川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

第6回 松阪の第九 開催される

2016-10-31 11:20:31 | 日記
 「第6回松阪の第九」コンサートが11月30日、松阪市外五曲町のクラギ文化ホールで開催され、私も初めて拝聴させていただきました。このコンサートは松阪第九実行委員会(越知愛幸子 実行委員長)・松阪市・松阪市教育委員会が主催して行われるもので、今年が6回目となりました。これまでは12月に行われていましたが、同ホールの改修工事があるため1ヶ月早く行われました。

 初めに本日の演奏をする三重フィルハーモニー交響楽団によるJ.シュトラウスⅡ作曲のポルカ「夜行列車」、アンネン・ポルカの演奏があり、そのあと同楽団の指揮者である橘直貴氏による「今日の第九の聴きどころ」の話がありました。
 休憩をはさんで松阪第九合唱団の団員が舞台に勢ぞろいしました。団員は年々増えていき、今年は200人を越えたということでした。

 最後にベートーヴェンの第九、正式に言うと「交響曲第9番ニ短調作品125」の演奏と合唱がありました。
(当日関係者以外写真が撮れませんでした。関係者でブログに載せてもよい写真があれば送って下さい。)
                 E-mail:kawaguchi@tamotsu.info
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第5回深野棚田まつり開催される

2016-10-22 21:26:20 | 日記
 日本棚田百選にも選ばれた、松阪市飯南町深野の「深野だんだん田」で平成28年10月22日、「深野棚田まつり」が開催されました。この祭りは、柿野住民協議会深野支部と深野棚田保存会(栃木喜明会長)が主催して4年前から行われているもので、今年で5回目を迎えます。
 これまでは単独の祭りとして行われてきました「飯南ふれあい祭」と「深野棚田まつり」が今年から合体し、「いいな まつさかフェスタ」として新たにスタートしました。棚田まつりはこの祭りの前夜祭となります。
 この日やほとんど風のない絶好の条件でした。今年は竹の燭台とペットボトルで作った燭台4,000本の灯が灯りました。

 
 (子ともたちが造った「棚田まつり」の文字)            (サザエさんの似顔絵)

 午後4時30分、ローソクに一斉に点灯されました。やがて夕闇が迫ってくると、灯りが浮き出てきて、辺りが漆黒の闇に包まれるころ、棚田の畦沿いに設置された灯りが、畦の形を浮き上がらせました。ローソクの炎が竹筒の横穴からチカチカと風に揺れ、何とも言えない素敵な光景でした。今年も子ども達がロ-ソクで作った「フカノ棚田まつり」という文字とサザエさんの顔が闇の中に浮かび上がりました。
 この祭りの来場者は約3,000人位ではないかという事です、多くの市民が山あいの光りの祭りを楽しみました。

 第1回の祭りの会場で松阪市文化財保護指導委員の野呂修二さん編集の「日本棚田百選 深野棚田の考察」という文書をいただきましたので、全文紹介します。 
 
             日本棚田百選  深野棚田の考察

 稲作文化のなかった縄文期は別として、現在の深野の里は何時ごろより集落化したのかを調べるとき、資料があまりにも少なく疑問が多くありますが、古代の大和と伊勢を結ぶ線上に位置する地点だけに、櫛田川沿いでは比較的に古い時期より水田も開かれていたと思われます。
 江戸時代の文献に、東沖と深世古にまたがって宮城があり、氏神としてお祀りされてきた「東の宮午頭天王八王子社」の社伝に「村の草分けは700年ほど前」とされており、当時より200年を加えると約900年遡ることができ、平清盛の時代頃にはすでに集落ができていたと推測できます。
 また神路山地区の橋ヶ谷には木地屋廣という所があって、数百年以前より、数軒の生地師がすんでいたという伝承も残っています。
 その後永正7(1510)年 伊勢国司6代目北畠材親(きちか)が疱瘡(天然痘)を患って、伊勢国司職を家督の7代晴具に譲り、多くの家臣を伴い隣村の大石村字御所に隠遁しました。いわゆる大石御所と呼ばれる所です。
この際元国司の北畠材親に随行してきた家臣たちは、大石御所周辺の原野を開拓して軍事拠点の城郭や狼煙場・馬場等や、狩猟のための狩場を造ったり、家臣団の食料生産の場として荒地を開墾して農地を拡大してゆきました。(現在も地名とつて御所、馬場山、狩場、城山、矢下が残り使われています。)
 深野地区内にある宇長野は、家臣の長野左京の居城長野城があったところで、この辺りを拠点に傾斜地の荒地を開墾して、段々に田畑を作っていったのでしょう。棚田の造成はこのころより本格的に始まったと思われます。この集落は開墾者の名に因み今も「長野」と呼ばれています。
 慶長年間(1596~1615)長野城の奥詰として居住していた郷土の野呂俊光(改名前松本市太夫)は、この地が紙すきに適していることを悟り、美濃の国に赴き紙漉き職人2名を連れ帰り当地で冬場農閑期の副業として、里人達に紙を漉くことを奨励しました。
 時は移り江戸時代、元禄の世となり経済も発展し庶民のくらしも豊かになり、紙の需要も次第に増大してゆきました。ところが紙の生産には立地条件があり、今と違ってどこででも紙を生産するということができませんでした。
 当時紙生産の最適地であった深野は、そのために近在はもとより、遠くは松阪・南島・志摩方面からも、深野へ行けば紙を漉く仕事があるというので、江戸時代中頃より明治初期まで、荒地原野であった夏明地区に人家が集中して、冬場の紙が透ける時期は紙を漉き、紙すきができない夏場に食料生産の場として棚田を造成してゆきました。
 この地方の方言で、原野や荒地を切り開くことを「地明け(ぢあけ)」と呼んでいます。私はこの夏場に荒れ地を地明けして田んぼを造っていったために、地名を「夏明」としたのではないかと推測しています。
 したがって平成11年に日本の棚田百選に認定された「深野のだんだん田」夏明地区の棚田は、元禄時代頃~明治時代(約320年~130年位前)の間に造成された比較的に新しいもので、中世期の開田された長野地区などとは150年以上も後に造られたものです。
 又この夏明地区の狐岩と呼ばれている所には、深野上郷地区の旦那寺として浄土宗宝泉寺というお寺がありますが、当時江戸幕府はキリスト教を取り締まるための宗門改により、夏明地区の入植者は全戸他所4ヶ寺の門徒宗の信者で、宝泉寺の檀信徒ではありませんでした。
 しかし現在の様に交通手段が発達していなかった時代の事、普段の弔いは地区内の宝泉寺に以来をしていたために記録が残されていて、江戸中期より明治中期までの間は増加傾向にあり、これは幕府の新田開発奨励も相俟って、夏明地区の戸数増加と棚田の増加が立証されます。当時深野の戸数は250戸、内本郷100戸上郷150戸となっていて上郷集落の方が多くなっていました。
 明治末期から和紙需要の減少に伴い、夏明地区の入植者も次第に減少していきました。
               文責 松阪市文化財保護指導委員 野呂修三  
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とにかく面白かった桂文我の落語会

2016-10-19 22:09:56 | 日記
 松阪コミュニティー文化センターで10月19日、桂文我の「古事記」を語る落語会があり、友人からチケットを買ったので聞きに行きました。

 桂文我は松阪市大河内町出身で桂枝雀門下。この落語会では、日本最古の歴史書・文学書である「古事記」を落語風にアレンジして演じるもので、時々横にそれていって面白く、楽しく聞くことができました。今回が5回目で、私は前回に続き拝聴しました。これからも「古事記」の落語を続けていくということです。

 また本居宣長記念館の吉田館長との特別対談も面白く、文我自身が足の骨を骨折して救急車で病院に運ばれ、手術した時の様子を落語に仕立て、会場内は爆笑に沸きました。とにかく文句なしに面白かった。
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第19回 四五百之森コンサート開催される

2016-10-17 05:58:20 | 日記
                      (松阪太鼓の和太鼓演奏)

 松阪市殿町の四五百之森(よいほのもり)にある松阪神社(波多瀬秀之宮司)の境内で、四五百之森コンサートが10月16日行われ、私も久しぶりに拝聴しに行きました。
 このコンサートは、松阪神社奉賛会(稲垣京祐会長)が主催して毎年この時期に開催されるもので、今年で19回目を迎えました。

 
      (あいさつする稲垣奉賛会会長)               (大正琴 輝の演奏)

 松阪神社は1000年以上の歴史がある神社で、今年20年に一度の式年遷宮にあたる式年遷座祭を迎え、前日からこの日にかけて奉祝祭行事が行われました。この日のコンサートは新しく新築された、神楽殿の舞台のこけら落としを兼ねたもので、5組の演奏・合唱団が音楽を奏でました。
 稲垣会長の話では、このコンサートは20年前の前回の遷座祭のあと、新しく松阪神社奉賛会が結成されたのを契機に始まったということです。

 神社境内に吊るされた提灯に灯りがともり、かがり火が焚かれ、木々に夕闇がせまる午後6時から演奏が始まりました。この日の演奏・合唱は次のグループです。

 
       (アレグリアのフラメンコ)         (ザ・レイクス・ジャズ・オーケストラのジャズ演奏)

✦松阪太鼓
和太鼓の松阪太鼓(渥美顕二代表 会員19名)は2001年に結成し、県内外の多くのイベントを中心として活動しています。
✦大正琴 輝(かがやき)
 伊勢寺公民館で練習をしており、文化祭・老人会・介護施設の慰問や各イベントに参加しており、この日は「ミカンの花咲く丘」「高校三年生」「大阪ラプソディ」と、誰もが知っている曲を演奏されたのがよかった。
✦男声合唱団「がまの会」
 第一公民館で練習している男性の合唱団で、60歳~85歳(平均70歳)の熟年グループ。この日は「有楽町で逢いましょう」「潮来笠」「東京ナイトクラブ」など吉田正の曲を披露しました。
✦アレグリア
アレグリアは世界のダンスと語学を中心とした国際文化が学べる多目的スクールとして2001に誕生しました。この日は軽快なフラメンコやベリーダンス・ショーダンスを披露しました。
✦ザ・レイクス・ジャズ・オーケストラ
 RAKESは三重県で一番早く結成されたビッグバンドで42年の歴史があります。毎月クラギ文化ホール横の「花音」で演奏を続けているが、アマチュアのビッグバンドが毎月演奏を続けているのは日本でもここだけということです。
 またこのほか、昨年松阪神社では65年ぶりに行われたお木曳で歌われた「木遣りうた」の披露もありました。

 暑くもなく、寒くもなく、風もなく、絶好の演奏会日和で、途中降り出した雨もすぐ上がり、約200人の市民が秋の夜長を、四五百之森に繰り広げられる演奏の音色に浸りました。
 四五百之森コンサートは私のブログ「松阪市の祭り100選」に登録してあります。
 
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第7回松阪史跡めぐり11月に開催

2016-10-13 17:35:31 | 日記
                 (第1回の史跡めぐり リバーサイド茶倉で)

 第7回松阪史跡めぐりが、来月11月26日(土)に開催されます。この催しは松阪市内の歴史的・文化的遺産をめぐるもので、名勝、名山、城跡、遺跡、古墳、神社、お寺、名木、祭り、神事、食、名産などを廻って、詳しい人から説明を受けます。

 松阪史跡めぐりは松阪史跡探訪会(川口保代表 会員45人)が主催し、これまで次のように開催しました。

 第1回 和歌山街道めぐり(その1)
 第2回 嬉野方面めぐり
 第3回 櫛田川流域めぐり
 第4回 三重県総合博物館(みえむ)と伊勢街道めぐり!!
 第5回 市街地めぐり
 第6回 多気町の史跡めぐり

 第7回の今回は「和歌山街道めぐり(その2)」として和歌山街道をのぼって行き、飯南地区、飯高地区の史跡を探訪します。詳しいコースなど決まり次第報告します。
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灯りコンサート2016開催される

2016-10-08 20:39:02 | 日記
                      (ギター演奏する松野さん)

 ~ギターが奏でる秋の夕べ~。松阪市外五曲町の松阪市文化財センター/はにわ館で「第11回灯りコンサート」が開催されました。このコンサートは、灯りコンサート実行委員会(久保敦子実行委員長)・松阪市・松阪市教育委員会が主催して、2006年から毎年行われています。私も久しぶりに拝聴させていただきました。

 これまでこのコンサートは野外で行われていましたが、天候に左右されるため今は、はにわ館のロビーで開催されています。この日市民220人がつめかけ超満員で、用意された椅子が足りず、多くの来場者が立ち見の状態でした。
 
         
              (文化財センターの通路には数百本の灯りがともされました)
    
 この日の出演者は松阪市大黒田在住で松阪商業高校ギター部OBの松野世志則さんで、ボーカルとして野口克己さん、三宅由希さんが加われました。
 来場者は、松野さんの「禁じられた遊び」、「ディアハンター」、「となりのトトロ」などの澄んだギターの音色に聞き入っていました。
 「灯りコンサート」は私のブログ「松阪市祭り100選」に登録してあります。
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はにわ館特別展“氏郷の城と町”始まる

2016-10-08 16:49:35 | 日記
 松阪市文化財センター/はにわ館の特別展『氏郷の城と町』が今日から始まりました。この日「ミュージアムトーク」として、文化財センターの杉山亜有美研究員から展示物の説明があり、約30人の市民が参加しました。

 この特別展は、平成27年度の松坂城跡の調査で、新しい石垣が見つかり、これまでの城と城下町のわかったことなどの成果を報告するものです。
 展示は氏郷の生い立ち、松坂への道、松ヶ島城への移封、松坂城の築城、城下町松阪の形成などに分けられ、発掘調査で出土した城の瓦や土器などが展示されています。
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松阪飯多農業共済組合来年3月に解散

2016-10-05 19:02:35 | 日記
                     (松阪飯多農業共済事務組合)

 松阪飯多農業共済事務組合の平成28年第2回の定例会が、10月5日同事務所で行われ、私も組合議員として出席しました。この日は正副議長を選任して議事に入りました。
 松阪飯多農業共済事務組合は松阪市と多気郡内の多気町、明和町、大台町の1市4町で構成され、各市町の市議・町議の代表19人で議会が編成されています。

 松阪飯多農業共済事務組合は、平成29年3月31日をもって解散する手続きが進められています。これは現在三重県内にある7つの農業共済事務組合を解散して「三重県農業共済組合」として1本化するもので、平成29年4月1日からスタートします。

 農業共済は農作物や家畜の共済事業を行うもので、昭和22年からスタートしました。当初は各市町に1つずつありましたが、平成11年4月1日から松阪市、飯南郡、多気郡の市町組合が合併して今日に至っています。
 解散の議決は各市町の議会で行われますが、多気町、明和町、大台町はすでに終わっており、松阪市は10月20日の本会議の最終日に行われます。
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松阪市美術展覧会始まる

2016-10-01 12:03:22 | 日記
                (市展が開催されている松阪市文化財センター)
 
 第57回松阪市美術展覧会(市展)が松阪市外五曲町の松阪市文化財センターで、今日10月1日から始まりました。市展は第1部と第2部に分かれており、今日からの第1部は「絵画」、「彫刻・工芸」で10月9日まで展示されます。

 第2部の「写真」、「書道」は10月22日(土)から10月30日(日)まで同じ松阪市文化財センターで開催されます。
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