お釈迦様が、ある王に招かれて説教に出向いた折のこと。王がたくさんの灯ろうをともしてもてなしてくれたが、それを見ていた一人の老婆が、自分もと、なけなしの金をはたいて一本の灯ろうに灯をともした。すると、明け方になると、王の灯ろうはすべて燃え尽きてしまったのに、老婆の灯ろうはますます輝いていた。この言い伝えが、「長者の万灯よりも貧者の一灯」という言葉になった。金をかけたものよりも、わずかであっても真心のこもったものの方が尊い、というたとえである。
この言葉を思い出したのが、タイのスラム街で日本の震災のために募金活動をしているニュースを見た折。募金活動では、たくさんの金額を集めることよりも、協力頂く方たちの想いを集めることの意義を、より重く感じた次第である。お金よりも想い、その何とかしてあげたい想いによって、人は救われると考えたい。
この言葉を思い出したのが、タイのスラム街で日本の震災のために募金活動をしているニュースを見た折。募金活動では、たくさんの金額を集めることよりも、協力頂く方たちの想いを集めることの意義を、より重く感じた次第である。お金よりも想い、その何とかしてあげたい想いによって、人は救われると考えたい。