ことのは

初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。と、ヨハネは言う。まことに、言葉とは不可思議なものである。

東大脳

2021-05-03 06:05:29 | 日記・エッセイ・コラム
東大脳と謂う。
これは私が勝手に名付けたもので、
ある種の脳のことです。
非常に優れていて脳としては最高であります。
素晴らしいと言えば素晴らしいのですが、
それが落とし穴になる。
そういう脳のことです。
日本学術会議の会員に典型的に見られる。
所謂東大出身とは限らない。
・・・・・
ところでオタクと言われる人がいる。
ひとつの物事に興味を持ち徹底的に追求する。
損得や世間の評判などは気にしない。
そしてそれを極めるのだ。
以前は大方はバカにされていたが、
昨今はそういうことはなくなった。
時にはいい意味にも使われている。
それをオタク脳と謂えば、
この東大脳はその逆です。
ちなみに昔は、
学者先生を指して学者バカと言うこともあった。
ここでのバカは二通りの意味がある。
ひとつは物事にのめり込んで研究する態度で、
これはむしろ尊敬を持って言われた。
ひとつはそれゆえ世間には疎く常識に欠ける、
これはまんまバカという意味である。
ということだが、
これは正しくはオタクでありオタク脳である。
学者バカとはつまりオタクなのだ。
知っての通り、
オタクは自分を誇示しない。
世間に媚びない。
ゆえに一見常識に欠けて見える。
でもそこに悪意は欠片もない。
嫌らしい見せかけの善意もない。
素であり興味一筋である。
なんとも心地がいいのだ。
そんなこんなで、
私は思うのですが、
これは立派な尊敬だと。
・・・・・
そこで東大脳のことです。
これは自分が優れていると思い込んでいる。
確かに脳は優れていて性能がいい。
だからうぬぼれる。
それを世間に誇示する。
だから返って世間を気にする。
そして媚びを売る。
しかもその性能の良さゆえ、
ときに気まぐれであり、
一途さには欠ける。
本当の業績には欠けがちなのだ。
それはそうだろう。
物事を極めるには雑音は避けなければならない。
その雑音が入りやすいのだ。
お分かりだろうが、
本当の学者になろうとするなら、
学者バカでなければ。
さらにである。
昨今のように、
政治に利用されるのは最悪である。
特に文系は危険である。
歴史や経済などは最も利用されやすく、
今やプロパガンダ化している。
理系にしても注意が必要です。
世間を欺くために、
その肩書と成果が利用される、
それも捻じ曲げて。
・・・・・
冒頭にも触れたが、
学術会議の会員は典型的である。
シナの軍事研究には協力しても(間接的であっても)、
日本の軍事研究には協力しない。
意味不明である。
これは軍事研究の拒否でないのは明らか、
ただ日本を否定したいだけ。
それにである、
人を傷つけるのを良しとしないのはまだしも、
人を守ろうとすることをも良しとしないのだ。
軍事研究には両面あると謂うに。
よくぞここまでひん曲がったものである。
また学者ではないが、
テレビによく出てくる人達で、
同類の者たちがいる。
池上某とか林某らである。
彼らの実際は知らないが、
私にはそのように見える。
そのほかにもテレビには東大脳が溢れている。
だから最近はほとんど見ない。
結論、
テレビに溢れる東大脳より、
ネットで垣間見るオタク脳、
うん。

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