ことのは

初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。と、ヨハネは言う。まことに、言葉とは不可思議なものである。

責任

2013-11-15 10:57:38 | 日記・エッセイ・コラム

どうもいけない。

なんと言うか、嫌いで馴染めないことがある。

責任という言葉の扱いである。

・・・・・

責任とは取るものであって、取らせるものではない。

と、思っている。

取らせるものは、罰である。

責任を取らせるというのは罰を与えることである。

それは責任という言葉になじまない。

責任とは本来自発的な行為である。

取るものである。

昨今の状況を見てると、

責任は取るものではなく、

取らせるものになってしまったようだ。

嘆かわしい。

食品偽装問題にも現れているが、

誰も責任を取るということがない。

あっても、

皆取らされているのである。

・・・・・

自分のしたことは自分の責任である。

当り前である。

責任を取らないのは実は何もしていないからである。

バブル全盛の頃、経営がおかしくなった会社はいくらでもあった。

でも、責任を取ったということはつとに聞かない。

皆時代のせいにした。

本気で経営しておかしくなれば、当然責任を取る。

してみれば、

本気で経営した者がいなかったということである。

たぶん、それが真実だ。