大阪市をなくし、五つの特別区を新設するという、とんでもない政治の変革を地方の1政治家が提案して、実現に向けて突き進んだ「大阪都構想」。この是非を問う住民投票が5月17日に行われ、僅差で否決された。
大阪都構想を推進しようとする維新の党と、それに反対する自民党から共産党までの他党との間で激しい論争が行われたが、ここに決着を見た。この住民投票がもし維新の党の前身の大阪維新の会や橋下氏の絶頂期の前々回の衆議院選のころであったら、違う結果が出たかも知れない。
テレビ番組の「行列のできる法律相談所」で一躍脚光をあび、大阪都知事に、そして大阪市長になって「大阪都構想」をぶちまけた。歯切れのよい語り口は小泉元首相を彷彿させ、短期間ではあったが一つの時代築いた。
橋下氏は今回の住民投票の結果を受け入れ、12月までの任期を全うし、政界からの引退を表明した。彼の口調同様、大変歯切れの良い、いさぎよい決断である。辞める辞めると言いながら何時辞めるか分からない、どこかの市長とは大違いである。
橋下氏のカリスマ性で引っ張られてきた維新の党は、彼の引退でどうなるのだろうか。みんなの党のように「親亀こけたら皆こけた」ということにならないように願いたい。
大阪都構想を推進しようとする維新の党と、それに反対する自民党から共産党までの他党との間で激しい論争が行われたが、ここに決着を見た。この住民投票がもし維新の党の前身の大阪維新の会や橋下氏の絶頂期の前々回の衆議院選のころであったら、違う結果が出たかも知れない。
テレビ番組の「行列のできる法律相談所」で一躍脚光をあび、大阪都知事に、そして大阪市長になって「大阪都構想」をぶちまけた。歯切れのよい語り口は小泉元首相を彷彿させ、短期間ではあったが一つの時代築いた。
橋下氏は今回の住民投票の結果を受け入れ、12月までの任期を全うし、政界からの引退を表明した。彼の口調同様、大変歯切れの良い、いさぎよい決断である。辞める辞めると言いながら何時辞めるか分からない、どこかの市長とは大違いである。
橋下氏のカリスマ性で引っ張られてきた維新の党は、彼の引退でどうなるのだろうか。みんなの党のように「親亀こけたら皆こけた」ということにならないように願いたい。