豆の育種のマメな話

◇北海道と南米大陸に夢を描いた育種家の落穂ひろい「豆の話」
◇伊豆だより ◇恵庭散歩 ◇さすらい考
 

メヒコの旅,君は「国立人類学博物館」を訪れたか

2011-09-24 16:52:53 | ラテンアメリカ旅は道連れ<南米旅日記>

その土地の博物館や美術館を訪れるのは,旅の楽しみの一つでもある。メキシコシテイでは,国立人類学博物館(Museo Nacional de Antoropologia)を是非訪れたい。テオテイワカン,マヤ,アステカなどの遺跡の発掘品が選りすぐって陳列されている。メキシコ古代文明を集大成した,世界有数の規模を誇る博物館である。

市街地西方のチャプルテペック公園の一角にあり,メトロ7号線でのアクセスが便利。エントランスを入ると,シャワーの塔が入場者を歓迎。シャワー越しに眺めると,パピルスの池を中心にした中庭があり,中庭を取り囲むように展示室が配置されている。

 中央正面の部屋は,メキシコ考古学上最も有名な太陽の石(アステカ暦)が飾られたアステカ文明を紹介する部屋であるが,右手の第5室テオテイワカンから,第6室トルテイカ,第7室アステカ,第8室オアハカ,第9室メキシコ湾岸,第10室マヤと順を追って見学するのが良いだろう。その他にも,西部,北部遺跡の部屋,民族学フロアなどある。

 第5室から第10室まで一気に回るのは大変である。カフェテリアで休憩,或いは昼食をとって午前と午後にかけて見学するほどのボリュームがある。正直なところ前知識のない見学者にとっては陳列品を十分理解できないだろう。この博物館で予習してから遺跡を訪ね,遺跡巡りの後資料を紐解き,博物館を再訪する。そのくらいにして初めて,メキシコ古代文明の一端が理解できるのではないかと思う。見応えのある博物館である。

 

Img_1668web Img_1659web

Img_1678web 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする