創価学会の信仰に功徳はあるか?

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312.仏教と心理学の基本図書の紹介(2018年01月頃更新)

2010年12月12日 19時53分15秒 | 創価学会
知り合いの依頼で仏教、心理学、マインドコントロール論、カウンセリングの基本図書名を記載します。
但し、高校生以下や学会婦人部などの初心者中の初心者向けは除く。
出版社は割愛し、タイトルと著者でネット検索して下さい。

●必読

岩波文庫 中村元(訳) シリーズ。
ブッダの真理のことば・感興のことば
ブッダのことば(スッタニパータ)
神々との対話(サンユッタニカーヤⅠ)
悪魔との対話(サンユッタニカーヤⅡ)
仏弟子の告白(テーラーガーター)
尼僧の告白(テーリーガーター)
ブッダ最後の旅(大パリニッパーナ経)

法華経 中村元(今は所持していません。)
あるいは
法華経 上中下 坂本幸男 岩本裕 岩波文庫

●参考図書

法華経入門 菅野博史
空と無我 定方晟
須弥山と極楽 定方晟
仏陀 増谷文雄
お経の話 渡辺照宏
仏教の常識がわかる小事典 松涛弘道
仏教入門 三枝充悳

依法不依人ではなく、創価などの教団や名誉会長など教団トップ「人師に執着」が強い人。
日蓮や戒壇の大御本尊、教団の精神、学会精神、創価班、牙城会精神などに執着心が強い人。
「怒り」と「恐怖」の言葉を思い浮かべたり、口にする人。
意見の合わない相手に怒りや恐怖を返すクセのある人。
◯◯を許さない!あいつは謗法だ!退転者だ!などという人。
法華講、創価、顕正会などで「俺は宗教の本を全部読んだ」「日蓮遺文を全部読んだ」とか言う人

こうした人々と私は付き合いにくいし問題言動が多い傾向があり、ホント、カンベンして欲しいと思います。
本来は過去の過ち(誤ち)を許すのが宗教です。
”ナツメ社 図解 仏教”などの基本的な本をしっかり読んだほうが良いでしょう。

「富士門流信徒の掲示板」難解ですが、犀角独歩さんのBlog「犀の角のように独り歩め」で紹介された書籍など。
あの辺りを積極的に読める人、読もうという人であれば、とうの昔に正宗や創価を止めると思います。

学会員であれば以下の本でもいいと思います。第三文明(創価学会系)の本です。
ブッダは歩むブッダは語る―ほんとうの釈尊の姿そして宗教のあり方を問う 友岡雅弥

◯足りなければ。

新版 鎌倉仏教の成立 松尾剛次
仏教要語の基礎知識 水野弘元

仏教要語の基礎知識よりも、買えるなら岩波の仏教用語の辞書が良い。

◯批判本 入手困難。

創価学会批判 復刻版 日蓮宗現代宗教研究所編
顕正会についてⅠ 26 日蓮宗現代宗教研究所編
顕正会についてⅡ 35 日蓮宗現代宗教研究所編

●宗教批判

詭弁論理学 野崎昭弘
↑これを読んでから以下の本を2つ読むと分かりやすい。
脱宗教のすすめ 竹内 靖雄
日本人はなぜ無宗教なのか 阿満 利麿

◯心理学的アプローチあり。

悟りの分析 秋山さと子

●オウム真理教
「オウムと私」 林 郁夫

●MC(マインド・コントロール)系 ここは必読

マインド・コントロールとは何か 西田公昭
マインド・コントロールの恐怖 スティーヴン ハッサン (著)浅見定雄 (訳)

マインド・コントロールからの脱出 パスカル ズィヴィー

他にもパスカル ズィヴィーさんの本は持っているはずなのですが、どこかにうもれて見つからず。

●JSCPR(JDCC)の本 非売品、入手困難

仏教者の入信問題への対応はどうあるべきか 貫名英舜  (日本脱カルト研究会JDCC:非売品 JSCPRの勉強会で頂いた?)

第3者説得に際し、第3者や家族へのガイドラインなどが書かれており今でもたまに読みます。
薄い冊子なので、日蓮宗の一般書籍に入れて一般販売して広く読まれて欲しい。

●社会心理学系 基本

社会心理学の基本の書籍であればどれでも可。できるだけ新しいものが良い気がします。
深層心理がわかる事典  南博  日本実業出版社

社会心理学 (図解雑学) 井上 隆二; 山下 富美代

●社会心理学系 その他

サイコパスという名の怖い人々 高橋紳吾 (←必読)
なぜ「エライ人」は馬鹿になるのか? 伊東明 (著) (←必読)
セラピー文化の社会学 小池靖
中途半端な人々 高橋紳吾
新宗教と日本人 浅見定雄
自己愛人間 小此木 啓吾
現代の精神分析 小此木啓吾
あなたの身近な困った人達の精神分析 小此木啓吾
絶対に自分の非を認めない困った人たち 斎藤茂太
平気でうそをつく人たち―虚偽と邪悪の心理学 M.スコット ペック (著), 森 英明 (訳)
カルト宗教 紀藤正樹/山口貴士
だからあなたは騙される 安斎育郎
子供のトラウマ 西澤 哲 講談社現代新書
心のメッセージ 池見 陽 講談社現代新書
毒になる親 スーザン・フォワード
毒親の棄て方―娘のための自信回復マニュアル― スーザン・フォワード(未購入)

子どもが育つ条件 家族心理学から考える 柏木惠子(←柏木惠子さんの本はもしかして必読?)

高橋紳吾、柏木惠子さんの本は他も読みたいと思っています。

◯積極的には紹介しない本

カルトを問い直す 櫻井義秀
(私は内容で必読だと思うのですが、残念ながら過日の件で積極的には紹介しません。)

◯その他

創価学会 島田裕巳
民族化する創価学会 島田裕巳
公明党VS創価学会 島田裕巳
池田先生の世界 ベンジャミン・フルフォード
創価学会とはなにか 山田 直樹

ざっくばらんですが新興宗教系でない各家庭の一般宗教であれば大きな問題ないと思います。
一般仏教系一般宗教系でなくて、教団や教団トップの色が濃い宗教は危険だとわかればいいのかもしれません。
そもそも戒壇の「戒」や「律」の視点からしてブッダの弟子檀那も日蓮の弟子檀那もどこにもいません。

●資料系

合本再販 創価学会の徹底的解剖・内部矛盾 日蓮宗現代宗教研究所編

現代宗教研究 三十八~四十二号 日蓮宗現代宗教研究所

日蓮正宗 著者別 教学関係 著作論文目録 富士宗学研究会 画仙堂・偏
(これで全てではないそうです。)

編年体 日蓮大聖人御書 創価学会 昭和49年6月1日 5刷
2018年1月頃追記。
御遺文、御書講義に関しては、高額でも日蓮宗の書籍を 「強くお勧め」 します。
創価の日蓮御遺文に関しては私のブログカテゴリー「日蓮系遺文」を読んで下さい。
創価版の遺文集は盗用剽窃があり、著作権法違反(の疑い)があります。

戸田城聖先生 論文集 創価学会 昭和35年8月23日
折伏教典 創価学会教学部 昭和43年9月18日(他の版は未調査)
価値的創造者 牧口常三郎の教育思想 DMベゼル 中内敏夫/谷口雅子 訳

なお、大木道惠さんの資料である創価学会関連書籍目録によれば40×26ページ約1040冊(+19冊)ある。(これでも全てではないそうです。)
批判本だけでなく、山崎正友や秋谷元会長、青木副会長、乙骨氏、創価学会教学部、第三文明、その他多数。

●カウンセリングやマインドコントロールの本を読んで気をつけてほしいこと。

過去に紹介した「西尾和美」さんの本など、安やぎの時間を持ったり自信を付けるなどの本であればどれでも良いと思います。そして、とても重要。
自分にあったものを自分で見つけることが大事です。
私の場合は海外のカウンセラーや心理学者よりも日本人のカウンセラーや心理学者が納得がいきます。

◯意見の異なる嫌な相手でも時には会話するか会話を続けてみてはどうでしょうか?

 というのは「自信がつかない」から話せない、「経験やスキルがない」から話せないのでは?というのが私の考えです。
経典や日蓮遺文でしか話すネタが無かったり、他者救済できないのでしょうか?
「自信がない」「経験やスキルがない」のであれば怒り狂って拒否、拒絶しても不思議ではない気がします。

◯心理学の本を読んでショックを受けたり自信を失っても自殺やひきこもりをしないことが大切。

また、カルト問題では「自己決定権の喪失」というテーマがあります。
自信(自己愛など)がなければ決定など出来ません。私は今までMCされていた為、自信をつけるスキルや経験が足りませんでした。

必ずしも自己決定権≒自信と決められませんが、創価などの正宗系教団で決定権を奪われていた人は、どうしても自己決定が出来なかったり、自己評価が低いと思います。
現代にも通用するのかもしれない、日蓮さんの思想や法華経思想、ブッダの思想、これらの延長となる思いやりや慈悲、優しさで自己の言動を決定していません。

◯創価などの正宗系教団の教団都合なマインドコントロールは「怒りと恐怖」です。

日蓮大聖人の仏法だぞ!御本仏だぞ!創価学会員だぞ!池田先生の弟子だぞ!俺は地涌の菩薩だぞ!創価班だぞ!おれば難しい教学を知っているぞ!俺は間違ってないぞ!(お前は間違っている、お前は邪宗教の人間だ!お前は魔だ!)という自信(歪んだ自信)と「自己評価が低いこと」が矛盾するように思えるかもしれませんが、裏表の関係にあると私は考えています。
創価学会などの正宗系教学は人を傷つけるための仏教であり仏教学であり、法主や会長の指導だったわけです。

普通の宗教は他人を無条件に愛するか慈悲で接するものです。

マトモな仏教学や心理学の読書をしても、MCがあり受け入れがたい内容だと攻撃されているような錯覚に陥るかもしれません。
今まで敵対組織を歪んだ嘘の仏教でねじ曲げて攻撃していた分、自分や愛すべき人に同じ”攻撃など、怒りや恐怖”を向けないように気をつけてください。もちろんできるだけでいいかと思います。少しずつ。一つずつ。ゆっくりゆっくり。

以上。随時追記

'10.12.14 誤記修正
2018年1月 追記更新

参考リンク
231.MC論、AC(アダルトチルドレン)、カウンセリング系、心理学系などの本の紹介 - 創価学会の信仰に功徳はあるか?
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10 コメント

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Unknown (米山士郎@管理人)
2011-05-05 12:44:17
S・ミルグラム『服従フクジュウの心理シンリ』(河出カワデ書房ショボウ新書シンショ)
http://www.geocities.jp/saikakudoppo/siryoshu/milgram02.html
返信する
Unknown (米山士郎)
2011-04-10 02:05:39
現代日本思想大系7『仏教』収録
吉田久一
1973年09月10日 初版第10刷発行

妹尾 義郎(せのお ぎろう)
「社会変革途上の新興仏教」
P289-P353 読了。

公明党議員とかが悪用しやすい内容。
MC(マインドコントロール)が抜けていない人や教団都合な人にはおすすめできない。もっと厳しく言うと、親鸞さんだけ、日蓮さんだけ、お釈迦さんだけといった特定人物を最上としたり絶対視したり、仏教最上とかいう人も向かないと思う。
現代からみると色々と問題点や合わない点があるが、参考にはなる。

なお、この本に牧口常三郎の「生活指導原理としての価値論」もあり。
返信する
Unknown (米山士郎)
2011-03-03 06:22:25
犀の角のように独り歩め:創価学会版『妙法蓮華経並開結』は春日版を底本としている
http://blog.livedoor.jp/saikakudoppo/archives/51827710.html
返信する
Unknown (米山士郎)
2011-03-03 06:21:48
妙法蓮華経並開結
2002年11月18日

P735
参考文献
「日蓮聖人真蹟集成 第七巻 (法蔵館)」

「定本 注法華経(上・下)」山中喜八編著

P738~P812
科段

----------------------------
私がバリさんだったときに買った本。

法華経を読むことももうないだろうと思って、オフ会の際にgree友さんに差し上げるつもりだった。オフ会がなく有耶無耶になってしまっている。

私も科段は今まで読んだことがなかったし、これからも読むことはないだろう。
日蓮遺文はともかくとしても経文からは離れたいし。矛盾してるけどね。(笑)

上段が5字+5字+5字(スペース2文字)の17文字ではないし、科段が独歩さんの望みの旧版のものとは思えない。gree友さんのOKがもらえて独歩さんが必要なら次回にでもお渡ししたい。

私のブログで正宗系信徒会員と法華経が議論になることはもうあり得ない(笑)だろうし。

この本を読んだ記憶はバリ活時代に殆ど無かったような気がする。実はチョンガーさんのHPを読んだ後か、JSCPRの勉強会の後、オフ会の後とかじゃないかな?

そもそも学会に入会してから十年以上たってこの本を購入しているわけだ。(笑) 本当なら順序は別にしても漢文法華経を読み、サンスクリット日本語訳を読み、その上で空や無常無我、中道とかを学ぶべきだろう。

返信する
Unknown (そううそ)
2010-12-16 22:23:16
こんばんは。
九十九さん
宗教関連書籍は簡単すぎましたかね?

私は今、

宗教を考える
なぜ「毒」にも「薬」にもなるのか?
櫻木健古
日新報道

を読んでいます。
返信する
ありがとうございます (九十九)
2010-12-16 21:41:55
先日はどうもでした。
紹介されている著作群ですが、所持しているものや既読のものも多少はあります。
最近は本を読むことが辛くなりました、年のせいですかね(笑)

今は中村元の「釈尊の生涯」を少しずつ読んでいるところです。
その他の本も追々読んでいきたいと思います。

ではまた。
返信する
Unknown (そううそ)
2010-12-14 21:17:12
ブリッジさん

>緩やかでいいので、デメリットを縮小してくれたらいいのになぁ

緩やかなんて言っていたら変わりませんよ。

日本の借金を国内全ての宗教教団に払ってもらって、宗教法人の廃止して、営利企業として再出発してもらうのがいいと思います。

宗教団体のトップの収入は地方公務員よりずっと下の給与でレベルでいいんじゃないですかね?

返信する
比叡山の記事をお願いします (ブリッジ)
2010-12-14 00:16:58
そううそさんへ
比叡山の話、チャンスがあったらまた話のネタにしたいので、是非とも記事をお願いします(^^)
引き出しが多いと助かります。

日本も成熟期を迎えて、既得権を持つ人と持たない人に別れてしまった。
持つ人は限界がくるまで手離さないでしょう。
人にも寿命がありますが、組織にも寿命があるはず。
緩やかでいいので、デメリットを縮小してくれたらいいのになぁ…
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Unknown (そううそ)
2010-12-13 00:54:20
ごぶさた。
ブリッジさん

心理学の本はともかくとして仏教の本はある程度理解したら不要になると思います。

現状の仏教界、お坊さんの言動をみれば、残念ながら、一般庶民にはデメリットのほうが多いというより殆どだと思います。

カルト、セクトなどの問題教団、というより宗教教団は百害あって一利なしかと。

そういや私が夏に訪れた比叡山訪問の記事、ほったらかしでした。(^_^;)
返信する
お疲れ様です(^^) (ブリッジ)
2010-12-12 23:43:56
参考になる本のまとめ、ありがたいです。
かと言って、今は読む暇もなく…(^_^;)

実は先日、比叡山にドライブに行きました。
残念ながら時間がなくて延暦寺参拝はせず、紅葉だけでしたが。
僧兵の存在をみても、人が集まれば力になるんですよね。特に同じ思想を勉強するのですからなおさら。
だから信長に焼き討ちされた。
少林寺なんかも同じなのかな?


友達に村上春樹氏のエルサレムでのスピーチ、ノーベル平和賞の劉氏のメッセージをメールしてみました。
政治的な側面もありますが、判断材料の一つとして情報を入れてみた次第です。難しすぎてわからない、と言われると思いますけど(^_^;)

近々、現代美術史をやるので改めて調べているのですが、岡本太郎氏やヨーゼフボイスなど前衛芸術家が中心の1960~70年代は社会変革への思想、運動が盛んだったようですね。
民主主義は、一人一人が考えて政治に参加することで、よりベターな選択をしていけるはずだったのになぁ。理想と現実のギャップを埋める作業が宗教活動ならいいのですが。


相変わらずまとまりのないコメントでスミマセン。
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