東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

原発反対

2011-03-16 | 私流
起こるかも知れない事は、どんなに万全の対策を施しても、起こる。これは、過去の事故を確率論から分析しても、容易に分かることだ。したがって、原子力発電所は、想定されることを計算して、二重三重に防御措置を施しても、事故は免れられない。

ということは、原発に電力を頼ることなく、経済や生活レベルを格段に下げて、我慢の生活を送るしかない。ここで賛否両論分かれることになるだろうが、私は、昔帰りの策を選びたい。経済レベル生活レベルを落としても良いから、安全に平和に暮らしたい。

私は単純だから、酒さえあれば、生活レベルを落とすことはなんら問題がない。笑
(写真は、私の事務所のカウンターに並べたワインである。これらは、原発の敷地に聳え立つ煙突とは大違い。なんとなく、人の情、温かみを感じませんか)




節約の心

2011-03-15 | 人生の気づき
小さな節約は、誘導法を間違えると、心を狭く暗くする。しかし、大きな節約は、心を暗くするどころか、その節約の意図に意味があれば、心を大きく開放できる。節約で、小さなことにこだわらない余裕を手に入れられれば、人間のスケールも大きくなる。

その意味では、今回の計画節電の推進は、大きな価値がある。これを経緯に、ものを大切にする意識を高めたいものだ。節約は、実は、「感謝の気持ちの火付け役である」から。


絶品パスタに口がとろける

2011-03-14 | 失敗の気づき
以前、イタリアンの美味い店があるとの情報を頼りに、訪れた店がある。しかし、噂とは大違い。味はさほどでもないし、マナーが悪い。何しろ、我々の客をほったらかして、身内の人と楽しくテーブルで語り合っている。したがって、店を出る前に、この店は絶対に次から利用しないと決めた。

その後、半年くらい経過して、先日、仕事先の人に連れられて入店した。私はご馳走になる立場なので、「この店は不味かったですよ」とも言えない。黙って素直に入ったが、しかし、ビックリした。以前と違って、格段に美味い。おかしいなと思って、シェフの顔を見ると、前の方とは違う。多分、前の人は、臨時に入った応援スタッフなのであろう。

怖いなあ。サービスは、一度、期待値以下の評価を下すと、クレームを出すより前に、この店は次から利用しないと決めてしまう。今回、このような出会いがなければ、永遠に「あの店は評判と違って、不味い」と喋り続けただろう。

おかげで、店の評価なり、人の評価を「ペケ」で下す場合には、慎重にしなければならないことが分かった。簡単に、「あそこは良くない、あの人は良くない」とは言うべきではない。反省である。

国家安泰

2011-03-13 | 人生の気づき
11日の地震と津波の大災害に、日本中が慌てふためいた。我々人間が、常日頃、如何に自然に守られて暮らしているか、その恩恵の気付きが少ない、その警鐘かもしれない。

したがって、12日の散歩のときにお参りする神社では、国家安泰のみを祈念した。いつもは、自分や家族の良縁成就が中心だが、この日は国家安泰のお願いのみ。そして、朝の読経のときも、国家安泰の祈念のみである。先ずは、自分が生きるためには、支えて頂く周り方々の存在が、絶対条件なのだから。私の気づきは遅いと、反省している。

貧乏神を大切にしよう

2011-03-12 | 人生の気づき
「貧乏神」と聞いて、楽しい顔をする人はほとんどいないし、ましてや歓待する人はいない。しかし、昔話には、貧乏神を大切に敬い祭って、幸福を手にした家や人物の話が出てくる。

貧乏神とは「黒暗天(こくあんてん)」という「女神」で、その姉は「吉祥天(きっしょうてん)」で福の神だとされている。この貧乏神と福の神の姉妹はとっても仲が良く、いつも二人いっしょに行動する。

したがって、貧乏神を忌み嫌ってぞんざいに扱ったり、嫌がったり、追い払ったりすると、姉の福の神は怒って災いを起こす。あるいは、これまで住み着いていた家を出て行って、その家が貧乏になる。

これは、「何でも表裏一体である」という陰陽道の考え方とも共通している。つまり、神とは、その人の心がけ次第で、福にも悪にも変わるという例えらしい。

したがって、四国ビジネスコンサルタントは、貧乏神大歓迎である。資金繰りに行き詰った会社支援のために、日夜頑張っている。必ずや、お姉さんの福の神が、喜んでくれるだろうから。


セルフイメージ

2011-03-11 | 経営の気づき
経営者は、会社の舵取りをする前に「自分の舵取り」をすることが大切だ。そのことを指し示しているドラッガーの言葉がある。「自分をマネジメントできない人間は他の人をマネジメントすることが出来ない」

しかし、この自己管理が一番難しい。そして、その自己管理の根底にあるのが「セルフイメージ」である。自分自身が自分自身をどう見ているか?その正しい「セルフイメージ」を持つことは、人生の舵取りの第一歩になる。

ある意味では、企業理念は企業の正しい「セルフイメージ」がスタートである。そして、成功しているほとんどの企業理念は経営者の生き方を反映したものになっている。とってつけた経営理念が成功しない理由はここにある。

つまり、社長が自分自身について正しいセルフイメージを持って「心の舵取り」が出来ていない時に、会社の舵取りも出来ないと言うことだ。

・自分はどういう人か?→自社はどういう会社か?
・自分はどうなりたいか?→会社がどのような状態になって欲しいのか?
・そのために自分は何を大切にするのか?→そのために会社では何を大切にするのか?

正しいセルフイメージを持てば、それが事業や会社を大きく発展させることにつながる。したがって、先ずは、セルフイメージだ。
(お恥ずかしながら、私のセルフイメージには、いつも写真のような背景が刻み込まれている/笑)

不道徳も時にはよし

2011-03-10 | 人生の気づき
「生きている」という意味の英語に、liveがある。この言葉をひっくり返すと、evil。evilの意味は、「悪い」とか「不道徳」。

要するに、生きて人生をおくる間には、善行ばかりでなく、時には悪行を行うこともある。禅語には「無事是貴人」という言葉があるが、なかなか貴人を目指すのは難しい。むしろ、我々凡人は、人間は悪行を犯す過ちも時にはあり、「悪行を許すことが出来れば、それで良し」としよう。

私の人生訓「不謹慎/中途半端/無意味」をベースにすると、「不道徳も時にはよし」ということになる。

贈る言葉

2011-03-09 | 経営の気づき
寒さにふるえた者ほど、太陽を暖かく感じる。
人生の悩みをくぐった者ほど、生命の尊さを知る。
この二つの言葉は、ウォルター・ホイットマンというアメリカの詩人の言葉だ。

私は、この言葉をもじって、不況の厳しい経済環境に立ち向かう経営者に向けた言葉を考えた。

資金繰りの厳しさに震えた経営者ほど、お客様のありがたみを痛切に感じる。
経営課題の悩みを数多く潜り抜けた経営者ほど、粘り強い取り組みの尊さを知る。
そして、問題に数多く対面した経営者ほど、環境に負けない人間力を作る。

四国ビジネスコンサルタント

2011-03-08 | 私流
ブログ開設以来、まだ事務所の紹介をさせてもらっていません。そこで、今日の私の誕生日を記念して、今回初めて、私の事務所をご紹介させて頂きます。もちろん、私流に、固くならないように、楽しくご紹介します。

事業コンセプトは「風」。クライアントの事業所に風を起こし、風向きを変えるのが我々の務めです。ときには、酒の匂いがするかも知れませんが、楽しく温かい風おこしを願っています。風を起こすとき、私の事務所だけで力が及ばない場合、弁護士・公認会計士・税理士・建築士・デザイナー・カラーコーディネーター・フードコーディネーター・IT技術者など、数多くの仲間がチームを組んで、クライアントを支えます。

仕事は苦しむためにあるのではなく、楽しむためにあると考えている我々は、楽しくない仕事は引き受けません。我儘ですが、その我儘があるが故に、活き活きと仕事ができます。したがって、我々の事務所は「お客様第一主義」ではなく、「スタッフ第一主義」で取り組んでいます。

何しろ、事務所の飲み会があるときは、飲み会のスケジュールに支障が出ないように、仕事を調整しますから、本当に我々は我儘です。しかし、「香りの残る仕事」をモットーにしていますから、お客様から苦情の出ることは一切ありません。

主な仕事内容は次の通りです。
【経営コンサルタント】
経営戦略、経営計画、マーケティング、人材育成、まちおこしが強い分野でして、これまで70以上の業界と700社以上の会社に関わってきました。
【社会保険手続き業務】
労働保険や社会保険の手続き代行業務、給与計算代行業務。

(写真は、昼よりも華やかな夜の事務所風景です。残念ながら、写真撮影当日は家族のみで、事務所スタッフは入っていません)

隠れ家の完成間近

2011-03-07 | 私の師匠
私の周囲には、何故か、個性的なビジネスマンが多い。先日、久々に、ある経営者の自宅に招かれ、仕事とはかけ離れた世界の話になった。彼の娘さんは、「父は兼業農家だ」と言っているが、確かに、事業経営を楽しんでいるというよりも、農業を楽しんでいると言った方が適切だ。(因みに、今回ご紹介した方は、このブログに何回か登場した、百姓志向の経営者とは別な方です)

その彼は、いま、男の隠れ家を建設中だ。その隠れ家は、「五感を楽しませる館」と位置づけられている。例えば、テーブルの下には「足湯」があり、自然の姿を映し出す大型スクリーンを配置し、ハーブなどの様々な香りを背景に流すといった感じである。勿論、食感を楽しませる場作りも設定しているとか。

この館が完成したら、酒を持参して乗り込むつもりだ。男の隠れ家は、私の憧れの世界だから、逃す手は無い。
(写真は、彼の館ではなく、私の知り合いの酒造メーカーに設置された舞台。ある意味、この空間も隠れ家であろう)


心をはじく嫌な言葉

2011-03-06 | 人生の気づき
言葉は、その人の人間性まで伝える、不思議な魔物だ。心が丸いと言葉まで丸くなる。勿論、その逆もあるから怖い。

その不思議な力を持つ言葉だが、私の嫌いな言葉は、他のものと区別するための言葉で、何となく上から目線で分類する言葉。例えば、「無職」や「中小企業」。

何か良い言葉はないのかな ?

ここが成長市場

2011-03-05 | 経営の気づき
消費が先細りして、多くの産業が存続に苦しんでいる中、今後30年間にわたり需要の拡大が確実視されている分野が一つだけある。それが、人が亡くなることに対するサポートやケアをするための市場であり、欧米では「デスケアサービス」と呼ばれている。例えば、葬儀サービスもその中に含まれるが、他にも色々ある。

将来人口推計によれば、一年間に亡くなる人の数は約120万人だが、2025年には150万人を超すようになり、それが2040年に160万人超のピークを迎える。その予測からすると、デスケアサービスが今後の成長市場であることは間違いない。

そのデスケアサービスは色々考えられるが、一つの事例をご紹介しよう。それは、中高年を対象にした「エンディングセミナー」。どんな人にも、いつか必ず訪れる“死”に対して正しい知識を学んで頂き、いざという時に困らない準備をしてもらうためのものだ。思考を及ばせば、他にも色々考えられるはず。


魚がない

2011-03-04 | 雑談
最近は、鮮魚小売店が減り、美味しい魚に出会う機会が激減している。先日も、私が久しぶりに酒を飲むだろうと、家内が、スーパーで刺身を買ってくれていた。しかも、松山では、高級品を扱っていると言われるSスーパー、価格も高かったと言っていた。

しかし、味は最低。鯛と烏賊だったが、味がスカスカで何の魚やら分からない。しかも、大根のケンも、水分が全くなく、パサパサ状態。水分がないから、醤油につけると、醤油を吸い上げてしまう。小さな刺身皿に入っていた醤油を、一気に全部吸い上げた。これには、ビックリ。

最近、若い人たちが魚を食べないと言われるが、このような刺身を食べていたのでは、魚が嫌いになるはずだ。やはり、遠くても、専門店に足を運ばなければならない。うーん・・・

経済不況による給与の減額によって、消費者は、多くの人が安いものを求めている。しかし、品質を求めている消費者がいることも忘れないで欲しい。酒と肴に目がない私は、高くても美味しいものが欲しい。うーん・・・
(写真は、当日の刺身ではなく、美味しかった懐かしの刺身の写真。今回は何の示唆も提供していない、単なるボヤキでした。ごめんなさい/笑)


会社の一体感作り

2011-03-03 | 経営の気づき
「会社の一体感は、どのようにすればつくれるか?」という質問を、いただくことがある。私の回答は、次のとおりだ。

◆同じ時間、同じことを毎日全員でやる
◆イベントを手作りで企画し、実行する
◆仕事以外の部分で、お互いをよく知りあう時間をつくる

私の事務所の場合は、遊びの話、特に酒の話で盛り上がるので、仕事に疲れると、酒の話を切り出す。いわゆる、情報交換だが、皆が好きなので、これで疲れを忘れ、一体感が味わえる。本当にわが事務所は、単細胞の集まりである。笑



自然は正直者

2011-03-02 | 雑談
植物は人間以上に、温度の変化に正直だということを示す、こんな話がある。

まったく同じ種類の木で、同等の状態のものが2つ、隣同士に並んでいた。寒くなり、紅葉が始まってきた。しかし、2本のうちの1本は、他の木と同様に紅葉を始め、秋らしく、冬の訪れを告げた。にも関わらず、すぐ隣にある木は、まだ緑のまま…。同じ種類で、同じ大きさなのに、どうしてか?

実は、紅葉しない木のそばには、「街灯」があったのだ。夜の間、煌々と暗闇を照らす街灯は、熱を発生している。その熱が木にかかって、隣同士なのにも関わらず、街灯の熱にあたっている木は「温度変化」を察知できずに、紅葉もしなかった。

自然は時に「驚異」とか言われるが、実は、小さなところで、人間によって自然を変えている部分も多い。我々も気をつけなければならない。