Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

東京すし屋巡り すきや橋 次郎 六本木店

2010-12-20 13:54:51 | Restaurant/Bar/Cafe
東京滞在最終日、
暖かかったので西麻布の宿からてくてく歩いて六本木ヒルズ。

この日のランチはヒルズにある、
すきや橋次郎。

銀座の名店、すきやばし次郎の支店です。
かの有名な鮨職人、小野二郎さんの次男さんが握っていらっしゃいます。

実はこの日の夕方には本店のほうに伺うことになっていて、
なんと恐れ多くも本店と支店を食べ比べちゃおうという目論みです。

11時30分に店内に入ると、
大将の目の前に通されて30分以上マンツーマンでした。

この日は真剣にお鮨と対峙する覚悟でしたので
お茶をいただきながら、
握りしかでない本店に合わせて支店でも
握りのみお任せで、とお願いしてスタートです。

写真なしです。

ヒラメ:上質、だけどかなり冷たい。
スミイカ:冷たくてやや硬い。
サヨリ:短く切って握るバージョン
赤身:これも冷たい
中トロ:温度ちょうどよく、ネタ自体もうまい。
コハダ:厚い。薄くなるように包丁入れて握っているけど
    それでもまだ厚くてシャリとの食感バランス悪い。
赤貝:フルーティでウマイ
車海老:デカイ、固い、ぬるい。2つに切ってあってもまだデカイ。
    シャリだけ早くなくなっていつまでも海老を咀嚼・・・。
ウニ軍艦:でっかい紫ウニがてんこ盛り。ウマイ。
〆サバ:フツウ。
イクラ軍艦:ちょっと張りのないイクラ。
      でも柔らかくて軟口蓋でプシュッと全部つぶれた。
      味付け薄くてよい。鶏卵の黄身のような味。ウマイ◎
穴子:ウマーイ!◎ ツメはさらさらしている。

あと玉子で一通りですが・・・
といわれ、
以下を追加しました。

煮ハマグリ:固くてたくさん噛まなきゃならなかった。
大トロ:脂っこくないって大将力説してましたが、
    ちょっと脂っぽかった・・・
煮シャコ:メス。長くてデカイシャコを握って半分に。
     半分にしても長いので口に一気に入らず食べにくかった。
     シャコもやや硬い感じ。子持ちのメスだからしょうがない。
かんぴょう巻き:ウマイ。
おぼろ巻き:ウマーイ。次郎系の朧を堪能。

そして、
玉子:長崎のカステラみたい。しっとりしている。
   ジュワッとはしていないけどこれはこれで好き◎


すんごいお腹一杯になっちゃいました。
巻物2つ追加したらビックリされちゃった。
だって、夜の本店では
混み具合によっては追加とかしにくいかもしれないから、
次郎系の味を堪能しておかなきゃって思ったんだもの。

ネタのいくつかで温度がガッカリでした。
でも、
ここで感動したのはシャリのほぐれ方です。
一番最初のひらめを食べたとき、
冷たいことよりもシャリがはらっとほぐれたのにビックリして
思わずニヤッとしてしまいました。
よく鮨レビューなんかでシャリのほぐれについて書かれていますが、
いままでイマイチよくわからないな~なんて思っていたんです。
でも初めて体験しました。
口にお寿司を入れて口を閉じた瞬間にシャリがはらっと崩れて
米粒たちが自由に口に広がります。
わわ~・・・感動しました。

米の炊き方は結構固めです。
シャリの味は塩が立つでも酢が立つでもなくバランスいい感じ。
ん~でもちょっと酢のほうが強いのかな。
よく次郎のシャリは
酸っぱ過ぎるとか酢でシャバシャバだとか言われますが
私はそんな風には感じませんでした。

お寿司の形は当然ながら「青空」のそれと似ています。
っつか、青空のが次郎に似てるって言うのがホントでしょうけどね。
要するにスポーツカーのように背が低いタイプ。
大きさは最近流行の多くのすし屋のものよりはやや大きめです。
なにかで次郎さんが、
シャリは少し大きめのほうが寿司らしくていいとか言ってたのを
見たような気がします。

コチラの大将は先にも書いたとおり
小野二郎さんの次男さん。
本店で握る次郎さんと長男さんと違って
次男さんは結構喋るっていう情報でしたが
ホントにいろいろ話してくださいました。
しばらくマンツーマンだったのでね・・・。
まあ大半は自分のお父さん(二郎さん)がいかにすごいかって話、
あとはマグロの話ですかね

途中でうるさい芸能人のグループが入店してきて
店の雰囲気一転しましたが、
しっかり私のケアもしてくださいました。

鮨の温度に関してはガッカリな結果でしたが、
シャリに関しては私に新たなインスピレーションを与えてくれた、
貴重な体験となりました。


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