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ことのは

初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。と、ヨハネは言う。まことに、言葉とは不可思議なものである。

混乱の原因

2014-07-21 09:36:51 | 日記・エッセイ・コラム

すべての生物には知の力がある。

生きるための知恵である。

故にこそ生きている。

で、その発信元は魂である。

すなわち、魂(こん)と知(ち)がある。

・・・・・

魂は造物主との接点である。

生物存在の原点であり核である。

魂から知が派生する。

その知が生物の多様性になる。

人もまたその中のひとつに過ぎない。

魂と知は本来一体である。

が、人の知は魂から離れた。

知そのものが魂となった。

それが言葉である。

・・・・・

言葉は取扱注意である。

言葉は魂とともに在らねばならない。

だが、言葉は言葉自身が魂となる質を持っている。

現下の世界は言葉が一人歩きしている。

原爆、原発などが混乱の元凶であると言われるが、

それは表面的なことである。

その根っ子にあるのは、

言葉の暴走である。

さりながら、その解決をなお言葉でなそうとする。

それは無理である。

そもそもの原因が言葉なのだから。

・・・・・

新聞などマスメディアは「嘘・誤・偏」を織り交ぜて、

連日言葉をまき散らしている。

この状況で混乱が治まることはない。

増大する一方である。

矛盾である。

混乱を鎮めるために言葉を使っているつもりが、

その言葉こそ混乱の原因である。

言葉を捨てよ。

捨てられないなら、治めよ。

魂の内に治めよ。

・・・・・

治める方法はある。

それは祈りである。

祈りの世界へ戻るのである。

言葉が祈りとともに在る世界へ。

それは所謂宗教のある世界ではない。

宗教以前の世界である。

もはや無理だろうか。

この混乱を断つのは破壊しかないのか。

さて、どうなるのやら。


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