川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

松阪市議会、前例のない提出議案の取り下げ

2012-02-28 21:34:16 | 日記

松阪市議会平成24年2月議会は2月27日から代表質疑が始まっており、今日28日はその2日目で朝から真政クラブの代表質疑が行われる予定になっていました。しかしこの日の朝、本議会に上程されていた「定住自立圏形成協定の締結について」の3件の議案が取り下げたいと市からの申しいれがあり、議会運営委員会で協議した後、議会で承認されました。

 

 この定住自立圏形成協定は法務省の事業で、中心市(ここでは松阪市)と近隣の市町村(ここでは多気町、大台町、明和町)が、それぞれの2自治体間で協定を結んで、連携と及び協力を図りながら地域の活性を高め、幸せを実感できる地域にしていくことを目的としています。

 

 今回廃案となったのは、松阪市の協定相手である多気町、大台町、明和町がそれぞれ3月議会への上程を見送ったためで、約2年前から協議を重ねてきた協定が流れる結果となってしまった。議員歴16年の古参議員は、これまで請願が取り下げられたことはあったが、市が上程した議案が議会中に取り下げられたのは初めてだということです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

武四郎まつり開催される

2012-02-26 17:35:55 | 日記

北海道の名付け親「松浦武四郎」を称える「第17回武四郎まつり」が2月26日、松阪市小野江町の松浦武四郎記念館で開催されました。少々風が冷たい日でしたが、開催時刻の10時になると、会場には家族連れなどの大勢の市民であふれました。

 

 開会セレモニーでは飯田秀実行委員長の挨拶、山中市長の挨拶のあと、野口議長や森本哲生代議士らが祝辞を述べられました。このあと三雲中学校吹奏楽部の吹奏楽の演奏や小野江小学校児童による学習発表「松浦武四郎さんから学んだこと」があり、アイヌ古式舞踊では北海道から招いたチームニカオブの人たちによるアイヌ楽器の演奏や舞踊がありました。

 今回特別出展として「武四郎汁」200食が無料で振る舞われました。また会場内のテントにはたくさんのバザーが出され、買い求める来場者で賑わっていました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山口県光市の出来事

2012-02-22 19:32:26 | 日記

山口県光市。白砂青松の海岸線を有し、市政に「やさしさ」を織り込んだ、人口約54,000人の小さな町です。昨年5月会派の視察でこの町を訪れました。光市では以前このブログで紹介しましたが、「おっぱい宣言のまち」というユニークな取り組みが行われています。お母さんが子どもをしっかり抱いて母乳で育てていこうとするものです。お母さんの胸に抱かれて母乳を吸っている子どもの姿は、まさに最高に安らいだ表情です。中には母乳の出ないお母さんもありますが、しっかり子どもを抱きしめて育てる大切さを認識してもらおうといった取り組みです。

 

この光市で13年前、ショッキングな事件が起きました。当時18才の青年が民家に押し入り当時23才の母親と生後11ヶ月の幼女を殺害するという「光市母子殺人事件」です。この事件の裁判で20日、死刑が確定しました。長い裁判の中で裁判官たちも、少年が起こした事件に対して死刑を適用すべきかどうかで揺れ動いたのでした。

最愛の妻と子を失った被害者の夫であり父親である木村洋さんが、これまで気丈夫にインタビューに答える姿には痛々しさを感じました。これまで多くの誹謗中傷にさらされてきたのではないかと思います。彼の「犯罪に勝者はない」という言葉に象徴されるように、この事件で多くのものが失われ、多くの人が悲しみにつつまれました。

 

この事件を起こした青年は子どものとき父親からひどい虐待を受けていました。殴る蹴るは日常で、逆さに吊るされ水風呂に漬けられたこともあったそうです。この少年が子どもの時から、お母さんの胸に抱かれておっぱいを吸って、両親の愛につつまれて育ったなら、こんな事件は起こらなかったのではないかと思うと、やりきれない。そして今もどこかで、幼い子どもたちが親から虐待を受けて泣き叫んでいるのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松阪市議会平成24年2月議会今日から開会

2012-02-21 08:18:33 | 日記

 松阪市議会の平成24年2月議会が今日2月21日午前10時から開会します。今日は市長の所信や24年度予算の上程、説明があります。会期は3月23日までの32日間です。来週27日から3日間は各会派の代表による代表質疑が行われます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美濃田町で「すすき倒し神事」開催される

2012-02-20 19:59:09 | 日記

  

(獅子に頭を噛んでもらい厄除けをする)

 

 松阪市美濃田町(辻修自治会長 約120戸)で2月19日恒例の「ススキ倒し神事」が行われました。かねがね見たいと思っていた行事ですがこの日初めて見せていただきました。この行事は毎年2月20日に近い日曜日に行われるもので、同町の敏太(びんた)神社(松本明徳宮司 西田憲人総代代表)を中心として行われ、地域の外からくる厄を祓うために行われる神事です。

 

 この神事の役付けはネンギ、獅子123、天狗、ふご持ちなどで、獅子に扮する人はこの日の早朝5時前に冷たい三渡川で全裸になって身を清め、他の人に会わないように敏太神社に戻り、火を焚いて、自分で持参した弁当を食べながら8時頃に出てくる他の役員を待ちます。

 それぞれの役付けは同町9つの地区が4つの班に分かれて交代で受け持ちます。8人の各役割はこよりによるくじ引きで決めます。

 

 敏太神社を出発した獅子頭はまずベルファームの東駐車場端にある塚で祈祷します。その後四郷池、鬼ヶ窪池堤防で安全のお祓いをしてから町内を廻ります。各辻々では町内の人たちが、紙の花を付けた木の枝を持って待ちます。獅子頭が到着すると、まずネンギがお祓いをしたあと、獅子に頭を噛んでもらい厄払いをしてもらいます。そして人々はふご(藁で作った大きな籠のようなもの)の中に餅、みかん、パン、さい銭などを供えます。

 町内を廻ったあと字堺の一本杉で天狗送り神事を行ったあと、敏太神社に戻り獅子頭納めをします。神事が終わったあとは、お供えのあったものを肴に関係者で酒を酌み交わすということです。

 

以前は実際に田んぼに立っていたススキ(藁を乾燥するために積み上げたもの)を倒すことをしたそうです。あらかじめ決めておいたススキを倒すのですが、勢い余って他のススキを倒して怒られたり、また田んぼで持ち主が番をしていて、うちのススキは倒さないでと頼まれることもあったそうです。

ベルファームができてから一時、ベルファームにススキを作って倒す神事もされていましたが、3年ほど前からそれも無くなっています。

 

この行事は岩内から送り出された厄を拾ってきて久米町の字境の獅子塚まで送り出す神事でが、同じこの日には、岩内町で「どこんのり」という行事が、また曲町では「ごきげんさん」という行事が行われます。この3つの行事は関連があり、上字から下字に厄を順送りし、最後は伊勢湾に送り出すということです。

いろいろ教えていただいた西田憲人神社総代代表さんを始め、地区の皆様ありがとうございました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

曲町の伝統神事「ごきげんさん」行われる

2012-02-20 06:50:56 | 日記

 

(獅子と天狗が舞った後、酒肴が振る舞われます)

 

松阪市曲町・出曲町に古くから伝わる伝統行事「ごきげんさん」が2月19日に行われました。この行事は同町の満賀里神社(竹内一成宮司 梅谷由蔵神社総代 氏子138人)に伝わるもので、天狗と獅子が事前に申込みのあった厄年などの家を回り、天狗と獅子に酒やご馳走を振る舞って厄払いをしてもらうもので、朝の8時から行われます。

 

天狗と獅子に扮する人と、獅子の後持ちの3人が1組になって厄年の家や新築、結婚など申し込みのあった家を回ります。まず満賀里神社から始まり、町内の長照寺、「一本松」と呼ばれる辻、そして吉田弥太郎宅で厄払いをしたあと、各家を回ります。各家では天狗と一緒に獅子が口をぱくぱくして前進しながら「ああー ごきげん ごきげん ごきげん」と3回繰り返し厄払いをします。

 

厄払いが終わるとその家から天狗や獅子などに扮する人に酒や肴が振る舞われます。酒・肴はまず天狗が毒味をしてから獅子に食べてもらいます。獅子の口をくぐった食べ物は神聖なものとなり、これをいただくと患わないということです。天狗や獅子に扮する人で酒の好きな人は、それぞれの家で酒をごちそうになり、足下がふらついて倒れたり、田んぼにはまった人もあったそうです。各家を最後まで回り終わったあとは、出曲町の獅子塚に行って厄を送り出します。

 

この祭りがいつ頃から始まったのかわからないということですが、獅子頭に弘化元年(1844)という記載があり、少なくとも170年位前には行われていたことになります。この神事は以前には2月22日に行われていましたが、最近は2月の第3日曜日に行われます。また各家を回る前に、なぜ最初に吉田弥太郎宅で厄払いをするかはわからないということです。今は「ああー ごきげん ごきげん ごきげん」と呼びますが、正式には「ごきげんさん」と呼ぶそうです。

獅子などの3人の役割は10地区が交代で受け持ちます。以前は前厄、本厄、後厄と3年続けて回る家もあって、1日かかったそうです。また以前は最後に獅子頭を刀で斬りつけて厄落としをしたということですが、今は省略されています。今使われている獅子頭にはその当時の刀傷が残っています。

 

今日同じ日に岩内町では「どこんのり」という行事が行われています。また美濃田町でも同じ日に「ススキ倒し神事」が行われています。この3つの行事は関連があるということです。厄を上から順に下の方に送り出してきて、昭和の初期頃までは船江町がこれを受けて伊勢湾に送り出したといわれていわれています。

取材に協力していただいた曲町の松井勝自治会長さん、満賀里神社の梅谷由蔵神社総代さん、実際の神事を見せていただいた同町の川口重一さんを始め多くの皆様ありがとうございました。

 

曲町の「ごきげんさん」は私のホームページ「松阪市何でも10選」の「松阪市まつりごよみ」に登録してあります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うきさとむら「じゃんぼ七草粥祭り」開催される

2012-02-19 16:23:57 | 日記

 前日の雪降りの荒れた天気から一転して暖かく晴れわたり絶好の祭り日よりとなった2月19日、松阪市柚原町のうきさとむら(西井静男代表)で、「じゃんぼ七草粥祭り」開催されました。七草粥は正月の7日に行われる行事で、正月の間に酒やご馳走で疲れた胃袋や臓器を休めるために、その頃野に出てきた栄養価の高い七草(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ)を粥の中に入れて食べるもので、うきさとむらでは旧暦の1月7日に近い、2月の第3日曜日に行われています。

 

 第21回目となった今年の祭は好天に恵まれて朝早くから、大勢の市民が来場して祭りを楽しみました。会場内には焼きそばやモロヘイヤうどん、ミンチカツ、から揚げ、ぜんざいなどの店が並び、思い思いのバザーを楽しんでいました。

 午後12時からは直径1mの大釜で炊かれた七草粥が、竹の器に盛られて来場者に無料で振る舞われました。

この日は普段静かな山あいの地区も終日賑わっていました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

西野町で市政報告会

2012-02-19 09:41:35 | 日記

松阪市西野町の西野公民館で私の市政報告会がありました。西野町ではこれまで常会(小字)単位で市政報告会を開催していましたが、今回全体で開催しました。約50名の人たちが来場して、私の議員活動や市政報告を聞いていただきました。

 

市政では新たに建設が予定されているごみ処理施設の入札の状況、被災地のガレキ受け入れ問題や、市議会改革などについて報告しました。また昨年7月に参加した東日本大震災の被災地である岩手県山田町へのボランティア活動や、台風12号で大きな被害を受けた東紀州地域へのボランティア活動を、写真を示しながら報告しました。このあと懇親会がもたれました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松阪市議会平成24年2月議会日程

2012-02-16 21:34:47 | 日記

 2月14日の議会運営委員会で、松阪市議会平成24年2月議会は、2月21日から次のように32日間の日程で開催することが報告されました。本会議初日に承認されればこの日程で行われます。この議会では平成24年度予算及び市長の所信に対して、各会派の代表による代表質疑が行われます。

 

2月21日(火) 午前10時 本会議初日

               ・平成24年度各会計予算案上程、市長の所信

               ・提案説明

               ・議案上程、提案説明

 

2月27日(月) 午前10時 本会議

               ・平成24年度各会計予算案並びに市長の所信に対する代表質疑

 

2月28日(火) 午前10時 本会議

               ・平成24年度各会計予算案並びに市長の所信に対する代表質疑

 

2月29日(水) 午前10時 本会議

               ・平成24年度各会計予算案並びに市長の所信に対する代表質疑

               ・議案に対する質疑、委員会付託

 

3月 2日(金) 午前10時 本会議 ・一般質問

 

3月 5日(月) 午前10時 本会議 ・一般質問

              ・本会議終了後 議会運営委員会

              ・議会運営委員会終了後 ごみ処理施設建設調査特別委員会

 

3月 6日(火) 午前10時 ・環境福祉委員会

                 ・文教経済委員会

 

3月 7日(水) 午前10時 ・総務生活委員会

                 ・建設水道委員会

 

3月 9日(金) (中学校卒業式)

 

3月13日(火) 午前10時 本会議

               ・委員長報告、質疑、討論、採決

               ・平成23年度各会計補正予算案上程、提案説明、質疑、委員会付託

               ・請願並びに陳情上程、委員会付託

 

3月14日(水) 午前10時 ・環境福祉委員会

                 ・文教経済委員会

 

3月15日(木) 午前10時 ・総務生活委員会

                 ・建設水道委員会

 

3月16日(金) (小学校卒業式)

 

3月19日(月) (小学校卒業式)

 

3月22日(木) (幼稚園卒園式) 

 

3月23日(金) 午前10時 本会議最終日

               ・委員長報告、質疑、討論、議決

               ・議案上程、提案説明、質疑、討論、議決

               ・報告上程、説明、質疑

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

阿形町で市政報告会

2012-02-13 08:00:47 | 日記

松阪市阿形町の阿形集会所で私の市政報告会がありました。阿形町では年に2回ほど市政報告会を開催していただいていますが、今日は会場に約40名の人たちが来場して、私の議員活動や市政報告を聞いていただきました。

 

この日は昨年7月に参加した東日本大震災の被災地である岩手県山田町へのボランティア活動や、台風12号で大きな被害を受けた東紀州地域へのボランティア活動を、写真を示しながら報告しました。また市政では被災地のガレキ受け入れ問題や、新たに建設が予定されているごみ処理施設の入札の状況、市議会改革について、原田二郎邸の一般公開や長谷川邸の寄贈について、また私の昨年の一般質問の内容についてなど約1時間にわたって報告しました。そのあと質問も受けて和やかに進めていただきました。

今月18日には西野地区で市政報告会が開催されます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松尾神社例大祭行われる

2012-02-12 08:41:59 | 日記

(小学生女児による浦安の舞の奉納)

 

松阪市立野町の松尾神社で2月11日、例大祭が行われました。松尾神社は昨年の10月に20年に一度の式年遷宮が行われ、いろいろな施設が新しくなって迎えた今年の祭礼でした。この日は県会議員さんなど来賓の方も多数お越しいただいて、山頂の本殿で祭礼が行われました。本殿前では地元小学生女児による奉納舞いがありました。またふもとの広場では獅子舞の奉納やカラオケ大会、女性歌手による歌謡ショーなどがあり、来場者には甘酒や酒が振る舞われました。

 

◆松尾神社 

 

松尾神社は松阪市立野町の標高113mの山の頂上にあり、本殿まで408段の階段が続きます。頂上付近になると急な階段が120段続き、ようやく本殿に到達します。本殿のある山頂からは中部国際空港などが眺められ、また伊勢神宮、熱田神宮、橿原神宮、明治神宮、靖国神社の礼拝所も設置されています。

 

 松尾神社はもともと立野神社または立野明神と呼ばれ、神社がある立野は、平安時代の930年代に成立した「和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)」に飯高郡に属する郷としてあげられています。その立野郷の産土紙(うぶすながみ)(生まれた土地を守護する神)として大山咋命(おおやまくいのみこと)を祭ったのが立野神社であり、康保4年(967)に施工された「延喜式」(法律の施行細則)神名帳にも記載されています。

 北畠の家臣水谷刑部がこの立野に砦を構えたとき神領を寄進し、徳川宗貞も享保9年(1724)来松の節、社領四石七斗六合を免除しています。

 

 明治時代に1村1社を原則に神社合祀が進められ、明治40年・41年当時の松尾村村内の神社を立野神社に合祀し、名前を立野神社から松尾神社に改称されました。祭ってあるのは大山咋命を主神に29柱の神です。

  昔は京都の松尾神社と同様に酒造の神と崇められたということから、酒を醸造する人たちが信仰する神社でもあり、また歯の神様でもあります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

箕面市立萱野小学校のフューチャースクールを参観

2012-02-04 09:51:51 | 日記

松阪市議会文教経済委員会(西村友志委員長)の視察で2月3日、大阪府箕面市萱野小学校のフューチャースクール授業を参観しました。萱野小学校(高橋正博校長 児童数595名)では20年前から年一回の公開授業が行われていますが、今年はフューチャースクール授業の開催で、同校の保護者を始め、全国から小学校・中学校の教員、IT企業関係者など約200名が来校して授業を参観しました。

 

フューチャースクールは総務省の事業で、学校現場でICTを活用した授業を推進していくために情報通信技術面などの課題を検証していくためのモデル校です。文部科学省の「学びのイノベーション事業」と併せて公募され、2010年から3ヶ年計画で実施されています。2010年には小学校10校が、2011年には中学校8校・特別支援学校2校が委託先として決定されました。三重県では唯一松阪市立三雲中学校が実施校となっています。

 

箕面小学校では昨年10月からこのICTを活用した授業が行われており、今回の6年生の算数の授業では、先生が前方の大画面の電子黒板で問題の説明をした後、先生のパソコンから児童たちのパソコンに向かって無線LANで問題が送信され、児童たちが問題を考えるというものでした。問題を解いていく課程で先生が前方の大画面で解き方を説明したり、また各児童を回って説明をしていました。この教材ソフトは学校のICT支援員が作成したということです。

授業の後、2つの分科会に分かれて実践報告や質疑応答、助言者の話しがあり、その後全体会議がありました。この公開授業には三雲中学校の2人の教諭も参加されていました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぬれ煎餅で赤字路線を存続-銚子電鉄

2012-02-03 23:00:37 | 日記

 

        (銚子電鉄の車内)              (ぬれ煎餅)

 

千葉県銚子市。日本一の魚の水揚げ港と醤油の町として有名です。会派「市民民主クラブ」の視察で1月31日に訪れました。今回のテーマは観光に関するものでしたが、銚子市は昨年の3.11の災害と福島原発事故の風評で、観光客が急激に落ち込みました。今はかなり回復していますが、それでもこれまでの7割程度です。

 

同市では観光客の回復を目指していろいろな新しい試みが行われていますが、その1つが観光プロデューサーと観光アテンダントです。観光プロデューサーは大手旅行雑誌記者などのプロの知識で地域観光資源の掘り起こししてもらう事業、観光アテンダントは女性4人を採用して、おもてなしの心で観光客の迎い入れや観光案内などをしてもらう事業です。いずれも「ふるさと緊急雇用創出事業」を活用して雇用しています。この銚子市観光アテンダントの一人石神優子さんが私たちを案内して下さいました。

 

銚子市の銚子駅から犬吠埼の灯台付近まで伸びる民間鉄道の「銚子電鉄」は松阪市で言うなら、さしづめ名松線といったところです。この鉄道は赤字路線で廃線も取りざたされていました。その時電鉄の社員が考えた「ぬれ煎餅」を売りでしたところ、これが大当たり、鉄道の売り上げより、煎餅の売り上げの方が多いということで、煎餅のおかげで鉄道も存続できることになりました。この地元産の醤油を使った「ぬれ煎餅」を私たちも土産として買ってきましたが、やみつきになるような美味しさでした。インターネットでも取り寄せることができます。

 

また魚の水揚げ漁港だけあって、どの魚も大変美味しかったです。視察を受け入れていただいた銚子市産業観光課の皆さんありがとうございました。案内をしていただいた観光アテンダントの石神優子さんありがとうございました。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする