東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

セルフイメージ

2011-03-11 | 経営の気づき
経営者は、会社の舵取りをする前に「自分の舵取り」をすることが大切だ。そのことを指し示しているドラッガーの言葉がある。「自分をマネジメントできない人間は他の人をマネジメントすることが出来ない」

しかし、この自己管理が一番難しい。そして、その自己管理の根底にあるのが「セルフイメージ」である。自分自身が自分自身をどう見ているか?その正しい「セルフイメージ」を持つことは、人生の舵取りの第一歩になる。

ある意味では、企業理念は企業の正しい「セルフイメージ」がスタートである。そして、成功しているほとんどの企業理念は経営者の生き方を反映したものになっている。とってつけた経営理念が成功しない理由はここにある。

つまり、社長が自分自身について正しいセルフイメージを持って「心の舵取り」が出来ていない時に、会社の舵取りも出来ないと言うことだ。

・自分はどういう人か?→自社はどういう会社か?
・自分はどうなりたいか?→会社がどのような状態になって欲しいのか?
・そのために自分は何を大切にするのか?→そのために会社では何を大切にするのか?

正しいセルフイメージを持てば、それが事業や会社を大きく発展させることにつながる。したがって、先ずは、セルフイメージだ。
(お恥ずかしながら、私のセルフイメージには、いつも写真のような背景が刻み込まれている/笑)