東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

絶品パスタに口がとろける

2011-03-14 | 失敗の気づき
以前、イタリアンの美味い店があるとの情報を頼りに、訪れた店がある。しかし、噂とは大違い。味はさほどでもないし、マナーが悪い。何しろ、我々の客をほったらかして、身内の人と楽しくテーブルで語り合っている。したがって、店を出る前に、この店は絶対に次から利用しないと決めた。

その後、半年くらい経過して、先日、仕事先の人に連れられて入店した。私はご馳走になる立場なので、「この店は不味かったですよ」とも言えない。黙って素直に入ったが、しかし、ビックリした。以前と違って、格段に美味い。おかしいなと思って、シェフの顔を見ると、前の方とは違う。多分、前の人は、臨時に入った応援スタッフなのであろう。

怖いなあ。サービスは、一度、期待値以下の評価を下すと、クレームを出すより前に、この店は次から利用しないと決めてしまう。今回、このような出会いがなければ、永遠に「あの店は評判と違って、不味い」と喋り続けただろう。

おかげで、店の評価なり、人の評価を「ペケ」で下す場合には、慎重にしなければならないことが分かった。簡単に、「あそこは良くない、あの人は良くない」とは言うべきではない。反省である。