土壇場

ああ、とため息が出るような敗戦が続いているドラゴンズです。新鋭濱田投手の攻守にわたる活躍もみのりませんでした。思えばこの巨人との三連戦、今一歩及ばないというゲームばかりでしたが、やはり土壇場におけるチーム力の差が出たと思いますね。
土壇場とは、文字通り土を盛って築いた壇のことで江戸時代にはこの土壇場を刑の執行に使ったという意味から、どうにもならない場面や最後の決定的な場面を言うようになりました。ですから、投手側からいえばここを踏ん張ればという場面で打たれる、バッターの側からいえば、ここで打てば得点が出来る決定的なところで打てない、もちろん両チームともあるんですが、やはり土壇場で力を発揮した回数は巨人が圧倒していました。これはよく精神力にたとえられますが、やはり核心をついている言葉です。ドラゴンズの投手もバッターも特に若い選手にそんな弱さが垣間見られます。そんな中で精神力が強い投手と私が見ている吉見投手が戻ってくるのが私の拠り所です。