Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

リベンジ富士登山! 1日目その① おし街さんぽ

2014-09-12 20:29:32 | Travel
9月2週目の敬老の日連休、
金曜日に有給休暇をとって4連休にしちゃいまして、
富士登山に行ってまいりました

北海道マラソン、トムラウシ登山、そしてこの富士登山と
3週連続でわたしにとっては大きなイベントの連続


富士山には昨年も妹といっしょにチャレンジしました。
登山ツアーに参加したのですが、
本8合目まで行って、台風による風雨の強まりによりピークアタックは中止

この時は私自身も5年ぶりの富士で、
登山歴が浅い妹も一緒ということで、
何かあった時のためにガイドについてもらった方が安心ということでツアーにしたんですが、
厳しい山であるがゆえに他人のペースで動くことのストレスが強くて・・・

ということで、
昨年の反省など踏まえて今年はツアーではなく個人登山で行くことにしました


今年の早い時期から富士山本8合目の山小屋を予約し、
ルートなどしょっちゅう相談し、
妹も昨年の反省を踏まえてトレーニングに精を出していました。

わたくしも富士山についてお勉強




その姿勢を神様がみていてくれたのか、
今年はお天気に恵まれました


金曜日は移動日。

まずは朝の便で東京へ

とても良いお天気で、東北の海岸線がきれいに見えました。

松島、石巻あたり。

羽田から新宿に移動し、妹と合流。
そこから特急かいじに乗って山梨県大月市へ。
そこからは富士急に乗り換えです。


富士急大月駅。


フジサン特急に乗ります



めんこい車体、気分が高まります


そしてお昼過ぎ、富士吉田市の富士山駅へ。


今年は登山だけではなく、世界文化遺産としての富士山信仰についても学ぼうってことで、
周辺を少し歩いてみることにしました。


ここで富士山信仰についてちょっとご紹介

富士山は、
古来より噴火の猛威を振るう火山として人々に畏敬の念をもって崇められ、
山頂には神仏が住む霊山として山岳信仰の対象とされてきました。
繰り返す噴火を鎮めるために浅間大神を祀ったのが浅間信仰の始まりとされています。

富士山信仰の当初の形態は、麓から山体を仰ぐ遥拝信仰でした。
平安時代以降は
仏教の影響により修行のために山内に分け入る修行者が増え、
遥拝の山から修行の山へと変化しました。
中世になると
修行者以外にも富士山を信仰して登山する人が増えてきました。

富士山信仰が一般的に受け入れられたのは、
室町時代末期に
長谷川角行が富士信仰を独自の教えをもってといたことからとされています。
その後の弟子たちの活躍により、
江戸時代後半、富士講として隆盛を極めました。

関東からの富士道者は、
甲州街道をたどり大月宿から富士山北面の吉田口へと到着し、
宿泊ののち翌日に浅間神社へ参拝し山内へと踏み出しました。

富士信仰とともに栄えてきた富士吉田市では、
その歴史を学ぶことができる施設が多く存在します。




金鳥居。
向うに富士山見えるはずなんだけどなー
この日は富士山雲隠れです

ここから北口浅間神社までの道沿いには、
富士道者が宿泊した「御師坊」が軒を連ねていました。

御師(おし)とは、浅間神社の神職の資格を持つ傍ら、
富士山に登る道者たちを迎え入れて食事や宿泊を提供した人のこと。

江戸・明治時代には
86軒もの御師の住宅「御師坊」がこの通り沿いに軒を連ねていました。

富士スバルラインができて5合目まで車で行けるようになってから、
多くの御師が廃業したそうですが、
2軒ほど宿を続けている御師がある他、
資料館として内部を公開しているところもあります。

それがこちら、
御師 旧外川家住宅です。



内部は写真禁でしたが、
ガイドさんが丁寧に富士山のこと富士講のことなど説明してくださり、
大変勉強になりました。


さて、昔の富士道者たちがたどった道をたどり、北口本宮富士浅間神社へ。


大門口。



参道。



大鳥居。



太郎杉と拝殿。


明日の登山の無事をお祈りしました。


右奥に富士北口登山本道があります。



毎年山開きにの前の日には神事が行わるるのだそうです。

いつかここから登山をしてみたいですね


もう少し先にいくと大塚丘があります。

ここは、
日本武尊が東征の折り、富士の霊峰を遥拝したと言われるところです。


ここをずっと歩いていくと馬返し、そして本格的な登山道となります。




さて、富士山信仰について少し学びまして、
富士山に登る心構えが整いました。


この日はこれから富士山の5合目まで路線バスで移動し、
約2300mの5合目で1泊して、高度順応します。


つづく。





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