最近になってようやく再発されたPhil Moore IIIの傑作アルバム。なんて言うのかな?ブラジリアン・ジャズ?でもジャズというには少し土着的過ぎる気もするし・・・。あえて言うならばグッドミュージック。とにかくA-5、Batucadaの激グルーヴィーなカヴァーばかりがピックアップされることが多いですが、このアルバムの持つ本来のフィーリングはとてもカフェ・ミュージックなもの。自然に回帰していくかのような優しい演奏は昼下がりに一人で落ち着きたい時に聴くのに最適。AB両面の1曲目はあまりにも民族調過ぎて僕にはちょっと受け付け難いですが、その他の曲はどれも程よい民族っぽさと洗練さが相反することなく共存していて好きです。ヴォーカル入りとインストのバランスもまた良し。前述のBatucadaを除けば、どの曲が優れているとかではなく全体として良い流れにあるアルバム。まさにAt The Living Roomな雰囲気を持つ一枚ですね。こういう再発が出てるものに関しては無理して高いオリジナルを買わなくても良いと個人的には思っています。まぁ人生の一枚と言うほど抜群に飛びぬけて好きというアルバムでもないですし・・・。
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