川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

岡本の火祭り

2008-12-15 20:52:41 | 日記
 今日12月15日、松阪市岡本町の明神社跡の山の山頂で恒例の「火祭り」が行われました。この火祭りは昔、堀坂山に住みついた大蛇がこの村に出没し村人を呑んだり、危害を加えたとき、村人が松明を焚いて大蛇を退治したとの言い伝えからこの祭が行われています。

 山頂の広場の中央に大火を焚き、お神酒と各家から持ち寄った薄くのばし直径30cmもある餅を神前に供え、お神酒を酌み交わす。祭の最後にはこの餅が来場者にまかれ、太鼓の音とともに、火のついた松明をもった地区の人たちが広場の周囲をまわります。

 この祭りは戦時中昼間行われたことはあっても中断されることなく続けられてきましたが、明治の中期頃一度中断された年がありました。するとこの年に岡本で火災が発生し、「これは家を焼いて火祭りの代わりにされたのだ」と恐れ、再び火祭りを再開することになり、その後は中断されることなく続けられています。

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たばこの税収と経済損失(2)

2008-12-15 07:18:13 | 日記
 たばこの税収と経済損失(1)で喫煙関連疾患による労働力の損失は5兆8000億円と試算された。この中には喫煙時間による経済損失は入っていないが、私なりに労働時間の損失を試算してみる。

 仮に仕事中に1日10本たばこを吸う人がいるとする。10本より少ない人もあれば多い人もあるだろうが、仮に10本とする。次ぎに一回の喫煙時間を10分とする。たばこを持って所定の喫煙場所に移動し、喫煙をして、もとの職場に戻る時間である。これも10分より少ない人もあれば多い人もあろうが、仮に10分とする。

 この計算では1日100分間たばこを吸っていることになり、これは1日の就業時間640分の約1/6となる。実に労働時間の6/1はたばこを吸っていることになる。1年12ヶ月では6/1の2ヶ月間となり、この2ヶ月間はたばこを吸っていて給料をもらっていることになる。年収600万円の人であればこのうち100万円を事業主は、仕事をせずにたばこを吸っている労働者に給料を払っていることになる。

 この試算の1日10本、1回10分は少し多いとしても、1年間の日本中の喫煙時間による労働力の損失は莫大な金額となるであろう。
コメント (1)
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