川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

松阪市議会5大ニュース

2009-12-31 20:56:33 | 日記
 平成21年が暮れようとしています。国の政治においても松阪市の政治においても激動の1年でありました。国政では選挙により政権が交代するという日本の政治史の残る大きな変革がありました。松阪市においても若い山中市長が誕生して注目が集まりました。
 昨年に続いて今年の松阪市議会5大ニュースを独断で選定しました。

◆市議会議員の報酬削減案否決(5月議会)
 6月19日、松阪市議会5月議会で山中市長が提出した「市議会議員の報酬の削減案」は議員側から出された修正案が可決され、市側から出されていた削減案が否決されました。この日「市議会議員の報酬の削減案」と同じく「副市長の2人制案」、「教育長の給与削減案」、「常勤の監査委員の給与削減案」の4つの議案が否決されました。これまで市から出された議案が本会議で否決されることは今まであまりなかったそうです。
 
◆第2回松阪市議会議員選挙(7月)
 新松阪市になって2回目の松阪市議会議員選挙が7月26日行われ、即日開票の結果、30人の新松阪市議が決まりました。投票率は59.84%で前回を2.86ポイント下回りました。今回の市議選は議員定数が4減の30に対して、41人が立候補していました。
 当選者30人の内訳は、現職24人、新人5人、元職1人で、党派別では民主1人、公明3人、共産3人、無所属23人でした。

◆水谷議長、中島副議長誕生(8月臨時議会)
 松阪市議会8月臨時議会は8月12日開催され、議長、副議長、議会選出監査などが決められました。
 この議会には7月に行われた市議会議員選挙で当選した30名の議員が出席しました。この中には始めて議場に入った新人議員4人も緊張したおもむきで出席していました。
 議長選挙は投票で行われ水谷晴夫議員(真政会)が選出されました。また続いて行われた副議長選挙では中島清晴議員(市民民主クラブ)が選出されました。議会選出の監査には西村友志議員(公明党)が選出されました。

◆副市長2人制案3度目の上程で可決(11月議会)
 11月議会最終日の12月18日に、副市長の2人制案の議決が行われ、賛成20×反対8で可決されました。副市長の2人制は6月議会、9月議会で否決された議案でしたが、異例の3回目の上程でした。

◆議員提案の市議会議員の報酬削減案否決(11月議会)
 松阪市議会11月議会で会派「あかつき会」が議員提案として出した市議会議員の報酬削減案は賛成7対反対22で否決されました。市議会議員の報酬削減に関しては、来年招集される予定の特別職報酬等審議会の場に議論が託されることになります。

 今年も私のブログにアクセスして下さいましてありがとうございました。来る新しい年もよろしくお願いします。

                       松阪市議会議員   川口 保
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副市長案可決、議員報酬削減案否決

2009-12-18 21:12:58 | 日記
 松阪市議会11月議会は今日12月18日、最終日を迎えて閉会しました。今議会の会期は15日まであったが追加議案があり延長されました。
 今議会では注目された議案が2つありました。1つは副市長の2人制の議案、もう1つは会派「あかつき会」が議員提案として出した市議会議員の報酬削減案でした。

 副市長の2人制は6月議会、9月議会で否決された議案でしたが、異例の3回目の上程でした。この議案に関しては事前の全員協議会で質疑が行われていたので、議会ではあまり議論が行われませんでしたが、市議会議員の報酬削減案では議会、委員会とも激しい議論が行われました。議員提案の案件のため、提案議員に対して他の議員が質疑するという議員同士で議論が行われました。市から出される議案に対しても、時には議員同士の議論もいいのではないかと思います。

 今日の議決で副市長の2人制は賛成多数で可決されました。また市議会議員の報酬削減案は賛成7対反対22で否決されました。市議会議員の報酬削減に関しては、来年市長が招集するであろう特別職報酬等審議会の場に議論が託されることになりそうです。
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奇祭「岡本火祭」開催される

2009-12-15 22:54:11 | 日記
 今日12月15日、松阪市岡本町の明神社跡の山の山頂で恒例の「火祭り」が行われました。この火祭りは昔、堀坂山に住みついた大蛇がこの村に出没し村人に危害を加えたとき、村人が松明を焚いて大蛇を退治したとの言い伝えからこの祭が行われています。

 岡本町は堀坂山から山続きになっており、この大蛇は尾根伝いに岡本に現れて村人を呑んだり、危害を加えたりしていた。このとき村人の老人の夢枕に神のお告げがあり「大蛇を退治するには村人全員が松明を焚いて、一斉に大蛇にめがけて投げつければ大蛇は間違いなく退治できる」と告げられた。老人はこのことを村人に伝え、村人全員で実行したところ大蛇を退治できた。そこで村人は大蛇を退治できた陰暦11月1日(現在では太陽暦12月15火)に火祭が行われるようになった。

 山頂の広場の中央に大火を焚き、お神酒と各家から持ち寄った薄くのばし直径30cmもある餅を神前に供え、お神酒を酌み交わす。祭の最後にはこの餅が来場者にまかれ、太鼓の音とともに、火のついた松明をもった地区の人たちが広場の周囲三回回り、最後は大蛇に見立てた中央の大火に松明が投げ込まれる。

 この祭りは戦時中昼間行われたことはあっても中断されることなく続けられてきましたが、明治の中期頃一度中断された年がありました。するとこの年に岡本で火災が発生し、「これは家を焼いて火祭りの代わりにされたのだ」と恐れ、火祭りを再開することになり、その後は中断されることなく続けられています。岡本町ではその後この火事以外の火事は記録がないと言われています。
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学童保育まつおキッズクラブクリスマス会

2009-12-12 16:29:24 | 日記
 今日12月12日、松阪市丹生寺町の学童保育クラブ「まつおキッズクラブ」の運動会&クリスマス会が松尾小学校体育館と学童保育クラブの教室で行われました。この会には毎年お声がけをいただき参加させていただいています。

 松尾キッズクラブは学童保育としては市内でも早く開設して、今年10年目を迎えます。このクラブには小学生1年生から6年生まで39人の児童が加入しています。この日はこの児童たちのほかクラブの卒業生や幼稚園児も混じって楽しい会が進められました。

 体育館で行われた運動会ではお菓子くい競争などが行われ、場所を教室に移してのクリスマス会ではクイズや劇、またジングルベルのコーラスが行われ、最後のビンゴゲームでは大いに盛り上がりました。
 私もお菓子やケーキ、ジュースなどいっぱいおみやげをいただいて帰りました。
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市議会議員報酬削減で激しい論戦

2009-12-11 02:24:27 | 日記
 松阪市議会11月議会で会派「あかつき会」が提出した市議会議員の報酬5%削減の議員提案に対して12月10日の本会議で激しい議論が行われました。議会では通常議員が質問して理事者側(市側)が答弁するかたちですが、議員提案の場合は議員が質問して発議者である議員が答弁する変則的なかたちになります。

 この日朝10時から始まった議会は、始めに市側が上程した副市長2人制について質疑が行われました。この議案は先日全員協議会で説明がなされていたこともあり3人の議員が市長に対して質疑したのにとどまり約30分で終わりました。その後、市議会議員の報酬削減についての質疑が始まりました。

 今回の市議会議員の報酬削減案提案の理由の説明では、「アメリカのサブプライムローンに端を発した日本経済の不況により、松阪市の財政が圧迫されており、議員としても歳出削減に努力する必要がある。三重県政策部統計室消費・労働統計Gにおける民間企業の給与を基準に5%減額を提案する。減額期間は平成22年4月1日から(現議員の任期である)平成25年7月31日まで」としている。

 発議者であるあかつき会の答弁は、主に会派の幹事長である田中祐治議員が応じたが、指名がなされた場合は各議員が答弁した。この会派6名のうち新人議員が3名、元議員が1名いて、なれぬ答弁にとまどいも感じられた。
 午前中は理事者側の部長など立ち会いで質疑が行われていましたが、議員同士の質疑で理事者側は必要なく、午後からは市長、副市長、総務部長を残し他の部長は退席して職務に戻りました。そのあとあかつき会の希望により6人の議員は理事者席に着き、再び質疑が続けられました。

 今回私も含めて7名の議員が質問しましたが、主な論点は次のようなものでした。
1)提案理由について
2)削減幅の「5%」の根拠について
3)人事院勧告及び特別職報酬等審議会の答申との関係について
4)施行期日を4月1日にした根拠は
5)報酬削減のために実施した川西市、明石市への視察のあり方について
6)学識経験者との会談について
7)報酬審議会委員を務めるであろう連合自治会長との会談について
8)市議会議員の報酬削減が及ぼす影響について
9)市議会議員の報酬の位置づけについて

 この議論では議案の内容における激しい議論のほか、発議者である会派の準備不足や認識不足、また会派内での意志の疎通不足などが指摘されました。議論の途中で質問と答弁がかみ合わず時々中断もありました。議会が終わったのは午後5時過ぎでした。

 議員提案では1つの新しい法律をつくる事になり、これにより影響するあらゆる事柄に対する配慮や充分な議論・準備が必要であることを改めて感じました。また議員提案の難しさも改めて感じました。
 議員提案は議員が行政を動かしていく重要な手段です。今回議員提案というかたちで出されたことは評価したいと思います。私も以前議員提案を出したことがありますが、全ての会派で充分議論がなされて出す議員提案はいいのですが、一部の会派、一部の議員で出す議員提案の難しさを改めて感じた今日の議会でした。
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第3回中心市街地意見聴取会開催される

2009-12-05 20:46:47 | 日記
 松阪市の中心市街地の活性化をどのように進めていこうかとする「第3回 中心市街地市民意見聴取会」が今日12月5日、松阪市魚町の松阪市産業振興センターで開催されました。この日はアドバイザーとして出席された三重中京大学の芹澤高斉准教授、三重短期大学の岩田俊二教授、中心市街地商業活性化アドバイザーの中谷泰氏がそれぞれの専門分野でアドバイスを加えました。また市側から山中市長を始め担当部長などが参加しました。
 今回は9月に行われた中心市街地活性化市民アンケート結果の発表のあと、過去2回の意見聴取を踏まえて、市から中心市街地の再生に向けた新しい再生案が示されました。

 それによると
理念として『「食」を感じよう! 「歴史」を温めよう! そして、「人の心」をつなげよう!!』
施策としての4つの取り組みが示されました。
①《歴史》“氏郷”と“豪商”のまちを語り継ぐ
       ~歴史の物語を温めるまちづくり~
②《商業》来て・見て・買って 21世紀の「楽市楽座」
       ~賑わい活力のある元気な商店街づくり~
③《食》 日本一のグルメタウンを感じよう
       ~松阪グルメを感じさせる食の魅力づくり
④《駅》 集い・ふれ合い“松阪駅”
       ~松阪駅周辺のリニューアル~

 市長は来年度からこの計画を実施に向けて動き出すということであるが、市だけではできないもので、民間がどれだけ協力・参加してくれるか、またどれくらいのお金がかかるのか、その財源をどうするかなどがこれからの課題であります。
 今回第3回目であったが、第1回目の聴取会の参加者は約100名、第2回目は約80名、今回の参加者は約70名でだんだん減ってきました。また参加者の約半数は市職員や市議会議員でした。また来て頂く市民はいつも同じ顔ぶれで、もう少し多くの市民の参加があればよかったのではないかと思う。

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広域消防管内視察

2009-12-02 18:33:53 | 日記
 今日2日、松阪地区広域消防組合の管内視察が行われ、山中市長、水谷議長をはじめ組合議員18名が参加しました。
 今日は松阪市嬉野権現前町にある新装された松阪北消防署庁舎を見学し、中川所長から説明を受けました。そのあと北署署員による交通事故救急の訓練の様子を見学しました。
 北署の旧館は昭和49年に建築され、平成17年の合併で松阪市に移管されました。新庁舎は平成20年11月から工事にかかり、平成21年10月21日完成しました。建築面積は449,62㎡、総工費1億4930万円の鉄骨造り2建てです。
 
 この後場所を大口港に移し、水難救助隊の訓練の様子を見学しました。松阪広域消防の水難救助隊は平成16年3月に発足しました。この隊は管内の河川や池、また海などで発生した水難事故に迅速・的確に対応し救助活動をするものです。県下9消防本部で水難救助隊が組織されていますが、松阪広域消防の救助隊はトップレベルの技能があり、水深20mまで潜れるのは松阪消防だけということです。平成18年2月、水難救助隊専用車両も導入され、救助に必要なウエットスーツや空気ボンベなどの救助機材が備え付けられています。
 今日は大口港に釣り人がはまったという想定で訓練が行われ、隊員のきびきびした救助活動の様子を見学しました。
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