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ことのは

初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。と、ヨハネは言う。まことに、言葉とは不可思議なものである。

後から来た人たち

2014-11-06 08:49:09 | 日記・エッセイ・コラム
日本を造った人たちは、
日本列島を目指してやってきた。
船団を組んで海路で。
遅れてなお多くの人々がやってきた。
大陸を横断して。
中には同じような時期に来ていた人もいただろう。
・・・・・
後から来た人たちで、
なお先に来た人々がいる。
出雲族である。
彼らは主に朝鮮半島南東部を経由しただろう。
朝鮮半島南東部(新羅)から来れば、
黒潮分流に乗って出雲に着く。
あるいは伯耆、因幡、若狭あたりに。
その後来た人たちがいる。
おそらく西暦紀元後であろう。
彼らは主に朝鮮半島南西部を経由している。
朝鮮半島南西部(百済)から来れば、
対馬、壱岐を経由して九州北岸に着く。
天孫族である。
・・・・・
日本には八百万の神がいる。
出雲族の神は大国主であるが、
それはスサノオの系譜である。
天孫族の神はアマテラスである。
古事記、日本書記によれば、
スサノオとアマテラスは兄弟姉妹である。
つまりは同族であるということだ。
先に来た出雲族はすでに国を造っていた。
同じような時期かそれより先に来ていた人たちとは、
特に争うこともなく。
あるいは協力して。
それはイザナキの神の系譜である。
そこでである。
事情は分からないが国譲りがなされる。
出雲族から天孫族へである。
これも古事記、日本書紀に記されている。
国譲りというが、
幾多の争乱もあっただろう。
最終的に譲るということになったのである。
・・・・・
なお国譲りは二回ある。
出雲の国譲りおよび大和の国譲りである。
その間の事情は古事記、日本書紀に記されている。
近年まで作り話ではないかと思われていた。
しかし、どうも事実らしい。
さすが正史である、
古事記、日本書紀は。