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麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

消ゆる東京と大阪

2014年04月02日 | 身辺雑記
三月末「東京労演」が活動を終えた。
一般の方々には、なんのこっちゃだろう。

演劇界、特に新劇と関係の深い
「演劇鑑賞会」が全国に150弱、
北は北海道から南は鹿児島まで
43都道府県に会員組織として在り、
民主的活動を続けている。

その中のひとつが「東京労演」。
東京はでっかいから、他にも
「ねりま演劇を観る会」
「板橋演劇鑑賞会」
「演劇をみる会/あさかわ」等
区部に留まらず市部にまで広がる。
その連名から「東京」を冠した
一番古い団体の名前が消える。

1949年「大阪労演」の誕生が
「演劇鑑賞会」の始まりとなる。
しかし、その団体は既に7年前に
その扉を閉ざした。

現在も大阪には阪南市と岸和田市に
「演鑑」は存在するが
「大阪」は冠されておらず、
つまり驚くべきことに東京、大阪の
二大都市の名前がなくなったのだ。

前段43都道府県と書いた。
ちなみに「演鑑」がない県は
茨城、福井、沖縄である。

***

プロ野球。
昔は東京をフランチャイズにするのが
巨人、ヤクルト、日本ハムと三つ、
大阪にも阪神、阪急、南海があった。
今は半数になった。

プロサッカー。
ヴェルディとFC、二つの東京と、
ガンバ、セレッソ、二つの大阪。
今季はヴェルディ以外がJ1で闘うが、
昨季はFC東京以外がJ2のピッチにいた。

今更「地方の時代」でもないが、
大都市集中じゃないってことが
「なんのこっちゃ」な小さな終焉から
浮き彫りになったような気が、
しないでもなくもなくはない。

***

神田駅西口を出て商店街へ。
佐竹稲荷の小さな社を過ぎ、
神田外語学院の路地も越えて
次の角、いろは鮨を右折。
雑居ビルの一階の事務所。
何度もお邪魔したな……。

長い間、お疲れ様でした。


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