川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

広域農道「ビーフロード」開通する

2012-05-31 16:03:22 | 日記
 松阪市阿波曽町と山室町を結ぶ、広域農道中南勢二期地区の松阪工区の2つのトンネル「阿波曽蛸路トンネル」と「松阪第一山桜トンネル」が開通し、今日午前9時30分から阿波曽蛸路トンネルの阿波曽側入口で開通式が行われました。

 この広域農道整備事業中南勢地区は松阪工区、勢和多気工区、明和多気工区からなり、松阪工区は松阪市嬉野上野町から松阪第2環状線を通り、丹生寺町で国道166号に出て、桂瀬町から県道59号(松阪第二環状線)に入り、山室町から新設された2つのトンネル通り阿波曽町に出て、県道御麻生薗豊原線を横切り、櫛田川を渡たり、多気町で国道42号に出るルート。勢和多気工区は、多気町相可付近から丹生を経て勢和多気IC付近の国道42号をつなぐルート。また明和多気工区は、多気町仁田付近の国道42号と明和町有爾中の県道37号鳥羽松阪線を結ぶルートです。

 今日の開通式には来賓として、地元選出の森本、田村両衆議院議員(秘書)、松阪・多気地区選出の県議会議員、松阪市・多気町・明和町・大台町の議会議長・副議長及び議会関係委員会委員、地元自治会関係者、三重県農林水産部農業基盤整備課が出席しました。
また主催者側の中南勢広域営農団地農道整備事業促進協議会の理事として、松阪市・多気町・明和町・大台町の市長・町長を始め、農協関係者、県、市の関係者など約70人が出席しました。

 開通式は協議会副会長の中井明和町長の開会のあいさつ、会長の山中松阪市長の式辞、来賓として笹井健司県議、野口正議長、県農林水産部の福岡重栄次長が祝辞を述べました。このあと工事経過報告、交通安全祈願の乾杯、そしてトンネルの前でテープカットがありました。

 山中市長は式辞の中で、このビーフロードは地元の皆様の長年の悲願でした。先般の多気工区の開通に続き、松阪工区が開通しました。この事業は昨年の国の事業仕分けで「廃止」となりましたが、多くの皆様の協力で実現できました。今後は松阪、多気、明和、大台を結ぶ広域農道として、活用していただきたいと述べました。
 この2つのトンネルは今日3時より一般車両も通行できるようになりました。

 この広域農道の概要は次のようです。

広域農道整備事業 中南勢地区概要
 関係市町:松阪市、多気町、明和町、大台町
 受益面積:10,638㏊(水田8,530㏊、畑949㏊、果樹園1,150㏊、飼料畑9㏊)
 計画延長:37,900m(うち農道事業施工区間 10,997m、他事業施工区間26,903m)
 総事業費:8,087百万円(予定)

   うち中南勢二期地区 松阪工区
    計画延長:2,372m(車道幅員 6.0m)
    総事業費:3,812百万円(予定)
    工期:平成12年度~平成24年度
      平成12年:中南勢二期工事が着工
      平成13年:設計
      平成16年:松阪第一山桜トンネル着工
      平成20年:阿波曽蛸路トンネル着工
      平成22年:舗装工事
      平成24年:開通

 なお、この道路の周辺から大紀町にかけて、数千頭の和牛が飼育されており、「ビーフロード」という名称は公募により付けられたと言うことです。
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震災ガレキ処理を考えるシンポジューム開催される

2012-05-27 22:41:03 | 日記
 東日本大震災で発生したガレキを、松阪市で受け入れて処理すべきどうかを市民で考える、『「東日本大震災のガレキ処理」のあり方を考えるシンポジューム』が5月27日、松阪市桂瀬町の松阪市多目的研修集会施設で開催されました。この日会場には第二清掃工場周辺の住民など107名(報道関係除く)が来場しました。
 始めに主催者側の中川副市長があいさつの中で、このシンポジュームは、ガレキを受け入れるということを前提に行われるものでなく、市民の皆さんのご意見をお聞かせ願うために開催しましたと、述べました。

 この日パネラーとして出席されたのは、
  環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部廃棄物対策課 課長補佐 阪口芳輝 氏
  三重県環境生活部廃棄物対策局RDF・広域処理推進監 小川正彦 氏
  陸前高田市民生部市民環境課 課長 堺 伸也 氏
  久慈市市民生活部生活環境課 課長 夏井正悟 氏
  名古屋大学大学院工学研究科エネルギー理工学専攻 准教授 森泉 純氏
の各氏で、それぞれの専門分野から、約10分の持ち時間で話しをしました。

 説明後参加者から意見や質問がありました。主なものは次のようです。
○意見
 今の松阪市のごみ処理施設は老朽化しており、だましだまし使っていている状態で、ガレキを受け入れる余裕はないのではないか。また放射能も多少はあるのではないか、他の方法で支援をしたい。
○答
 現在80%の能力で使っており、1日10t位の余力はある。
○意見
 岩手県や宮城県の新設のごみ処理施設は専用のフィルターが付いると聞いている、地方の処理施設にはフィルターが無いので心配である。焼却灰の処理はどうするのか、また輸送に金がかかるので現地で処理した方が良いのではないか。
○答
 現地の処理施設に特別のフィルターが付いていると言うわけではない、地方の施設と同じである。焼却灰は国有地への処理を含めて考えており、松阪市の最終処分場に埋め立てる考えはない。
1日100tの処理施設を1基造るのに約100億円かかる。そのため現地で処理するにはtあたり2~7万円かかり、広域処理の3~7万円と変わらない。
○意見
 胃の照射やレントゲンにも放射能を被爆している、受け入れる余裕があれば受け入れてもいいのではないか。
○意見
ガレキ処理のあり方を考えて、どの辺にゴールをおいているのか。
○答
 7つの課題をもって、どういう形で積み上げていくのか、工程表は持っていない。今日の一部のシンポジュームで地元の人の意見聞き、2部で市民の意見を聞いて、次のステップに進みたい。
○意見
 処分場の建て替えの時の説明で、よそのごみは受け入れないと言われたが。
○答
 松阪市以外の自治体のごみは受け入れないと言うことで、災害ごみは別であると協定書にも記載してある。

 環境省からは国が国有地に燃焼灰の処分場を造ることは考えていない。処分場を造るとなると、地元同意や設計、建設工事など5年~10年かかるため間に合わないためと言われた。陸前高田市からは松阪市からの支援に対するお礼があり、100名の職員を津波で亡くしており、全国から職員の支援の受けている現状の報告がありました。久慈市からは死者・不明者が4人と被災地の中では少なかった。湾口4㎞の防波堤があったためで、なぜ少なかったか見に来てほしいと言われた。

 今回のシンポジュームは地元の人を対象としたものであったが、なぜか市外からの参加者もあったようです。もう少しヤジや怒号が飛び交うような会であると予想していましたが、参加された皆様は冷静に真摯に意見や質問を述べられていました。反対の立場で意見を言われた人が多かったが、中立や賛成の立場の意見もありました。午後6時からは松阪市産業振興センターで、市民を対象としたシンポジュームがありました。

                     
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スポーツ施設の命名権事業所決まる

2012-05-24 14:46:33 | 日記
 松阪市が募集していた市営のスポーツ施設の命名権取得事業所が決まりました。松阪市では新たな財源確保などのため、5つの施設の命名権を1月から募集していましたが、その内3つの施設には各1件ずつ応募があり、3月に行われた審査で決定しました。
 今回決まったのは次の施設です。

松阪市総合体育館(松阪市立野町)
 取得事業所 (株)第三銀行(松阪市京町)
 新名称    『さんぎんアリーナ』
 命名権料   120万円/年
 契約期間   10年

松阪公園グラウンド(通称 市営グランド)(松阪市殿町)
 取得事業所   (株)コイサンズ(津市栄町)
 新名称    『513BAKERY スタジアム』
 命名権料   100万513円/年
 契約期間   3年

松阪市武道館(松阪市大足町)
 取得事業所  瀬古食品(有)(松阪市稲木町)
 新名称     『松阪牛の里 オーシャンファーム武道館』
 命名権料   100万円/年
 契約期間   5年

 この契約は5月31日に行われます。なお今回、同時に募集した中部台運動公園と阪内川スポーツ公園多目的グランドについては、応募がありませんでした。
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ギリシャの再選挙

2012-05-20 23:15:13 | 日記
 国の財政運営が厳しいギリシャの総選挙が5月6日に行われ、欧州連合(EU)などから支援を受ける条件として緊縮財政を進めてきた連立与党の新民主主義党(ND)と全ギリシャ社会主義運動(PASOK)が敗北して過半数がとれなかった。この選挙では、反緊縮財政を唱えてきた急進左翼連合(SYRIZA)が第二党に躍進した。選挙後連立交渉が進められてきたが交渉が決裂し、来月に再選挙が行われることになった。

 緊縮財政は、EUから支援の得るためのやむを得ない措置であろうが、ギリシャ国民にとっては「うんざり」といったところで、反緊縮の党が躍進したのだろう。
 日本では選挙後わずか1ヶ月後に再選挙なんて考えられないが、今回の総選挙で当選した議員が再選挙で落ちたら、泣くに泣けないだろう。個々の候補者もまたお金がいることになるし、国の選挙費用もバカにならない。

 再選挙で同じような結果が出たらどうなるのだろうか。また反緊縮財政を掲げる党がさらに躍進して、「反緊縮財政政権」ができたらどうなるのだろうか。EUや国際通貨基金(IMF)からの支援は難しくなり、ユーロ圏からの離脱が濃厚になってくるといわれている。

 遠いヨーロッパの出来事であるが、その影響が日本経済にも及んでいる。ギリシャ1国の財政不安がユーロに及び、不安定なユーロより、安定的で信頼できる円を買う動きが起きてきている。人でも会社でも信用を得ることは大事であるが、あまり円に信用が集まると円高になり、輸出を中心とする日本の産業が苦しくなったり、株が下がったりもする。
 ギリシャの選挙結果が、ユーロ全体の危機となり、日本経済にも影響を与え、世界経済が危機に陥ることにもなりかねない。グローバル社会も困ったものである。
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第6回松阪撫子どんな花?祭り開催される

2012-05-19 16:35:18 | 日記
          
          

 松阪市の市街地で5月17日から開催されている「松阪撫子どんな花?祭り」のメインイベント「なでしこ姫振袖道中」が19日に行われました。松阪撫子どんな花?祭りは松阪三珍花の1つ松阪撫子や、松阪の魅力や文化を多くの人に知ってもらおうと、ミズ・ネットワークが主催して毎年中心商店街で行われるもので、今年が6回目となります。これまで2年続きで雨にたたられていましたが、今年は天候に恵まれ、行列が動くと多くのカメラマンやビデオマンが盛んに撮影をしていました。

 ミズ・ネットワークは松阪駅前の7つの商店街(通称:松阪中心商店街)のおかみさん達で結成されたネットワークで、商店街の数箇所で無料休憩所を運営し、観光案内やお茶のサービスを行っています。この会の会長であった水谷太美さんが亡くなられ、今日の行列には内親王に扮した孫の水谷優里さんが遺影を持ってオープンカーに乗っていました。

 今年の行列にはほら貝を先頭にして、かわいい花みこし、キッズなでしこ姫、クイーン松阪など約200名の美女が参加して、中町の和田金前付近から五十鈴公園まで1時間かけて練り歩きました。行列には小林副市長が光格天皇役で行列に加わっていましたが、神社の神主さんと間違われていました。
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阪内川堆積土砂撤去始まる

2012-05-18 21:30:41 | 日記
                    (堆積土砂が取り除かれた阪内川) 

 松阪市桂瀬町から丹生寺町の阪内川の川床に堆積した土砂の撤去が始まっています。阪内川の桂瀬町付近から井村町付近には川床に土砂が堆積しており、立木も多く見られます。土砂が多く堆積すると川の断面積が少なくなり、大水が出たときに川から水があふれる被害が、心配されていました。

 今回の工事は丹生寺町の三郷橋の上流側で、(有)大河内建設の施工で進められ、堆積土砂が設計川床まで掘削されました。発注元の三重県松阪建設事務所事業推進室の話しでは、今回の発注はこの場所と矢津川の浚渫で、次年度にはここより上流川の堆積土砂を撤去するということです。三郷橋の下流付近も結構土砂が堆積しているように見えるが、流水で設計川床から下がっているところもあるということです。
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松尾神社でお田植祭開催される

2012-05-15 17:19:23 | 日記
 松阪市立野町の松尾神社(岡村行通 宮司)で、5月13日に御田植祭がありました。この行事は昨年から始まったもので、神殿前で祭礼を行ったあと、神社駐車場隣の5.9aの水田に、神社の氏子代表や自治会長、また地元の人など多くの人に見守られながら、田植機で餅米が植えられました。
岡村昌男神社総代は「来年には子供たちも含めた本格的な御田植祭をやりたい」と話していました。

◆松尾神社 
 松尾神社は松阪市立野町の標高113mの山の頂上にあり、本殿まで408段の階段が続きます。頂上付近になると急な階段が120段続き、ようやく本殿に到達します。本殿のある山頂からは中部国際空港などが眺められ、また伊勢神宮、熱田神宮、橿原神宮、明治神宮、靖国神社の礼拝所も設置されています。
 
 松尾神社はもともと立野神社または立野明神と呼ばれ、神社がある立野は、平安時代の930年代に成立した「和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)」に飯高郡に属する郷としてあげられています。その立野郷の産土紙(うぶすながみ)(生まれた土地を守護する神)として大山咋命(おおやまくいのみこと)を祭ったのが立野神社であり、康保4年(967)に施工された「延喜式」(法律の施行細則)神名帳にも記載されています。
 北畠の家臣水谷刑部がこの立野に砦を構えたとき神領を寄進し、徳川宗貞も享保9年(1724)来松の節、社領四石七斗六合を免除しています。

 明治時代に1村1社を原則に神社合祀が進められ、明治40年・41年当時の松尾村村内の神社を立野神社に合祀し、名前を立野神社から松尾神社に改称されました。祭ってあるのは大山咋命を主神に28柱の神です。
 昔は京都の松尾神社と同様に酒造の神と崇められたということから、酒を醸造する人たちが信仰する神社でもあり、毎日参拝する人や、三重県内はもとより県外からも多くの参拝者が訪れます。
 神社の例大祭は毎年2月11日に行われ、地元小学生女児による奉納舞や獅子舞が奉納され、カラオケ大会やもちまきが行われ多くの人たちでにぎわいます。
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松尾地区老人の集い「亀楽会」開催される

2012-05-11 21:59:53 | 日記
 松尾地区老人の集い「亀楽会(きらくかい)」が5月11日、松阪市下村町の松阪市老人福祉センターで開催されました。この催しは松尾公民館(古市仁 館長)の主催で、毎年この時期に行われるもので、松尾地区内の老人会の会員約100名が参加しました。

 小林一好松尾地区老人クラブ連合会長らと共に私も、来賓として出席させていただきました。主催者側の公民館長のあいさつ、来賓あいさつのあと、西黒部出身の落語家 単本庵語作(北出博)さんの楽しい落語があり、午後は、のど自慢の参加者のカラオケがありました。
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大相撲夏場所が面白い

2012-05-09 15:54:30 | 日記
 史上初の大関が6人の大相撲夏場所が、今月5日から両国国技館で始まっています。大関は4人くらいが、バランスがいいのではないかと思いますが、まあ何はともあれ賑やかな場所に違いない。

 昨年はこの夏場所の代わりに、八百長問題で多くの力士が解雇処分になり、「大相撲技量審査場所」という前代未聞の名前の付いた場所となりました。それから1年、少しは落ち着いたのだろうか。今場所の6人の大関の活躍など、これからの展開に注目していきたい。
 
 日本の国技である大相撲も幕内力士の半分は外国人力士で、国際色豊かになったのは時代の流れなのだろう。世界のスポーツの中でも、これほど短時間に勝負のつくスポーツも珍しいのではないかと思うが、その分大男の激しいぶつかり合いが魅力です。

 私も鏡里や千代の山・吉葉山が横綱だった頃以来の相撲ファンです。今場所も会場は、満員御礼まではいきませんが多くのフアンも詰めかけています。かつての若貴時代のように爆発的な人気のある力士の出現を期待したい。
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日野祭と「五個荘」散策ツアーに参加

2012-05-04 08:42:20 | 日記
                    (日野祭で賑わう馬見岡綿向神社)

 松阪市の蒲生氏郷公顕彰会(高島信彦 会長)主催の日野祭バスツアーが5月3日に行われ、昨年に続き参加しました。日野祭は滋賀県蒲生郡日野町の馬見岡綿向(うまみおかわたむき)神社を中心として行われる滋賀県指定無形民俗文化財で、800年の伝統を持つ湖東地方最大の祭です。

 蒲生氏郷公顕彰会は、松阪開府の祖として崇められている蒲生氏郷公の業績を顕彰していこうとする会で、これまで講演会や氏郷ゆかりの地を訪ねるツアーを企画していますが、今回の日野祭バスツアーもその一環として行われ、蒲生氏郷公顕彰会の会員37名が参加しました。

 日野祭の会場となる綿向神社には笛や太鼓の音とともに、町内各地から続々と曳山が集まり祭りは盛り上がっていきます。昨年は17ぶりに町内16基の全ての曳山が集結しましたが、今年は前日が荒天であったためか、10基の曳山が集結しました。日野町は人口2万2千人の小さな町ですが、この日会場には老若男女、多くの人々が訪れ祭りを楽しんでいました。日野町は蒲生氏郷を通じて松阪市とは交流が深く、この日も松阪市内からもいろいろな団体が来ていました。

 会の一行は日野の町を散策するなど楽しんだ後、祭り会場を後にして昼食を取ったあと、バスで近江商人発祥の地「五個荘」に移動し、ボランティアガイドの案内で、江戸時代から明治時代にかけて建てられた近江商人の屋敷を見学しました。
 バスの中や現地で案内をしていただいた顕彰会の門さん、五個荘で案内をしていただいたボランティアガイドの皆さん、ツアーを企画していただいた顕彰会の役員の皆さんありがとうございました。
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津波で流された五月人形、広報の表紙を飾る

2012-05-02 06:40:10 | 日記
              (写真は「広報やまだ」の表紙に掲載された五月人形)
 5月に入り青葉の季節、そして鯉のぼり、五月人形の季節です。東日本大震災の被災地である岩手県山田町から、またまた嬉しい便りが届きました。以前このブログで震災の津波で流された雛人形が、仮設住宅に立派に飾られている話題を書きましたが、同じように津波で流された五月人形が今、仮設住宅の談話室に飾られ、その写真が山田町発行の「広報 やまだ」の表紙に掲載されました。

 昨年の7月、三重県災害ボランティア支援センター主催の「みえボラパック」17便の一員として、岩手県山田町に行った時に、津波で流された家具の洗浄とともに雛人形や五月人形の洗浄をさせていただきました。この家は同町の昆あや子さんの宅で、大震災の津波で家具や人形が流され、別な場所で見つかったそうです。この雛人形や五月人形をよほど廃棄しようかと思ったそうですが、知人から「せっかく見つかったのだから残しておいては」と言われ、保管されていました。

 私たちが縁あって、この雛人形や五月人形を洗浄させていただいたのですが、その時の五月人形が今、仮設住宅に飾られ、昆さんのお孫さんと一緒に写った写真が、山田町発行の「広報 やまだ2012 5月1日号」の表紙を飾りました。

 広報には写真とともに次のようなコメントが載せられていました。

 みて!かっこいい五月人形だね
 端午の節句を前に、エフビー付近仮設住宅で「五月人形」が飾られました。この人形は、同仮設住宅区長の昆あや子さん(織笠・64)の自宅で保管されていましたが、津波で流出、その後ボランティアの懸命な洗浄作業と昆さんの地道な修復作業により見事、復活をとげました。4月20日に同仮設住宅に住む祖母のところへ遊びに来た佐々木陽飛(はるひ)くん(3才)は、飾られた人形を見て「ピカピカしていてかっこいい」と話し、どっしり構える姿に見入っていました。

 この広報は、昆さんが送っていただいたのですが、お手紙の中で、
この五月人形の噂を聞きつけ役場の人が来られ、撮影やら経緯の説明に2時間かかったそうです。また団地の皆さんからも「こんなにりっぱにピカピカしてくれたんだねえ」と感心されているそうです。また私たちボランティアへの感謝の気持ちも丁寧に述べられ、私たちの復興した姿を早くお見せできれば良いなあと思いますと、結んでおられます。
 
 三重県災害ボランティア支援センター主催の「みえボラパックⅡ」がスタートしています。何とか日程を調整して、もう一度も二度も山田町に行って、昆さん達に会いたい気持ちです。
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