ことのは

初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。と、ヨハネは言う。まことに、言葉とは不可思議なものである。

半島の不思議

2019-04-15 12:37:35 | 日記・エッセイ・コラム
先ごろ米韓首脳会談が行われた。
その前には米朝首脳会談もあった。
どちらもほとんど成果はなかったようだ。
それに付けても半島は不可解だ。
基本的に分からない。
まったく分からない。
朝鮮併合は日本の負担であり、お荷物であった。
それを敢えて実行したのは一に安全保障の為であった。
当時の朝鮮には収奪に耐えるものはなかった。
一方的な持ち出しであったのだ。
そんなことは各種文書や記録により明白である。
確かに所謂本土日本とは一線を引いていたかも知れない。
しかしそれはむしろ遠慮であった。
あくまで朝鮮は朝鮮として自立させようとしていた。
時に日本ではあったのだが。
・・・・・
百田尚樹氏の言を借りるまでもない。
だが今の韓国は見るも無残である。
絶賛崩壊中である、その精神が。
日本時代に芽生えた心の柱が完全に崩壊している。
同じ併合時代を生きた台湾には残っているが。
否もともとあったのだ台湾には、
多民族ではあるがそれぞれに精神の柱が。
そこに日本精神が融合したのだ。
それが脈々と続いている。
私はそう思っている。
理由は明白だ。
朝鮮には長い歴史の中で中華思想が根付いていた。
小中華とも言われ、骨身に沁みついた事大主義が。
それが一時的に洗われたのだが、
その小中華(事大主義)がまたぞろ出てきてしまった、
どうしようもなく。
そも台湾は文化的には中華的であったろうが、
辺境の地でもあり中華王朝の実質的支配はなく、
本土中華には染まっていなかった。
それが私の見立てである。
・・・・・
ところで今沖縄や北海道(アイヌ関係)で、
主体思想研究会なるものが悪さをしている。
リベラル界隈と結託し政治にまで口を出す。
主体思想とは北朝鮮の精神運動のことです。
実際の所は、その内容はほとんど知らない。
しかし字面を見れば何となく分かるのです。
それは事大主義からの脱却を目指している。
日本時代に芽生えたであろう精神の主柱を、
それをもとの事大主義に戻らないようにと。
自分のことはあくまで自分でということだ。
そういうことなら大いに理解できるのだが。
もしそうなら、今の韓国とは水と油である。
北朝鮮は韓国を完全に見下しているだろう。
利用価値があるから只利用しているだけだ。
確かに韓国の無様さに比べ、北朝鮮はしたたかではある。
憎らしいほどに。
シナにも媚びへつらってるようには見えない。
アメリカともガチンコで勝負している。
その点は筋が通っている。
・・・・・
それにしても分からない。
北朝鮮は日本をどう思っているのか。
韓国ほどあからさまな反日ではなさそうだ。
政治的スタンスは勿論反日なのだが。
金一族は個人的には日本が嫌いではなさそうだ。
漏れ聞くところの話では。
それにしても分からない。
国連加盟国の多くは彼の国と国交をもっている。
主な国で国交がないのは日本とアメリカと他にフランスぐらいである。
東アジアの国とは結構行き来があるようだ。
それ以外の国ではそも関心が薄いだろうが。
隣国であるのに日本人が最も知らないのだ。
これは奇妙である。
これは異常である。
何でだろう。
もと日本なのに。
拉致問題があるからだろうか。
それにしてもなぜ拉致なのか。
それも分からないし、
さっぱり分からない。
・・・・・
今巷では安倍総理が金正恩と会おうとしているとか。
難しいと思うのだが。
それが実現したら、
日本が北朝鮮と国交を持つことになったら、
どうなるのだろう。
そうなれば大転換である。
東アジアの大転換となる。
その時こそ日本が本当に復活する時かも…。
大いに期待している。

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