どうもいけない。
なんと言うか、嫌いで馴染めないことがある。
責任という言葉の扱いである。
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責任とは取るものであって、取らせるものではない。
と、思っている。
取らせるものは、罰である。
責任を取らせるというのは罰を与えることである。
それは責任という言葉になじまない。
責任とは本来自発的な行為である。
取るものである。
昨今の状況を見てると、
責任は取るものではなく、
取らせるものになってしまったようだ。
嘆かわしい。
食品偽装問題にも現れているが、
誰も責任を取るということがない。
あっても、
皆取らされているのである。
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自分のしたことは自分の責任である。
当り前である。
責任を取らないのは実は何もしていないからである。
バブル全盛の頃、経営がおかしくなった会社はいくらでもあった。
でも、責任を取ったということはつとに聞かない。
皆時代のせいにした。
本気で経営しておかしくなれば、当然責任を取る。
してみれば、
本気で経営した者がいなかったということである。
たぶん、それが真実だ。