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麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

ききせまる

2014年04月20日 | 身辺雑記
今年はとにかく「再会」の年だ

15日に大学時代の友人と会った。
前の週に携帯が鳴って、
僕は呑み場にいたので内容が
少々聞きづらくはあったのだが…。

「死にかけた」という言葉は
しっかりと耳に入った
「池袋に入院していた」というのも。

大学は埼玉の朝霞と東京・白山に
キャンパスがあって「池袋」は
二つを繋ぐターミナルだったから
色んな思い出に彩られた街でもある。
場所はすぐ決まった。

せっかくなので数人に声掛けしたが、
急なこともあり捕まったのは一人。

安い焼鳥屋で詳しい話を聞いた。
大動脈なんちゃら破裂っていう
《危機迫る》話で、やばかったらしい。
「いや、まじ、フェニックスや、わし」
生まれも育ちも、そして今も
埼玉に住んでいるのだが、
暫く大阪で仕事してた影響で
へんてこりんな関西弁を使っていた。

今回ぶち切れたのは背中らしいが、
頭の血管から血が漏れ出て、
脳内に溜まり、それを頭蓋骨に穴あけて、
血の塊を抜いたのが大阪での話。
二年前なのだと言う。

「不死身なんやけど一箇所ここ、
例えばこの串で刺したら、わし死ぬねん」

奴と会ったのは何年ぶりだろう。
子供ができたことを俺は知らず、
向こうは俺の結婚を知らなかったから
やっぱ十年前後は経っているのか?


「すげえ太ったからダイエットもして
今回の入院中、栄養士さんからも
普段の食生活、滅茶苦茶誉められたし、
色んな数値もまじ二十代って医者も言うよる。
ただ血管だけ七十代なんよ~、
でもしゃーない、これは遺伝やんか」
と。
奴は酒は一杯、煙草は絶対NGとなり、
俺と消防士がビール数杯ののち、
マッコリのボトルに移る中、
烏龍茶なのに二人よりハイテンションで
吠えまくった(乾杯ビールは飲んだ)。

やがてボトルは空いたが話は尽きないので
二人は仕方なく熱燗へと移行

病気以外にも、奴の仕事の話が
(いやむしろ「噺」と漢字表記したい)
超絶に面白かったのだが、残念ながら
ここでは書けません

まあとにかく一言でいえば
《鬼気迫る》内容であった。
      
裏社会、豪快っす・・・。

タクシーで上野に行ったのは何時だろう?
まだてっぺんは越えてなかった…。
奴の行きつけのスナックに行き、
俺と消防士はチェーンの居酒屋で目覚めた。
たしか三時くらいに奴は一人消えたのだ。

始発の山手線。
我々は二十代の学生から中年の社会人に
「心の着替え」をしながら吊革を握った。
コメント (2)
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