創価学会の信仰に功徳はあるか?

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「墓じまい」を知っていますか?僧侶が“お寺のタブー”挑戦

2015年07月13日 23時52分01秒 | 一般仏教
「墓じまい」を知っていますか?僧侶が“お寺のタブー”挑戦 (スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150713-00000084-spnannex-ent



スポニチアネックス 7月13日(月)10時55分配信

穏やかな表情で話す清野勉さん

 納棺を執り行う「おくりびと」は広く知られるようになったが、いま、墓を撤去する「墓じまい人」に注目が集まり始めている。跡継ぎがいないなどの理由で、先祖代々の墓を手放す人が増えているためだ。どんな作業をするのか。訪ねてみると、墓石だけでなく、依頼者の“後ろめたい心”も取り去ろうとしていた。

 ガガガ、ドドッ、ドドド…都内の静かな墓地に、コンクリートを砕く音が響き渡る。墓石を撤去し、骨つぼを取り出した後、“墓じまい人”清野勉(55)は基礎部分を壊した。かつては花が供えられ、線香の煙が漂っていたであろうこの墓の持ち主は、埼玉県三郷市に住む70代の男性。「跡継ぎがない上に奥さまを介護しなくてはならなくなり、墓参りが難しくなったことから依頼されました」と話した。

 ほとんど目にすることはない墓じまいの作業。骨つぼを出せば「はい終了」という簡単な話ではなく、墓のあった区画は更地に戻した上で返却するのだという。清野が僧侶と知って驚いた。ハンマードリルや小型ショベルカーを巧みに操っていたからだ。公営や民間の霊園では、魂を抜くためお経を上げる。作業は墓の大きさにもよるが、1~3日で済む。

 墓じまいの後、遺骨は別の墓に改葬されることもあるが、依頼人の多くは散骨を希望する。墓がなくなったら、自分の骨はどうするのか。「自分も先祖と同じように散骨してほしいとおっしゃられますね」

 墓じまいの理由は、(1)跡継ぎがいない(2)跡を継がないと子供に言われた(3)娘しかいない(4)檀家(だんか)料を背負わせるのはかわいそう(5)寺が代替わりした――などさまざま。核家族化、少子高齢化、晩婚化という社会的背景が、お墓事情にも大きく影響している。どこかで策を講じなければ、無縁墓になるだけ。それも困る。清野は「墓じまいをするのは後ろめたいことだという思いがある。お墓はいつかは絶えるもの、誰が悪いということではないという意識を持ってもらうことが大切」と話す。自分らしい最期を迎える“終活”が注目されお墓への意識も少しずつ変わってきたという。

 公営や民間の霊園なら、改葬手続きや作業も比較的簡単に済む。厄介なのは一部の寺院だという。檀家の減少は寺の存続にも直結するため、寺側は墓じまいを阻止しようと必死の説得を試みる。「ご先祖さまも悲しんでおられます」はまだ優しい方。中には「数百万の離檀料(これまでの寺へのお礼)を依頼人に請求したり、一緒に行った先では“地獄に落ちるぞ!”と言われたこともあります。困っている人を救うのが宗教であるべきはずなのに」。半年間にわたる交渉でやっと許されたこともあった。

 「お寺さんからしてみたら、自分のやっていることは嫌われることかもしれません。タブーへの挑戦なんです」と笑った。

 寺でのお勤めを経て、12年前に葬祭サービス「やすらか庵」(千葉市若葉区)を立ち上げた。散骨・粉骨業を中心にしていたが、5年ほど前から「墓を片付けるのはどうすればいいのか」という相談が増えたため、2年前に墓じまいをメニューに加えた。これまで約60件手掛けた。依頼者の多くは70~80代だ。雨の日は作業ができないこともあり、月3件で手いっぱい。もうかるのか。「借金はないので、損はしていないということなんでしょう」。なるほど、僧侶らしい答えが返ってきた。

 取材を終えた後、実は我が家も姉妹だけであることを告げた。「あぁ予備軍ですね。そういう方は本当に多いんですよ。元気なうちに考えてみるといいですよ。墓じまいは“心じまい”でもありますから」

 今月末は母の命日。父が健在のうちに家族で話し合い、心にある後ろ暗い気持ちを整理してみようと思った。 =敬称略=

 ≪1平方メートル7万8000円から≫「やすらか庵」の墓じまいの費用は、1平方メートル当たり7万8000円(税抜き)から。墓石撤去は石材店でも引き受けてくれるが、「全日本葬祭業協同組合連合会」(東京)は「データがなく、何社が行っているかは分からない」という。

 2013年度に墓じまい(改葬)された墓の数は8万8397件で、前年度の7万9749件より1割ほど増加している(厚生労働省「衛生行政報告例」から)。青山、多磨など8カ所の都立霊園を管理する東京都公園協会では高齢化による跡継ぎ減は織り込み済みで、98年に小平霊園(東村山市)内に合祀(ごうし)墓を設置した。今後は他霊園にも建設予定で「計画的に進めています」(同協会)という。
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