この辺で現在の音の解析をしてみる。
最近つくづく思うのは、このスピーカーは音場が平面だ。
奥行きがあまり感じられない。
音色は真空管的だがだいぶトランジスタに寄った。
これが私の嫌いなつるんとした感じ一歩手前、のよう。
ほんとはもう少し毛羽立った、ビロードのような質感が欲しいのだが、それにはプリの回路をもう一段増やしてカップリングコンデンサーなんかを使えばいい。
しかしそれをしないのは、この高解像度が有るから。
ここ2~3日、もう30年も前のCDで何度の聴いたアルバムから「まだこんな音が入ってたのか」という発見が幾度となくあった。
これはやめられない。
音場ももう少し広がった時もあったが、今は中音充実系に振った感じ。
でも不満なわけではない。
各個別の音は、押さえつけられる感じがする。
生き生き鳴らない。
押さえつけられた反動で発散する感じというか。
冷めざめ鳴る。
オーディオ的な音、回路を突き詰めるとこんな感じになるのか?
これらを諦めてもう一段増やしたプリ、例えばオートバランス型か二段増幅シングル型にすると良いのかもしれない。
それをやるとこの解像度が犠牲になるので多分やらない。
やるとすればサブ機。
ただ私にはサブ機として電圧伝送のプリ・パワーが有る。
パーツはそこそこなものを使っているが、配線材がイマイチ。
がバランスが良いのでリファレンス的に取っておいてある。
以前と比べると高低は充分伸びて中音域が充実している。
変な癖もないと思う。
これをもう少しほぐした音にするのは・・・・
見当もつかない。
ただ、それを実現したとしても今の音に戻ってくる。
そんな気はする。
20231123
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