東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

踊っちゃいました

2009-06-15 | 私流
土曜日の夜は、娘婿の二人を連れて街に繰り出しました。最後の仕上げは、いつものとおりジャズライブ(ムーングロウ)に行ったのですが、ドアを開けてびっくり。

女性客で店内がわいてます。しかも、中央部分では、中近東のあの衣装をまとってベリーダンスを踊ってます。月1回開催しているベリーダンスのイベントにめぐり合ったようです。ラッキー。

私はといえば、アルコールがかなり回ってましたから、一緒に踊っちゃいました。体をクネクネ。(写真は上手に撮れませんでした。ごめんなさい)

人生の寄り道

2009-06-14 | 失敗の気づき
私がこれまでの人生の中で、どこで寄り道をしていたか、寄り道した場所を数えてみました。

一つ目は、就職浪人。
大学を卒業してNECに入社したのですが、大企業の歯車になじめず、飛び出してしまいました。そして、次の職を探すまでの間、しばらくは就職浪人です。このときは、社会からはみ出している自分がつらかったですね。

二つ目は、夢探し。
私が本当にやりたい仕事は何なのか、その夢を追っかけていました。しかし、その夢は、遠い世界ではなく、身近な足元に見つかりました。大発見的に気づいたのではなく、生活の延長の中で、徐々に気づかされたような気がします。

三つ目は、酒。
酒がもとで大きな失敗をいくつかしました。一つは就職試験。そして、中小企業診断士の資格試験。他にも色々。でも、後悔はしていません。全てが、あるべき流れとして、受け入れてます。

どの失敗も寄り道も、いま思えば、楽しい思い出です。

考えを 直せばふっと 出る笑い

2009-06-13 | 私の師匠
5年前の7月14日、私の尊敬している経営者、H氏をねぎらう会が、いよてつ高島屋ローズホールにて催されました。同氏が、関係している企業や団体の代表者を引かれるため、関係者が集まって、これまでのご苦労をねぎらおうというものでした。

パーティー会場には200名を超える人が参集しましたが、正面看板に掲げてある言葉が素敵でした。その言葉「考えを 直せばふっと 出る笑い」は同氏の好きな川柳ですが、この方のこれまでの生き方そのものでもあります。

どんなに苦しいときでも、その苦しい問題を180度異なる方向から眺めてみると、障害でも何でもない簡単なことに思えてくるというものです。確かにそうかもしれません。地獄の苦しみを作っているのは自分本人であり、考え方を変えれば、地獄の苦しみから抜けられ、ふっと笑いさえ出てきます。

日専連の全国組織の理事長まで務められた方なればこその生き方、そして、考え方、同氏にはこれまで多くのことを学ばせて頂きました。今後も、私が苦しいことに出会ったとき、思い出したい言葉としてよく噛み締めておきます。

全てにおいて無駄はなし

2009-06-12 | 人生の気づき
何事においても、無駄なものは一切ありません。例えば、人生において、就職浪人をしていたときでも、窓際族になって閑職に追いやられていたとしても、何らかの貴重な体験をしたはず。

住空間においても、無駄な空間は一切ありません。むしろ、無駄かなと感じられるような位置づけの方が、贅沢感を味わえる場所かも知れません。

私の事務所の裏には、2坪ほどの小さな庭がありますが、疲れたとき、振り返ったときの花の鮮やかさは、私に小さな勇気を与えてくれます。

インターンシップ・フェア

2009-06-11 | 雑談
私の学生時代は、目的意識や問題意識が薄く、なんとなく学生時代をおくっていたように思います。しかし、先日、「今の若者はすごいな」という驚きを得た貴重な体験をしました。私とは大違い。


5ヶ月間のインターシップにおける体験を、3人の大学生が発表。場所は愛媛県立図書館の多目的ホール。私は審査員としての参加です。
http://npoeyes.blog15.fc2.com/

人前で話をするのが苦手だった営業志望者は、自分が変貌していく姿を楽しんでいました。あるいは、お客様とのコミュニケーションを深めるための情報誌を発行した人は、20名のお客様からサンキューレターもらったそうです。さらに、地域の高校生を集めて、バスを仕立てて職業体験談を聞きに行く等々。

今後、お三方は今回の気づきを活かして、必ず、素晴らしい人生を歩み始めることでしょう。

教え方次第 ②

2009-06-10 | 経営の気づき
ある学校の先生がこんなとことを言っておられました。

「一人ひとりの生徒が光るように、自分自身に自信を持てるように、輝かせていくのが教師の役割だ。例えば、勉強の出来る子供たちに対しては、科目別に自信の持てる子を見つけて育て、勉強の出来ない子供は、美術とか書道といった具合に、別の能力を探し出す。喧嘩の強い腕白坊主も、腕力の強いことを褒めてやるべきだ。そのようにして、クラスの全員が自分に対して自信を持てるようになると、心根も優しくなる」


教師は、生徒たちに知識を詰め込むのが仕事ではなくて、知識を増やしたくなるように動機付けることが重要な仕事なのです。

企業経営も同様です。仕事を工夫する喜びを感じさせることが、経営者の重要な務めなのです。

教え方次第 ①

2009-06-09 | 経営の気づき
保育園における子供の教育で、大成功しているところがあります。その保育園では、音楽が流れてくると、知らない曲であっても、耳で聞いただけで鍵盤ハーモニカを吹くことが出来るとか。絶対音感を養っていますから、全ての子供が、その曲を即座に吹くわけです。

あるいは、逆立ちして歩くことも、出来るようです。色々なことを全ての幼児が行うからすごい。何故かと言えば、教育法が他の保育園とまったく異なるからです。

教育の秘訣、その一つは、「誰か一人出来るように育てた上で、そのあとは、競争力に任せる」手法です。出来る子供を目の前で見ると、子供の「やりたいという欲望の力」と「自分が出来る姿を描くイメージ力」は大きいですから、私もする、出来るようになるということで、必死に頑張るようです。



GMは再生出来るか

2009-06-08 | 雑談
果たして、GMは再生出来るでしょうか。私の予想では、6割の確率で出来ないと考えています。

その理由は次のとおり。
・大型車一辺倒の過去の古い経営方針を大きく舵とることは難しいでしょう
・方針転換/体質転換を行うためには、トップの強力な力と、トップを支える中堅幹部が必要ですが、首から上をそっくり挿げ替えられるかどうか、難しいと考えます
・これまで、無茶なローン設定によって消費者を支えてきましたが、今後はそれが出来なくなるでしょう

以上、厳しい状況を並べましたが、願わくば再生して欲しいですよね。でないと、世界経済がさらに深刻化しますから・・



「愚かさ」という常夜灯

2009-06-07 | 経営の気づき
多少のまじめさは必要ですが、生真面目すぎると大物にはなれません。人に対して、窮屈を感じさせるまじめさは、本物ではないと言うことです。

まじめさは、他人からは見えない程度に少々あれば良いのであって、度が過ぎると人から敬遠されがちになり人脈も狭くなります。実は、以前の私の欠点の所在地はここであり、人間改革に苦しんだ要素でした。

様々な動物を集める常夜灯のように、人を集めるためには、「愚かさ」と言う明かりが必要です。人を集めるその「愚かさ」は、「まじめさ」を程よく縮め、「深い知性」と「謙虚さ」を内包していなければなりません。

計算高い賢さではなく、損得を計算しない愚かさ、人は、この「愚かさ」に惹かれます。本能的、直感的に、この愚かさを感じると、人は近づいて来ます。

「商店街経営の支援」や「まち興しの支援」をさせて頂いて、つくづく感じるのがが、自分のことを計算しない愚かな人間を見つけにくくなったことです。私の愚かさと二人合わせれば、相当に愚かなことが出来そうなのですが・・・

ジャズに乾杯

2009-06-06 | 私流
私が飲みに出たときは、最後の締めは、ライブもしくは音楽の聴けるバーと決まっています。その一つがムーングロウ(松山市三番町3-2-8)。

先日は、「原信夫と♯&♭」のメンバーとして、綾戸智絵のバックメンバーとして、第一線で活躍されている岩見淳三のジャズ・ギターを楽しみました。マスターのピアノに加えて、ドラム・プレイヤー、ボーカリストも参加。ゴージャスな競演です。

酒と音楽があれば、天国です。因みに、私も飛び入りで、プロの方たちをバックに歌わせていただきました。私は天国だったけど、観客は地獄だったかな・・・

類は友を呼ぶ

2009-06-05 | 人生の気づき
私の子供は、二人ともに女の子です。しかし、偶然の一致か、その連れ合いは、どちらも酒が好きです。

事務所スタッフも、偶然の一致か、歴代のスタッフが酒好きです。面接試験で、酒が好きかどうかをチェックしているわけではないのですが、結果的にノンベェーが揃いました。

友人もノンベェーが多く、仕事仲間も同様です。

昨年は、千代の亀101の会を立ち上げて、日本酒好きのメンバーを76名集めました。最終的には101名集める予定ですが、101名揃ったパーティーを想像すると、涙ぐむほど楽しくなります。

大物とは

2009-06-03 | 人生の気づき
人として、自分の欠点(悪い癖)を直そうとするのは間違いではないのですが、しかし、その直し方には、一つの考え方を持つべきです。即ち、やすりをかけるような強制的な直し方ではなく、むしろ、その欠点を放置し、人間としての器を大きくして、悪い癖が飾り物になるような直し方が正しいと思われます。


自分の欠点が自分自身気になる、あるいは、他人から指摘される、このような欠点が目に付く状況では駄目ですが・・・
それらの欠点が飾りに見えてくれば、本物です。

真の大物は、良い意味でどこか足らぬところがあるものです。それが魅力であり、風格なのです。

残念ながら、私には足らないところばかりなのですが・・・


楽に生きるコツ

2009-06-02 | 人生の気づき
人は、「欠点を直せというよりも、長所を伸ばしなさい」と言われる方が楽です。実は、長所も短所も、その人が持ち合わせた、たまたま持っている「癖」なんです。良い、悪いと区別することよりも、一つの癖とみなすべきでしょう。

したがって、悪い癖を直すことよりも、良い癖をもっと伸ばして、悪い癖が見えないようにしてしまう、こちらの方に力を注ぐべきではないでしょうか。

大木も、その木がまだ小さいときは曲がっていることが気になっても、大きく育ってくると、その曲がり具合が気になりません。むしろ、ちょっと曲がっていることが、一つの味わいにもなります。

人間の器が大きくなれば、その人の悪い癖も、一つの愛嬌となりますから、不思議です。


取引先の活用

2009-06-01 | 経営の気づき
経済環境の厳しい昨今、各業界とも競争は熾烈を極めています。そのような厳しい環境を生き抜かなければならない企業は、他社の持たない独自の手法を構築することが必要です。

例えば、どのような取引先を選ぶか、その取引先に対して何を要求するかも、独自能力の一つに成り得ます。通常の企業は、仕入れ納品価格の比較によって取引先の選択を行いますが、果たしてこれだけで良いでしょうか。

次に、分かりやすい事例を一つ提供しましょう。某スーパーは、商品の棚割を全て取引先の卸会社に任せ、仕入れ商品の検品も一切行っていません。メリットは、入荷検品の人件費のカット」と「売り上げ効率の高い売り場作り」「商品回転率の向上」です。

ただし、POSレジから吸い上げた単品ごとの販売デーと月次棚卸の結果から、自動的に納品数量を計算し、同社に対する支払金額も所定の計算方法によって自動的に導き出します。

要するに、卸会社の棚割管理の拙劣が支払い金額に影響するため、もともと同社の強みであった棚割管理にさらに磨きをかけようとするわけです。スーパーの乏しい人材を補うために、取引先の人材を活用するこの手法、なかなか見事です。