フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

電話

2014-07-14 22:19:24 | Weblog
今日は珍しく、体面のインタビューではなくて、電話でのインタビューがありました。まあ、気心がしれた歌手でしたのでそれほど困りませんでしたが、全く知らない相手との電話インタビューはちょっと緊張します。表情が見えないので相手の気持ちを推し測ることが出来ません。ですから、この質問をどう受け止めているのか判断出来ないのです。ひょっとして嫌な質問かもしれませんね。体面ですと、さらっと次の質問に移れますが電話だとそうはいきません。
ところでインタビューというか、人と話す時には「ミラーリング」というテクニックが必要です。この「ミラーリング」は相手の表情に聞き手も合わせるという、つまり鏡になれというテクニックです。相手が悲しげに話しているのにこちらがニコニコしていたら気を悪くしますよね。逆に、相手が嬉しそうに話しているのに不満そうな怒った顔で聞いていたら話が続かなくなってしまいます。相手に合わせる「ミラーリング」のテクニックは話を弾ませるのに必要です。電話だとそれが出来ないから難しいインタビューになってし
まうのです。