされ、竹上市長などの来賓が祝辞を述べました。土性沙羅選手はあいさつの中でこれからの試合における抱負を述べました。 乾杯のあと歓談の入り、沙羅選手の前には一緒に写真を撮ってほしい人の長い列ができました。

 この催しには吉田沙保里選手のお母さん・吉田幸代さんも来賓として参加され、また沙羅選手のご両親・土性則之さん、祐子さんにもインタビューをされました。最後に次の東京オリンピックなどの活躍に期待を込めて全員で万歳三唱をしました。
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第7回松阪史跡めぐり開催される

2016-11-26 22:01:28 | 日記
                     (泰運寺の本堂前で集合写真)

 松阪史跡探訪会主催の第7回史跡めぐりが平成28年11月26日(土)、市民42名が参加して行われました。
 松阪史跡探訪会は(会員50名 代表川口 保)は平成25年11月に設立された会で、松阪市内の名勝、名山、城跡、遺跡、古墳、神社、お寺、廃寺、名木、祭り、神事、食、名産など歴史的・文化的遺産などを訪ねていく会です。これまで松阪市内・多気町内の史跡をめぐってきましたが、今回は第1回に続き2回目の和歌山街道めぐりです。

○見学コース
出発地――大石不動院――深田棚田――飯高駅――珍布峠――礫 石――飯高駅(昼食)――泰運寺――粥見のハナノキ――出発地

◆大石不動院(案内 岡本俊光住職)
 「大石の不動さん」でおなじみの松阪市大石町の「石勝山金常寺不動院(せきしょうざんこんじょうじ ふどういん) 大石不動院」で、岡本俊光住職から寺の歴史や釣鐘堂、不動滝の話を聞きました。
 この寺は今から約1204年前の弘仁3年(812)に建立された真言宗のお寺で、弘法大師が開創したという事です。本堂は414年前に作られたもので、平成21年に屋根を吹き替えたとき、本尊の右から平安末期に作られたとみられる上り龍が、左から観音さんがでてきたという事です。
 8月31日~9月1日に行われる八朔祭りは、約300年前から続く伝統行事で、加持祈祷、手踊り、縁日、打ち上げ花火などがあり、多くの人々で賑わいます。
 
 
          (大石不動院の本堂)           (大石不動院で岡本住職から説明受ける)

◆深野棚田(案内 深野棚田保存会 栃木喜明会長)
 深野夏明地区の棚田は元禄時代頃~明治時代(約320年~120年位前)の間に造成された比較的新しいもので、平成11年に「深野だんだん田」として日本棚田百選に認定されました。この地区は紙漉きの里としても、また松阪牛飼育の草分けとしても有名です。
 毎年10月には「深野棚田まつり」が行われ、棚田の畔沿いに4500本の灯りがともる幻想的な風景をかもし出します。
 ここでは深野棚田保存会の会長でもあり、深野棚田まつりの実行委員長でもある栃木喜明さんより説明を受けました。
 この棚田の石積は、その場所で出た石をそのまま使ってあるので、大きい石が上の方にきているところもあり、大きさはバラバラです。しかし野面積みで、石の大きい面を外側に出さずに、奥行きを長くしてあるので強いということです。石垣の段数は約120段、使ってある石の数は約3,010,000個あるということです。

 
(深野棚田保存会 栃木会長から説明を受ける)            (深野棚田)         

◆道の駅 飯高駅
 平成5年(1990)にできた建設省(現 国土交通省)の「道の駅」制で、最初に認定された全国103カ所の道の駅の1つで、三重県下では第1号として登録されました。
「駅」の制度は鉄道より道の方がはるかに古く、1300年以上も前の奈良時代に始まりました。中央政府から地方へ政令を伝達したり、地方国司から中央へ報告したりするとき時、馬を乗り継いだ中継所となったのが駅です。
 「道の駅 飯高駅」の名前も当時の「飯高駅」に由来します。

◆珍布峠・礫石(案内 宮前まちづくり協議会)
 宮前まちづくり協議会の田中高さんの案内で、飯高駅からウォーキングコースを約1時間30分ほど歩いて廻りました。珍布峠(めずらしとうげ)は旧和歌山街道にある天照大神の伝説にまつわる峠です。天照大神と天児屋根命(あめのこやねのみこと)がこの峠でバッタリ会った時、「おお、めずらしや」と言われたことから「珍布峠」と呼ばれるようになったという伝説があります。
 珍布峠の近くの櫛田川に、天照大神が川に投げ入れて国境を決めたと言われる「国分け伝説」の礫石(つぶていし)があります。礫岩に向かって石を投げ当たれば男の子が、当たらなければ女の子ができるといういわれがあります。

 
        (宮前まちづくり協議会の山口さんから珍布峠と礫石の説明を受ける)

◆天開山 泰運寺(案内 宮本泰源住職)
 「口窄さん」として親しまれている「天開山泰運寺」は曹洞宗の古刹で、今から約260年前の元文5年(1740)に、備前の僧・泰運了啓が禅可庵を建て子安観音を祀つり、宝暦11年(1761)に泰運寺と改称された。
 泰運寺の八角梵鐘は天明5年に完成した高さ2.42m、口径1.36m、重さ4.8tの大きなもので、外側天井には8つ龍の彫り物があり、鐘を打つとあたかも龍が唸るような音がするという事です。外側には法華経計八巻6万9384文字が刻まれており、昭和28年(1953)に三重県重要文化財に指定されました。
 鐘つき堂の横に山口誓子の「七萬の鐘の字が鳴る紅葉山」という句が石に彫られています。
 会式は4月の第二日曜日。春には桜、夏にはしゃくなげ、秋には紅葉など四季折々の彩が人々を楽しませます。
 本堂で宮本泰源住職から寺の歴史や、八角梵鐘の由来などの話しを聞きました。

 
    (宮本住職から泰運寺の説明受ける)           (泰運寺の八角梵鐘)

◆飯南高校のハナノキ
 飯南高校の敷地内に生育し、同校のシンボルともなっている「ハナノキ」は、環境省の絶滅危惧種Ⅱにもなっているカエデ科の落葉樹で、春には真っ赤な花が、秋には真っ赤な紅葉が見られます。残念ながら今回はすでに落葉していました。

 今回の第7回史跡めぐりにご協力いただいた大石不動院の岡本俊光住職さん、深野棚田保存会の栃木善明会長さん、道の駅飯高駅さん、宮前まちづくり協議会さん、泰運寺の宮本泰源住職さん、またいろいろな情報や資料をいただいた飯南振興局・飯高振興局のみなさんありがとうございました。
 そして今回の史跡めぐりに参加していただいた皆さんありがとうございました。またマイクロバスを、安全に運転していただいた小林岩雄さん、梶間弘功さんありがとうございました。

 次回第8回史跡めぐりは来年の5月を予定しています。探訪地はまだ決定していませんが「明和町史跡めぐり」を考えています。
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蒲生氏郷公奉賛会設立される

2016-11-24 17:15:10 | 日記
 安土桃山時代の戦国武将・蒲生氏郷公の顕彰活動を全国的に展開し、会員相互の交流を図ることを目的として「蒲生氏郷公奉賛会」が平成28年10月24日に設立され、蒲生氏郷公顕彰会松阪(会長 高島信彦)から同会会員である私に報告が届きました。

 同奉賛会は蒲生氏郷公ゆかりの滋賀県日野町、三重県松阪市、福島県会津若松市のそれぞれの蒲生氏郷公顕彰会で構成される「蒲生氏郷公顕彰会ネットワーク(会長 新城猪之吉(会津))」が中心となり、氏郷公と縁の深い茶道三千家(表千家、裏千家、武者小路千家)の家元の賛同を得て設立したものです。
 10月24日の設立総会は、氏郷の菩提寺である京都大徳寺黄梅院で行われ、設立発起人挨拶、設立の趣旨説明があり、議事では規約の承認、役員の選出、今後の事業計画が審議されました。

✦会員は同会の目的に賛同する人で、次の会費を納入する。 
  個人 年額1口  2,000円以上
  団体 年額1口 20,000円以上 

✦事務所は三重県松阪市本町2182 小野寺均宅に置く。   

✦蒲生氏郷公奉賛会の役員は次の皆さんです。
  会長   新城猪之吉(蒲生氏郷公顕彰会 会津)

  副会長  堀江清一郎(蒲生氏郷公顕彰会 日野)
         高島 信彦(蒲生氏郷公顕彰会 松阪)

  理事   日野 堀江清一郎、金子長憲、西村泰郎、後藤玉山
        松阪 高島信彦、下村登良男、門暉代司、山田大路信久
        会津 新城猪之吉、小沢一夫、岸敏恵、木田勝之助

  幹事   日野 堀江勇夫
        松阪 小野寺均
        会津 柾屋奈津子

  監事   日野 塚本信雄
        松阪 竹林日出夫
        会津 志藤弘彰

 また茶道三千家の家元が特別顧問に、また関係市町の代議士、市長・町長や、関係寺院の住職さんが顧問になっていただいています。
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アメリカのTPP離脱宣言

2016-11-23 16:05:10 | 日記
 TPP(Trans-Pacific Partnership)。いろいろな日本語訳があるが、「環太平洋連携協定」などと訳される。
 元々は2005年7月に署名され、2006年5月から発効したシンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドの4か国の経済連携協定(EPA)が始まり。2010年以降アメリカ、日本などが加わり交渉が進められた。
 TPPは、「聖域なき関税撤廃」ということで、本来は関税0が基本であるが、なかなかそうもいかないのか、難しい交渉が行われていた。アメリカが交渉に加わり、アメリカを中心として話が進められてきたが、このほど激戦の大統領選を制したトランプ次期大統領が、来年1月の就任日に公約通りTPPを離脱すると宣言した。
 
 日本の国の政治においても政権が代わると、国の政策が変わり、地方議会でも首長が変わると政策が変わる。松阪市においても前市長から竹上現市長に変わり、来年度に行われる機構改革はじめ、いろいろな方針が変えられるのはやむを得ないだろう。

 トランプ氏にとっては離脱するという公約を掲げて当選したのだから、離脱はあたりまえのことだが、これまでアメリカを中心として交渉が進められてきただけに、アメリカの離脱は日本など残された国にとってはダメージが大きい。
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松阪市議会11月議会25日から

2016-11-18 18:54:21 | 日記
 11月18日に開催された議会運営委員会で、松阪市議会平成28年11月議会の日程が次のように確認されました。11月25日の本会議初日に承認されれば、11月25日~12月16日まで22日間の日程で、次のように開催されます。

11月25日( 金) 本会議
 ・議案上程、提案説明

11月30日( 水) 本会議
 ・議案に対する質疑、委員会付託 ・請願並びに陳情上程、補足説明、質疑、委員会付託

12月 2日 (金 )本会議 午前10時 ・一般質問

12月 6日 (火) 本会議 午前10時 ・一般質問

12月 8日 (木) 本会議 午前10時 ・一般質問

12月 9日 (金) 委員会
 ・総務企画委員会 ・建設水道委員会

12月16日 (金) 本会議
 ・委員長報告、質疑、議員間討議、討論、議決 ・議案上程、提案説明、質疑、議員間討議、討論、議決 ・報告上程、説明、質疑
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第7回松阪史跡めぐり案内

2016-11-15 21:56:48 | 日記
 
           (大石不動院)                   (泰運寺の八角梵鐘)

 第7回松阪史跡めぐりは次の日程で行います。秋色の和歌山街道を上って行きます。参加希望の方は川口保(58-2948)まで連絡下さい、詳しい案内をさし上げます。現在40名ほどの参加申込みがあります。

日時 平成28年11月26日(土)

行先 和歌山街道めぐり(その2)

参加費 2,000円

主催 松阪史跡探訪会

問合せ 川口保まで 電話0598-58-2948  090-8738-7959

コース
出発地――大石不動院――深野棚田――飯高駅――珍布峠――礫 石――飯高駅(昼食)――泰運寺――飯南高校のハナノキ――出発地

◆大石不動院 (案内 岡本俊光住職)
「大石の不動さん」でおなじみの松阪市大石町の「石勝山金常寺不動院(せきしょうざん こんじょうじ ふどういん) 大石不動院」は、今から約1200年前の弘仁3年(812)に建立された真言宗のお寺で、弘法大師が開創したと伝えられています。
8月31日~9月1日に行われる八朔祭りは、約300年前から続く伝統行事で、加持祈祷、手踊り、縁日、打ち上げ花火などがあり、多くの人々で賑わいます。

◆深野棚田 (案内 深野棚田保存会 栃木喜明会長)
深野夏明地区の棚田は元禄時代頃~明治時代(約320年~120年位前)の間に造成された比較的新しいもので、平成11年に「深野だんだん田」として日本棚田百選に認定されました。この地区は紙漉きの里としても、また松阪牛飼育の草分けとしても有名です。
 毎年10月には「深田棚田まつり」が行われ、棚田の畔沿いに4000本の灯りがともる幻想的な風景をかもし出します。

◆道の駅 飯高駅 (案内 川口保)
 平成5年(1990)にできた建設省(現 国土交通省)の「道の駅」制で、最初に認定された全国103カ所の道の駅の1つで、三重県下では第1号として登録されました。
「駅」の制度は鉄道より道の方がはるかに古く、1300年以上も前の奈良時代に始まりました。中央政府から地方へ政令を伝達したり、地方国司から中央へ報告したりするとき時、馬を乗り継いだ中継所となったのが駅です。
 「道の駅 飯高駅」の名前も当時の「飯高駅」に由来します。

◆珍布峠・礫石 (案内 宮前まちづくり協議会)
 飯高駅からウォーキングコースを約1時間歩いて廻ります。珍布峠(めずらしとうげ)は旧和歌山街道にある天照大神の伝説にまつわる峠です。天照大神と天児屋根命(あめのこやねのみこと)がこの峠でバッタリ会った時、「おお、めずらしや」と言われたことから「珍布峠」と呼ばれるようになったと言われています。
 珍布峠の近くの櫛田川に、天照大神が川に投げ入れて国境を決めたと言われる「国分け伝説」の礫石(つぶていし)があります。

◆天開山 泰運寺 (案内 宮本泰源住職 都合により川口保)
 「口窄さん」として親しまれている「天開山泰運寺」は曹洞宗の古刹で、今から約280年前の元文5年(1740)に、備前の僧・泰運了啓が禅可庵を建て子安観音を祀つり、宝暦11年(1761)に泰運寺と改称された。
 泰運寺の八角梵鐘は天明5年に完成した5トンもある大きなもので、内側天井には龍の彫り物があり、外側には法華経計八巻6万9384文字が刻まれています。

◆飯南高校のハナノキ(案内 川口保)
 飯南高校の敷地内に生育し、同校のシンボルともなっている「ハナノキ」は、環境省の絶滅危惧種Ⅱにもなっているカエデ科の落葉樹で、春には真っ赤な花が、秋には真っ赤な紅葉が見られます。

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パソコン教室年賀状でてんやわんや

2016-11-13 19:45:30 | 日記
 松尾公民館で行っている中・高齢者のパソコン教室の12期目は、今年の9月から始まっていますが、初めて年賀状に取り組むことになり先週から始めています。ところが約30人の生徒さんのパソコンに入っている年賀状ソフトが、「筆王」、「筆まめ」、「筆ぐるめ」、そしてソフトの入っていない人はワードでつくるなどバラバラです。ソフト別に固まって班をつくり、5人の講師が手分けして教えるのですが、講師の方がてんやわんの状態です。来年の正月にはどんな年賀状が届くか楽しみです。
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松阪市の人口(国勢調査確定値)163.863人

2016-11-11 21:17:56 | 日記
 平成28年10月26日、総務省統計局より発表された平成27年国勢調査結果(確定値)によると、平成27年10月1日現在の松阪市の人口は163,863人で、5年前の前回調査(平成22年)に比べ4,154人減少となっている。
三重県内では多い方から四日市市(311,031人)、津市(279,886人)、鈴鹿市(196,403人)次いで4番目。また三重県の人口は1,815,865人で前回より38,859人減少している。

 松阪市の年齢別の人口では、65歳以上の老齢人口割合は28.1%(前回比3.3%増)、15~64歳の生産年齢人口割合は58.8%(前回比2.8%減)、15歳未満の年少人口割合は13.1%(前回比0.4%減)となっている。
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鳥羽市石鏡「芭新萃」で食事会

2016-11-11 11:37:30 | 日記
 鳥羽市石鏡町の「芭新萃(はなしんすい)」というホテルで、私と家内の兄弟夫婦と娘夫婦で食事会をしました。これは私の病気療養や娘の結婚式に世話をかけた親戚に集まってもらい、お礼を言うためでした。

 芭新萃は娘の嫁ぎ先の親戚にあたり、お父さんも勤めてみえることから選んだのでしたが、初めて聞く名前でした。海を臨む山の上にあるホテルで大変歓迎していただき、海の幸などおいしい料理もいただきました。
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まさかのトランプ

2016-11-10 10:18:09 | 日記
 米大統領選で事前の予想を覆し、共和党候補のドナルド・トランプ氏が、民主党候補のヒラリー・クリントン氏を破り、第45代大統領に決まった。接戦ではあるが、最後はクリントン氏が当選するだろうというのが事前調査などから大方の見方であったが、予想を見事に覆した。
 暴言王ともいわれ、政治の経験がなく、ちょっと危なかしいが、政治においても経済においても漂う閉塞感を打ち破ってくれそうというのが、アメリカ国民の選択だったのだろう。
 それにしてもアメリカの大統領戦は長い闘いだ。民主党、共和党の候補となるための予備選挙に始まって、本選挙へと約1年間の戦いである。

 同じ国家元首の選任でもイギリスは大違いである。今年の7月にキャメロン首相が退任して、テリーザ・メイ氏が76代首相に選任された。いつ選挙がおこなわれたの?どのような過程で選任されたの?と思ったが、イギリスでは直接国王(現在はエリザベス女王)が首相を任命するということである。

 アメリカでは最後は選挙人が大統領を選任するが、党の候補者選びも含めて直接選挙に近い形での選任は、民主主義を代表する国らしい。各州で多く得票した候補がその州の全ての選挙人を獲得するのも独特だ。時には総得票数が多かった候補が大統領になれなかったこともあるという。また副大統領も併せて投票するのも独特である。もし大統領に不測の事態が発生して職務ができない時には、副大統領が大統領に昇格するためだろう。
 何はともあれ世界中が注目したアメリカの大統領選挙が終わった。今度はトランプ次期大統領の政治手腕に注目が集まるだろう。
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気持ちがいい早朝ウォーク

2016-11-08 15:37:22 | 日記
 毎朝、明るくなるのを待ちかねてウォーキングに出発します。夏ですと4時半ごろ、今は6時ごろになります。季節の移り変わりを感じながら、ほ場整備された農道を約30分間、退院してからリハリビを兼ねてのウォーキングです。歩き始めた頃は青かった稲は今刈り取られ、芽吹いたばかりの大豆は今黄色く変色して収穫も間近です。

 毎朝、ランニングしている人、ウォーキングしている人、犬の散歩している人、以前からの知り合いもあれば、知らない人とも、あいさつを交わしながらの早朝散歩は、気持ちのいいものです。時にはキツネに会うこともあります。
 コースはその時の気分次第で長くしたり、短くしたり、自由自在です。歩く速さも気分次第。雨の日以外は勝手気ままに歩いています。家に戻って来るころには朝食の用意ができているといいのだが、そううまくはいかない。
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第8回議会報告会10日から始まる

2016-11-07 18:00:49 | 日記
 松阪市議会の第8回議会報告会は、今月10から始まります。この報告会は市民の皆様に議会の活動を報告し、意見交換を行うもので、4年前から行われています。今回は9月議会の決算の審議内容を中心に報告されます。
 報告内容については、各委員会の代表で構成される「議会報告編集委員会」で何度も寄って編集し、最終的には全体会で検討しました。

 日程は平成28年11月10日、11日、14日の間の3日間で、28名の議員を4つの班に分け、12会場で実施されます。班割りと開催日・開催場所は次の通りです。

班割り(○は班長)
1班
 ○田中 力、植松泰之、堀端 脩、沖 和哉、西村友志、楠谷さゆり、今井一久、
2班
 ○久松倫生、野呂一男、永作邦夫、坂口秀夫、大久保陽一、松岡恒雄、中島清晴
3班
 ○松田俊助、米倉芳周、水谷晴夫、山本 節、川口 保、中村良子、海住恒幸
4班
 ○大平 勇、深田 龍、濱口高志、西口真理、松田千代、前川幸敏、山本芳敬、
  
日程
◆11月10日(木)
 1班 茅広江地区市民センター(茅原町575番地 ☎34-1001)
 2班 橋西地区市民センター(川井町772番地10 ☎26-6510)
 3班 神戸地区市民センター(垣鼻町1461番地8 ☎29-1024)
 4班 小野江コミュニティセンター(小野江町383番地 ☎56-6848)

◆11月11日(金)
 1班 豊地農構センター(嬉野下之庄町330番地1 ☎42-4253)
 2班 松尾地区市民センター(丹生寺町605 ☎58―2648)
 3班 櫛田地区市民センター(豊原町1118番地1 ☎28-2675)
 4班 大石地区市民センター(小片野町2304番地9 ☎34-0004)

◆11月14日(月)
 1班 松ヶ崎地区市民センター(松崎浦町738番地1 ☎51-5036)
 2班 有間野集会所 (飯南町有間野1136番地1 ☎)
 3班 飯高総合開発センター(飯高町七日市850番地 ☎45―0210)
 4班 朝見地区市民センター(大宮田長209番地4 ☎51-5643)
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阿形寶蔵寺 苦抜観音大祭 行われる

2016-11-06 21:44:01 | 日記
 松阪市阿形町にある英田山寶蔵寺(あがたさん ほうぞうじ)で11月6日「平成28年 苦抜観音秋季大祭」が行われました。寶蔵寺の本堂の北側にある建物に十一面観音が祀られており、生きている人の苦しみを救ってくれる苦抜観音と言われています。この法要は毎年この時期に行われています。

 阿形町には昔、寶蔵寺という京都や奈良にあるような大きなお寺がありました。その場所は今の阿形町から大足町にかけての一帯で、今でも寶蔵寺という地名が残っています。この寺は戦国時代に織田信長の軍勢に追われた長島一揆衆が逃げ込み、信長勢の焼き討ちにあって消滅しました。
 その後元禄時代に4年間ほど再興されたことがもありましたが、廃寺となりました。現在の寺は明治9年に建てられたもので、当時「射和寺」と呼ばれていましたが、平成13年に昔の名前の「寶蔵寺」に改称されました。

 この日は午前10時30分からご詠歌が唱えられ、午後1時から護摩祈願、清流会による獅子舞、最後に来賓挨拶、餅まきがありました。
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松坂城跡解体新書開催される

2016-11-06 05:49:08 | 日記
 松阪市外五曲町の松阪市文化財センター/はにわ館で行われている平成28年はにわ館特別展『氏郷の城と町』の関連行事として、同第3ギャラリーで11月5日、特別展講演会「松坂城跡解体新書」がありました。この講演会では埋蔵文化財や多くの城郭の研究をされている三重県教育委員会の竹田憲治氏によるもので、約60人の市民が聴講しました。

 松坂城跡は平成18年に(財)日本城郭協会主催の日本100名城に選ばれました。この時、選定委員の一人が松阪市で講演をされて、松坂城跡が100名城に選定された理由として
 1、野面積の石垣が素晴らしい
 2、城の縄張り(設計)が素晴らしい
 3、近くに御城番屋敷があること
 4、戦国武将蒲生氏郷が造った城であること
などをあげられた。

 今回の講演会は、大小の石垣を400余「面」としてとらえ、その特徴と作られた年代の推定が述べられた。
 野面積の石垣は古く、石垣の角に細長い石の長辺と短辺を交互に組み入れた算木積は比較的新しく、蒲生氏郷の時代の安土桃山時代に積まれたものから、江戸時代、明治、大正、昭和・平成の時代に積まれたものまであるということで、氏郷の時代に積まれた石垣は天守の周辺だけであるということでした。
 講師の竹田氏が松坂城跡のすべての石垣を写真に撮って、分類されており興味深い講演であった。
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