麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

「船」を見に行く

2013年07月24日 | 身辺雑記


新木場に行く用事があったので
少し足を伸ばして船を見に行った。

第五福竜丸。
はじめて訪れた。


こんな建物の中に船がまるまる
飾られている。


館内の階段を上がれば
甲板を望むこともできる。
その他、資料展示に関連書籍の販売、
エンジンは外に飾られていた。


その先はすぐ海。
ビニキ環礁まで連なる海だ。

記帳のノートを見る。
毎日欠かさず訪問者がいて、
団体が多かった。
夢の島周辺には競技場に野球場、
熱帯植物園や宿泊可能な
スポーツ文化会館等もあって、
その道すがら立ち寄る者も多いよう。

話が前後するけれど。
「開館中」の札が掛かり
ドアも開いていたので、中に入った。
その日は、掃除機の音がするばかりで
僕一人の貸切状態。
途中「暑いですね。ごめんなさい
今クーラーいれます」と清掃の女性。
「いや、大丈夫ですよ」と答えたが、
掃除機の数倍の轟音が響き始めた。
随分旧式の冷房の立ち上がりの音。

帰り際に気づいたのだけれど。
開館時間は九時半で、僕が到着したのは
それより少し前だった。
外の掃除に取り掛かっていた女性に
開館前の入館を詫びると、
彼女は何の問題もないと汗を拭った。

蝉が元気に鳴き、
気温はもう30度に迫っていた。

猛暑は続き、当然電力量も増す。
そして原発再稼働の声。

1954年3月1日、アメリカ水爆実験により
被災したマグロ漁船は、今
何を思い、佇んでいるのだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする