analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

ラジ技誌のトランス

2024-08-02 00:01:48 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

暑くなってきたので真空管に火を入れるのは少し遠慮しよう。

というわけで、パワーを解体してみる。

思えばパワーはいつも夏の暑い時期に製作開始してた気がする。

 

 

 

その前に、やっておきたかったこと。

コアの積み増し。

巻き枠とコイルの隙間が少しあるのでつまようじの先端を突っ込んで固定してたが、そんなことするならコアの鋼板を増やしたら?

簡単に考えてた。

予備の鋼板が少しあったのでやってみる。

まずつまようじを取り除く。

コアにはシェラックを含侵させていたので一番上の鋼板を取り除く。

取り除く・・・

くっついて中々剝がせない。

何とか剥がしたら、なんとスペーサーが一段分の半分無かった・・・

左下のピンクの紙。対称形のもう一枚が無かった。

なんという・・・

この紙を正規にし、鋼板を二段乗せ、スペーサーをもう一段のせ、鋼板を一段乗せた。

 

 

このトランスは減磁のために鋼板の間にスペーサーを挟んでいると記憶している。

その方が音が良いのだそう。

スペーサー一枚に鋼板二枚。これの繰り返しで42段だったものを43段にした。

本とはもっと入れたかったが巻き枠が変形してて入らなかった。

それでもコアとコイルはほんのちょっとぐらぐらするが、まあ良しとしよう。

 

コアとコイルは密着してる方が良いと思うのだが。

マグネットワイヤーをコアに直接巻いたほうが良いと思うのだが、それだと生産性が良くない。

それでボビンを使うのだと思うのだが、こいつは必要悪?

 

ま、コアを増やしたことによる音質劣化は無いと思うが、まあ聴いてのお楽しみ。

 

 

このトランス、ネットで検索しても出てこない。

記憶では200セットは出てるハズなんだが。

音が良くないんか?

 

20240726

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