ことのは

初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。と、ヨハネは言う。まことに、言葉とは不可思議なものである。

成長は素晴らしい

2018-09-17 11:27:42 | 日記・エッセイ・コラム
日本人の働きがある限り、
円は紙切れにはならない。
とは言うものの、
働き量が一定なのにお金を増やせばお金の価値は下がる。
逆から見れば、働きの価値が上がるとも言える。
相対的なものであり、単に比率の問題だ。
価値の実体は何も変わらない。
それにしてもこれは実体経済での話であり、
増やしたお金がマネーゲームに流れるばかりなら、
それも変わらないだろう。
多少の影響は…。
・・・・・
国民経済にとって、
働き量(成果=価値)が増えるのは素晴らしい。
これには二つの要素がある。
一つは働き手を増やすこと。
新たな働き手の発掘もありだが、
失業率を低下させることになればなおいい。
移民は問題が多過ぎる。
日本が好きで、喜んで来る人はいいのだが。
一つは技量の向上をもって増やすこと。
これはなおいい。
国民一人ひとりの収入が増えるから。
どちらにしても素晴らしい。
規模の拡大はお金を増やすことになる。
それは経済を回すのに必要なのだ。
ここにミソがある。
お金を増やすとは紙切れが金になるということだ。
成長は紙切れが金になることを許すのである。
日本人の働きがそれを担保する。
しかして、それを享受するのは通貨発行権を持つ者である。
それが国なら、最初に使うのは国(政府)である。
財源は税金だけではないのだ。
だから経済成長は素晴らしい。
・・・・・
だが際限なく成長するのは難しい。
それは時に資源の浪費になる、そして自然破壊に繫がる。
敢えて言えば、今のシナがそれである。
成長を求めれば、どうしてもそうなる。
ならば成長を求めないというのも、一つの方法である。
それを成熟経済とか言っている。
先進国はどうもそのようである。
なかなか成長しないのだ。
お金を刷っても刷っても成長しないのだ。
それはそうである。
新しい価値の創出が無い限り、それはできないのである。
それでもそれを為そうと思えば、破壊するしかない。
壊れれば成長が見込めるのだ。
そこに戦争の誘惑がある。
現実が膠着すればするほどその誘惑にかられる。
はたして第3次世界大戦はあるのか。
人間の馬鹿さ加減に鑑みれば…。
桑原!桑原!