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麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

98円

2013年07月27日 | 身辺雑記
スーパーに晩酌の肴を買いに行った。
鯵の刺身が激安の「98円」
少し離れたところに並ぶ竹輪より安い。

客を呼ぶための「目玉」って訳じゃなく
最初は398円でケースに入った様子。



重ね張りされたシールを剥がしてみた。
うまくいかなかったが・・・
まず20%引きが貼られて、
40%引き、半額と重ねられ、
ついには「300円引き」となった。

彼らの身になって考えてみる。

「定価」の時代。
主婦に拾われる仲間を「頑張ってな!」
と笑顔で見送る。
一人減り二人減り……
頭に「20%」や「40%」をつけて
出て行くの面々にも「俺達も続くぞ」と
まだ意気軒昂。

「半額」の刻印。まだ残る面々に
「いいか下を向くな。鮮度を落としたら
それこそ負けだぞ!」と励まし、
出番を待つ。

が、ついに最後のラベル。
これは流石にモチベーションが下がる。
それでも諦めずに待つ。

そんな想像をしてるうち、少し不憫になり、
刺身を買う予定はなかったが、
手が伸ばし、黄色い籠に収めた。

それにしても、まあ随分とこまめに
金額をかえたものだなあ~。
他の商品はせいぜい多くて二段階。
いったい鯵にどんな事情が???と
少し思いながら、一割引きの厚揚げと
定価のアルコールを購入した。

デフレ・スパイラル本当に終焉するのか。
コメント
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