神という言葉がある。
言葉の始めは音である。
話し言葉である。
「かみ」は「神」と書くが、
「上」と書いても「かみ」と読める。
漢字はそもそも当て字である。
神と上は同じ根を持つ。
・・・・・
「かみ」とはつまり自分から見て上ということである。
自分を人と置き換えれば、人より上ということである。
人(自分)より上の大いなるもの、
それが「かみ」である。
日本の旅館では仕切る者を「おかみさん」と呼ぶ。
宮中では天皇のことを「おかみ」と呼ぶらしい。
「かみ」とは自分より上のものである。
古来日本では目上の者を呼ぶときは名前を呼ばない。
だから「かみ」と呼ぶのである。
・・・・・
日本人はよく神に祈る。
神社に詣でるだけが祈りではない。
無意識に祈ることがある。
どうしようもなく困った時など。
祈りは一見頻繁にはなさそうだが、
本来日常的なものである。
日本人にとっては。
祈るには相手が必要である。
相手あっての祈りである。
「かみ」の前でひたすら謙虚になる。
その謙虚さが心を鎮める。
そして鎮められた心が次に躍動する。
それが祈りである。
祈る相手は普通は神である。
でも神でなくてもよい。
「かみ」であれば何でもいい。
人でもいい。
他の動物でもいい。
木や石でもいい。
存在するものすべてに謙虚になれば、
存在するものすべてが「かみ」である。
謙虚の真(まこと)である。
それが日本人の祈りである。
・・・・・
天皇は祈り主である。
日本人総体の芯として祈り続ける、
心柱であり祭祀王である。
かくいう天皇を戴く日本は、
まさに祈りの国である。
言葉の始めは音である。
話し言葉である。
「かみ」は「神」と書くが、
「上」と書いても「かみ」と読める。
漢字はそもそも当て字である。
神と上は同じ根を持つ。
・・・・・
「かみ」とはつまり自分から見て上ということである。
自分を人と置き換えれば、人より上ということである。
人(自分)より上の大いなるもの、
それが「かみ」である。
日本の旅館では仕切る者を「おかみさん」と呼ぶ。
宮中では天皇のことを「おかみ」と呼ぶらしい。
「かみ」とは自分より上のものである。
古来日本では目上の者を呼ぶときは名前を呼ばない。
だから「かみ」と呼ぶのである。
・・・・・
日本人はよく神に祈る。
神社に詣でるだけが祈りではない。
無意識に祈ることがある。
どうしようもなく困った時など。
祈りは一見頻繁にはなさそうだが、
本来日常的なものである。
日本人にとっては。
祈るには相手が必要である。
相手あっての祈りである。
「かみ」の前でひたすら謙虚になる。
その謙虚さが心を鎮める。
そして鎮められた心が次に躍動する。
それが祈りである。
祈る相手は普通は神である。
でも神でなくてもよい。
「かみ」であれば何でもいい。
人でもいい。
他の動物でもいい。
木や石でもいい。
存在するものすべてに謙虚になれば、
存在するものすべてが「かみ」である。
謙虚の真(まこと)である。
それが日本人の祈りである。
・・・・・
天皇は祈り主である。
日本人総体の芯として祈り続ける、
心柱であり祭祀王である。
かくいう天皇を戴く日本は、
まさに祈りの国である。